[あらすじ] 長い車旅のお伴はカーラジオ。
5月1日 早朝、山に登る。
登山道の整備されていない山で、身の丈よりも高い笹や
腰の高さの潅木の細い枝が絡み合うところを、藪漕ぎだ。
なんとか頂上まで行き、迷わないように緊張しながら降る。
疲れてきた頃、ポツポツと雨が来た。
この上降られちゃたまらない。
しかし良い勘が働いて、車に戻れた。
エンジンをかけ、ラジオをつけると、キャット・スティーブンスの
「雨にぬれた朝」がかかった。
やれやれ。
田子の町に出て、ガーリックセンターに寄る。
最近売り出しているガーリックステーキご飯を食べよう。
11時開店の少し前に着いたが、既に行列ができていた。
人の体にさえぎられて見えなかった、10分ほど経って予約表に気付いた時には
「本日のガリステご飯は売り切れです」と赤ペンで書き込まれていた。
とほほ。
しかたないので、空腹のまま十和田湖へ向かうことにした。
ラジオをつけると、民謡の時間だった。
聴いていると、お囃子が「ナニヤドヤラ ヨー」と唄う。
これは、キリストの墓のところで紹介されていた
謎の囃子文句ではないか。
聞いてみたいと思っていたら、聞けた。
ゲストは八戸生まれで南部育ちの民謡歌手、松田隆行さんだった。
南部を走りながら南部の唄が聞けた。
5月3日 一般道でずっと南下してきて、阿武隈山地の中で日が暮れた。
今夜のうちに、私にとっての東北の玄関である、里美村に着きたい。
朝4時から運転して、もう19時過ぎた。
移動距離が長い。
放送を聞いていると、いつしかノイズが多くなって、聞こえなくなってくる。
周波数を変える。
地方局は出力が弱めのようで、聞こえる範囲が狭いように思う。
地方では、選択肢は少ない。
NHKだけしか入らない場所も多い。
ラジオを道連れに旅すると、いつも思う。
NHKは文化に大きな責任を負っている。
東京に近くなると、たくさんの放送が入ってくる。
もうすぐ茨城というあたりから、聞こえる音楽が小ジャレてくる。
いや、なんだこれは。
どファンクじゃないか。
しかもライブ番組だ。
次のゲストは大阪モノレール。
曲はジェームス・ブラウンのものばかり。
疲れを忘れて他にライトも見えない真っ暗な田舎道を走る。
JBの曲なら、ホーンセクションのパートを歌いっぱなしに歌える。
里美に着いても番組は終わらない。
さすがファンクは止まらない。
リクエストコーナーでは、パーラメントのニー・ディープがかかる。
しかも全曲。7分以上あるのに。
ニー・ディープを。国営放送で聴くとは!
全国民がファンクを聴いているとは!!!
いいのか?Pファンクなんてイカガワシいものを国中で聞いていて。
日本大丈夫か?
まあ、いいか。
One nation under a groove!
5月1日 早朝、山に登る。
登山道の整備されていない山で、身の丈よりも高い笹や
腰の高さの潅木の細い枝が絡み合うところを、藪漕ぎだ。
なんとか頂上まで行き、迷わないように緊張しながら降る。
疲れてきた頃、ポツポツと雨が来た。
この上降られちゃたまらない。
しかし良い勘が働いて、車に戻れた。
エンジンをかけ、ラジオをつけると、キャット・スティーブンスの
「雨にぬれた朝」がかかった。
やれやれ。
田子の町に出て、ガーリックセンターに寄る。
最近売り出しているガーリックステーキご飯を食べよう。
11時開店の少し前に着いたが、既に行列ができていた。
人の体にさえぎられて見えなかった、10分ほど経って予約表に気付いた時には
「本日のガリステご飯は売り切れです」と赤ペンで書き込まれていた。
とほほ。
しかたないので、空腹のまま十和田湖へ向かうことにした。
ラジオをつけると、民謡の時間だった。
聴いていると、お囃子が「ナニヤドヤラ ヨー」と唄う。
これは、キリストの墓のところで紹介されていた
謎の囃子文句ではないか。
聞いてみたいと思っていたら、聞けた。
ゲストは八戸生まれで南部育ちの民謡歌手、松田隆行さんだった。
南部を走りながら南部の唄が聞けた。
5月3日 一般道でずっと南下してきて、阿武隈山地の中で日が暮れた。
今夜のうちに、私にとっての東北の玄関である、里美村に着きたい。
朝4時から運転して、もう19時過ぎた。
移動距離が長い。
放送を聞いていると、いつしかノイズが多くなって、聞こえなくなってくる。
周波数を変える。
地方局は出力が弱めのようで、聞こえる範囲が狭いように思う。
地方では、選択肢は少ない。
NHKだけしか入らない場所も多い。
ラジオを道連れに旅すると、いつも思う。
NHKは文化に大きな責任を負っている。
東京に近くなると、たくさんの放送が入ってくる。
もうすぐ茨城というあたりから、聞こえる音楽が小ジャレてくる。
いや、なんだこれは。
どファンクじゃないか。
しかもライブ番組だ。
次のゲストは大阪モノレール。
曲はジェームス・ブラウンのものばかり。
疲れを忘れて他にライトも見えない真っ暗な田舎道を走る。
JBの曲なら、ホーンセクションのパートを歌いっぱなしに歌える。
里美に着いても番組は終わらない。
さすがファンクは止まらない。
リクエストコーナーでは、パーラメントのニー・ディープがかかる。
しかも全曲。7分以上あるのに。
ニー・ディープを。国営放送で聴くとは!
全国民がファンクを聴いているとは!!!
いいのか?Pファンクなんてイカガワシいものを国中で聞いていて。
日本大丈夫か?
まあ、いいか。
One nation under a groove!
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