犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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あり?

2016年06月11日 | イキモノタチ

風呂に入っていたら、壁を蟻が歩いている。

一匹である。
退出願うなら今のうちだ。
何かイイモノでも発見して、巣に帰って仲間を連れて戻って来られては
かなわない。
一匹で探索に来たのだろうか。

腹と頭が奇妙に長い、見慣れない蟻だ。
よく見かける種類の蟻の、働き蟻ではないほかの役職の蟻で、
普段は巣から出ないからお見掛け申し上げないのだろうか。

頭の長いのは、どうやら顎が長いようだ。
丈夫な顎を持つのなら、兵隊蟻だろうか。

よく見ようと顔を近づけると、逃げてゆく。
逃げてゆく先に指をさし出すと、それから逃げて方向転換する。
歩き方もちょっと変わっている。
セカセカと歩いては止まる、蟻独特の動きと少し違う気がする。

アリグモという蜘蛛がいる。
見た目が蟻そっくりなのだ。
そいつじゃなかろうか。
そう思って、足の数を数える。
6本。
頭からは触覚が伸びて、歩く先の壁面をちょんちょんとチェックしている。
蟻だ。



完璧だ。
すっかりだまされた。
結局のところ、アリグモだった。

触覚に見えたのは、足だった。
触覚の動きに似せて動かしているのだ。

アリグモの存在を知っていたし、以前にも見たことがあったのに、
だまされた。
かなりの芝居上手だ。

ご参考に↓
http://www.torizuki.com/haetori/arigumo/arigumo.htm



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