犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ツルッツルッツ

2020年02月09日 | 犬と暮らす
[あらまし] 飼い犬ジーロくん14歳去勢オス慢性腎不全。

12月の初めに、数年ぶり且つ長い癲癇発作を起こした。
全体としては10分近かった。
犬の癲癇発作は、5分も続くと死にかねない。
全身の筋肉が痙攣するので、呼吸もできない状態が続くからだ。
今回は、5分足らずのところで一旦落ち着いた時が有ったおかげか、
命に別状は無かった。
一旦落ち着いてからまた痙攣が始まった時にはちょいと驚いたし、
これでダメか終わりか、とも思った。

その日の夜は、脳の興奮が収まらなかったようで、
疲れ果てるまで室内を歩き回ったりしていた。
部屋の隅っこまで行ってしばらくそこにはまっているのだ。
見ていてどうも、物が見えて落ち着かないのではないかと思えて、
目を覆ってやると、少し落ち着いた様子であった。



癲癇というものは、検査しても病巣のようなものは見つからない。
発作が頻発するようならば予防的に服薬することも考えられるが、
数年ぶりという程度だし、我が犬の場合は対象ではないだろう。

せいぜい穏やかに過ごさせてやる。



臆病だったのが、輪をかけて臆病になってきているのは、
聴覚が弱っているせいだろう。
聞こえないので、ひとの気配に気付かない。
気付いた時には目の前に人がいて、びっくりする。
無言で人が近付いて来るのは、誰だって怖い。

さすがに犬なので、嗅覚は働いている。
しかしそれも弱まっているように見受けられる。
しっかり嗅げるくらい近付いて、やっと相手が誰なのか判る。

近付くのは怖い、誰だか判らないから怖い、
でも誰だか判りたい、そのためには近付かなければならない。



写真は本文とあまり関係無い。
介護用の、電動で上下するベッドの下に
頭が入ってしまって寝ている。
これより低く下がることは無いから危ないことは無いが、
目覚めてゴチンとなるのではないかね。



後肢が弱ってきているのは、発作とはあまり関係無いと思う。
以前から、じわじわと衰えてきている。
前肢の動きがちょこまかとしてしまったり、足首を起こす反射が弱まったりしているのは、
癲癇と何か関係が有るかもしれない。
脳か神経の問題が有ると思われる。



じっと立っていて、何か気持ちに不安が有ったりすると、
緊張して足を踏み直したりという自然な無意識の動作ができなくなる。
すると、踏ん張りが利かず、肢が次第に横に広がっていく。
ズルズルと床の上を滑ってぺしゃんと広がってしまう。

また、ウンチをする姿勢をしっかり保持できず、
自分が今したウンチの上に尻餅をついてしまったりする。

よしよし。じじむさいのお。



方向転換することが苦手になっている。
細かい動きの連動が難しくなっているのだろう。
なので、しばしば後ずさりする。
しかし、そもそも後ずさりはさほど得意ではない。

そこで、一気に方向転換する。
後肢を軸に、ピョンと身体全体の向きを変える。
無茶だ。

あなたそれはハーフルッツですな。
得点付きますよ。
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