げぇっぷ。
いきなり失礼。
昨日はいろんな事が有った上、珍しく夜更かしをすることになったので
いささか消化不良だ。
※
昼間は地元調布市の研修施設で行われたトークイベントに行ってきた。
「自分らしく生きる~LGBTのこと話そうよ~」というタイトルで、
第一回だった。
地元の地域社会の中でカミングアウトするというのは
とてもハードルが高い。
自分の生きる場で、毎日の生活を送る場で
不当な扱いを受けたら、と想像すると、とても難しい。
参加者の中にも、
「ここに来て誰か知り合いに会ったらどうしよう、と不安だった」
という声も有った。
まあ、こんなイベントにわざわざ来る人同士なら大丈夫なのだが。
※
地元のイベントに参加してみようと思ったのには流れが有る。
以前ここでも書いたが、青森で旧い友達が活動をしている。
性的マイノリティやレイプサバイバーの電話相談などの支援をしたり、
青森駅前銀座の中にコミュニティカフェを運営したりしている。
青森レインボーパレードを主催し今年で五年目だった。
一回目はたった三人で地元の街を歩いたという。
小さな地域社会の中で、
自分はレズビアンだということを明らかにして、
歩く。店を構える。
これは簡単なことではない。
何が起こるか分からない怖さが有る。
実際に、店に落書きや貼り紙などのいやがらせをされたこともある。
※
ふと自分の身に置き換えて想像してみる。
私がトランスジェンダーですよと東京でパレードを歩く。
休日の渋谷を、何千人という行列の中で歩くのだ。
これはもう、オープンというより埋没に近い。
都会というのはいろんな人がたくさんいるし、
隣に誰がいても見過ごすことに人は慣れている。
東京レインボープライドを歩くことに、私は
まるで勇気が必要無い。
※
ではもっと身近な地域社会はどうか。
例えば、調布レインボーパレードを歩けるか。
例えば、深大寺レインボーカフェなんてのが開けるか。
むむ、難しい。
※
そう思った矢先に、ツイッターで
「三鷹で自分らしく生きたい人たちの会」という団体を見つけた。
おお、地元で活動している人がいるのだな、と思ったらすぐに、
調布でのイベントという情報が入ってきた。
地域社会の中で小さな単位で活動する、ということが
芽吹き始めているのだろう。
※
その理由の一つとして、同性パートナーシップ制度の動きが有ると思う。
国に同性婚の法律がいまだに無い今、
地方自治体が発行する証明書が一つ役に立っている。
渋谷区や世田谷区から始まり、今、全国に増えつつあるが、
これだって黙っていて増えるわけも無い。
それぞれの自治体に暮らす性的マイノリティの誰かたちが
カップルで、あるいは他の自治体に住む仲間たちと共同して、
行政に働きかけ続けてきたからだ。
一人ひとりの活動が何年何十年と積み重なって、
行政が動き、制度が変わり、法が整備され、
そして世の中の意識が変わってくる。
※
夜更かしをしたのは、青森市議会議員選挙の
開票速報を、確定まで追っていたからだ。
旧友のパートナーが、レズビアンであることをオープンにして
出馬した。
結果は惜敗であった。
当落ラインであった。
27票差だった。
おかだみほ、よく闘った。
いきなり失礼。
昨日はいろんな事が有った上、珍しく夜更かしをすることになったので
いささか消化不良だ。
※
昼間は地元調布市の研修施設で行われたトークイベントに行ってきた。
「自分らしく生きる~LGBTのこと話そうよ~」というタイトルで、
第一回だった。
地元の地域社会の中でカミングアウトするというのは
とてもハードルが高い。
自分の生きる場で、毎日の生活を送る場で
不当な扱いを受けたら、と想像すると、とても難しい。
参加者の中にも、
「ここに来て誰か知り合いに会ったらどうしよう、と不安だった」
という声も有った。
まあ、こんなイベントにわざわざ来る人同士なら大丈夫なのだが。
※
地元のイベントに参加してみようと思ったのには流れが有る。
以前ここでも書いたが、青森で旧い友達が活動をしている。
性的マイノリティやレイプサバイバーの電話相談などの支援をしたり、
青森駅前銀座の中にコミュニティカフェを運営したりしている。
青森レインボーパレードを主催し今年で五年目だった。
一回目はたった三人で地元の街を歩いたという。
小さな地域社会の中で、
自分はレズビアンだということを明らかにして、
歩く。店を構える。
これは簡単なことではない。
何が起こるか分からない怖さが有る。
実際に、店に落書きや貼り紙などのいやがらせをされたこともある。
※
ふと自分の身に置き換えて想像してみる。
私がトランスジェンダーですよと東京でパレードを歩く。
休日の渋谷を、何千人という行列の中で歩くのだ。
これはもう、オープンというより埋没に近い。
都会というのはいろんな人がたくさんいるし、
隣に誰がいても見過ごすことに人は慣れている。
東京レインボープライドを歩くことに、私は
まるで勇気が必要無い。
※
ではもっと身近な地域社会はどうか。
例えば、調布レインボーパレードを歩けるか。
例えば、深大寺レインボーカフェなんてのが開けるか。
むむ、難しい。
※
そう思った矢先に、ツイッターで
「三鷹で自分らしく生きたい人たちの会」という団体を見つけた。
おお、地元で活動している人がいるのだな、と思ったらすぐに、
調布でのイベントという情報が入ってきた。
地域社会の中で小さな単位で活動する、ということが
芽吹き始めているのだろう。
※
その理由の一つとして、同性パートナーシップ制度の動きが有ると思う。
国に同性婚の法律がいまだに無い今、
地方自治体が発行する証明書が一つ役に立っている。
渋谷区や世田谷区から始まり、今、全国に増えつつあるが、
これだって黙っていて増えるわけも無い。
それぞれの自治体に暮らす性的マイノリティの誰かたちが
カップルで、あるいは他の自治体に住む仲間たちと共同して、
行政に働きかけ続けてきたからだ。
一人ひとりの活動が何年何十年と積み重なって、
行政が動き、制度が変わり、法が整備され、
そして世の中の意識が変わってくる。
※
夜更かしをしたのは、青森市議会議員選挙の
開票速報を、確定まで追っていたからだ。
旧友のパートナーが、レズビアンであることをオープンにして
出馬した。
結果は惜敗であった。
当落ラインであった。
27票差だった。
おかだみほ、よく闘った。
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