犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

夏合宿

2014年08月07日 | LGB&T
中高時代、夏と言えば合宿の時期だった。

部活の合宿と、クリスチャンのための合宿があった。
先輩だの後輩だのとバスに乗って行き、近県の宿に泊まる。

毎日、一日中、練習ばっかりしているのは楽しかった。
普段の生活なら他にもいろいろ考えなきゃならないが、
合宿の5日間は、楽器のことだけ考えてりゃいい。

が、
風呂のことを考えると、私はいやな気持ちになったものだ。

そうそう、説明を挟んでおく必要があるかもしれない。
[あらすじ] 私の性自認は、生まれながらの女性でもなく、
だからって男性になりたいわけでもない。なんでもない性。
且つ、恋愛対象は女性。

第二次性徴ともなると、生理は始まる、胸はふくらむ。
しかし、そんな女性らしい自分の身体が受け入れられない。

ここで共感する女性もいるだろうと思う。
多くの女性にとって初潮は衝撃のある経験だし、
身体の外見的な変化に伴って周囲の視線も変化するのに
戸惑ったひとも多いだろうし、
実際、不愉快な冷やかしを味わった人もあるだろうと思う。
『思い出ぽろぽろ』みたいにさ。

私にとっては、ひと味違う。
見られるのがいや、というより、自分で自分の身体に違和感が
あるのが、裸になると強まる。というような言い方しかできない。
合宿中の入浴時間、脱衣場でモジモジしている女子中学生と、
一見同じだが、ちょっと意味が違う。

とにかくこれがいやで、私は、風呂に入らなかった。
まったく、というわけではなくて、何度か入ったことはある。
しかし、なにかにつけ理由を付けて、入らなかった。

オーケストラの合宿ともなると、4泊5日だ。
だが、その間一度も入らなかった年もあったんじゃないかな。
よく憶えていないけど。
いくら涼しいところとはいえ、夏。
不潔と言われれば不潔だ。
実際、どうしていたかはよく憶えていない。

つづく

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