[あらすじ] 7月28日、初日二回目の上映がトークショー付だったので、
台風を突いて渋谷アップリンクへ行った。
もう一回観たい。
一回目はA4に3頁メモしまくった。
二回目は、もう少し落ち着いて見られるのではないか。
※
終わってみたら、また同じだけの紙面が文字で埋まっていた。
感覚としては、一回目よりゆったり全体を観たという気がしたのだが。
最初のシーン、仕事場での様子で××がアップになるが、
これはこの映画の帰着点と関わる映像だったのだな。とか。
トークショーの中で、新井さんは
上映初回で初めてちゃんと観た、DVDも送られてきたが、
ちょうど犬が亡くなった時だったので、ちゃんと見る気持ちではなかった、
ということを語っていた。
その老犬みみまるも、最初と最後に写っている。とか。
※
前日にチケットを予約すべく映画館のサイトをチェックしたら、
監督の舞台挨拶の予定が加わっていた。ラッキー。
「今日は台風で足元の悪い中、」という挨拶から始まった。
私がこの映画を観に来る時、決まって台風同伴である。
わしのせいか。
トークショーの時も監督さんはいたのだが、
今回はお一人だけなので、監督としての思い、撮影にまつわる話を
聞くことができて、とても良かった。
思いがけない言葉も有った。
一年間、撮影してきて最後の頃、
「ぼくの人生はこの人たちに出会うために有ったんだなあ」と思ったと言うのだ。
これは、「四十数年間ドキュメンタリーをやっていて、経験したことがなかった」と語る。
「セクシャルマイノリティのストーリーを作っているつもりで撮っていた。
この人たちが何をよすがに生きているのか、
社会の壁をどう捉えているのか、それを寄り添って見たい。」
そう思っていたが、変わっていく。
「これは彼らの物語だけじゃなく、
それを受け取るぼくたちの物語でもあるんだ。
それをどう捉えて生きていくか、
やらなきゃいけないことは何か、
どう感じるのか。
よくよく考えると当たり前のことなんですけどね。」
監督自身の人生にとって大事な映画だということを知った。
うれしいというかありがたいというか。
※
友人Pが言う。
「差別意識の強い人はいるけれど、それは一部なんだから、
それと闘うより、知らない人に知ってもらうっていうほうが効果有るんじゃない?
のびしろのあるところをのばしたほうがいい。」
なるほど。
もちろん、国を動かす議員が差別的な発言をしたらそれを批判することは必要だ。
そういう闘いももちろん必要だ。
一方で、「よく知らない」と言っている人たちに知らせ、
裾野を広げることも重要な活動と言える。
とりあえず、私は知人にはこの映画をすすめよう。
私も、あなたも、性別は、ない!
※
他にも様々なゲストを迎えてのトークが企画されています。
チェックしてねー
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