犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

内暈というのかな

2016年08月23日 | 日々
参加しているバンドの、オリジナル曲の歌詞にずっと疑問があった。

「西の空に虹が出て~♪」と始まる。
じいちゃんばあちゃんは畑仕事の手を止めて、
子どもたちは喧嘩をやめて、空を見た、という歌だ。

虹は、太陽を背にして、見える。
西の空に虹が出たのなら、太陽は東にある。
これは朝の情景だ、ということになる。

じいちゃんばあちゃんは畑仕事をもうしているだろうけれど、
歌詞によると、作業し続けていた手を休めることができた、という雰囲気がある。
子どもたちも、学校が引けてからずっと遊んでいるうち喧嘩に発展してしまった、
という時間経過を思わせる。
じゃあ夕方か。
いや夕方なら太陽は西にあり、太陽を背にして東の空に虹は出るはずだ。



早朝、犬の散歩に出た。
4時半はまだ陽が出ていない。
暗いうちに出かけ、5時に深大寺の鐘を目の前で聞く。

裏のお墓のわきの道から、西に富士が眺められる。
手前の多摩丘陵と、遠くの富士が、今日は同じ色にかすんで見えた。

ということは、近くがかすんでいて、富士山からこっちはスカッと澄んでいるのだろう。
おもしろい見え方だ。



さて深大寺をぐるりと回り、家へ戻るつまり東へ向かう途中、
空の低いところに虹色が見えた。
虹色の柱が立っている。

陽がのぼってくる時間だ。
虹色は、日の出の位置よりも北に寄っているようだ。
これはきっとあれだ、太陽の周りに環状に出るヤツの一部分だ。

走って帰宅し、カメラを持って畑の隅まで行った。
低い空を覆う雲の上に陽が顔を出そうという頃に、
虹色は最も濃く見えた。

すると、環状の反対側も虹色が見えた。
太陽から22°のところに環ができるのだ。
全天うまくかすんでいれば、輪っかで見えるはずの現象だ。



そうね、太陽の方向に虹が見える、ということもあると、言えなくはないな。

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