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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

こころがまえ

2018年02月25日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 母84歳パーキンソン病。
室内で転倒するようになってきたので、目が離せない。
同居のご家族も常に目を離さないでいるわけにもいかないので、
リハビリ施設に2ヶ月ほど入所することとなった。


具体的な説明を聞きに、施設に行ってきた。
書類の説明だけで、30分以上かかった。
後でこれに記入するのも30分くらい要するだろう。

書類のほか、着替えや歯ブラシや、身の周りの物の準備が要る。
1週間、めまぐるしくなりそうだ。

その他、母が留守になることで、必要なくなるものもいくつかある。
まずは宅食。
平日に1食の宅配を頼んでいるが、これを中止する。

それに、新聞。
私はもう紙の新聞を読んでいない。もっぱらインターネットを使う。
母も目に問題があるから、ほとんど読んでいない。
テレビのニュースもあるから、新聞はもうやめようかと相談したことがあるが、
まだ続けたい、と言う。
やめたくないのは分かるが、続けるためにはリハビリをしようよ、と思う。

そんな折、集金がやってきた。
銀行引き落としにしていない。新聞の集金人がやってくる。
配達は留学生だが、集金は別の人が来る。
ちょうどいい。2ヶ月ほど停めてくださいな。
「入院ですか?」と表情を変える。
新聞の集金でも、としより世帯に通う人がいるということは
ひとつの見守りになるものだ、と思う。
としより独居なら、読まない新聞でも飲まないヤクルトでも洗わないクリーニングでもなんでも
定期的に取ったらいい。

母の古い仕事仲間が、私の携帯に電話をくれる。
自宅に仕事を手伝いに来てくれていた人なので、
私の幼い頃を知っている。
「お母様が留守になって、あなたが不安じゃないかと思って。」
いやいや、幼児のままではないですから。
とは言え心強い。さっそくお願いがあります。書類の緊急連絡先の何番目かに書かせてください。

むしろ気がかりなのは、犬だ。
飼い犬が、人間が留守になると、とてもさびしがる。
以前はきょうだいが一緒にいたので、ひとりきりになるという経験が無かった。
それに、生後5週という早すぎるタイミングで一度親きょうだいから離されたという経験があるので、
ちょっと分離不安があるようなのだ。
留守中鳴いていることもあるようだ。
今まではべったりと老母がいたが、いなくなる。
私が外出すると、犬独りになってしまうわけだ。

毎日、母のことで様々な人の出入りが有った。
一日2回の介護ヘルパーさん、週に1回の訪問看護や訪問歯科、
週に2回の鍼灸師さん、週に1回の自費のヘルパーさん。
こういった出入りも、無くなる。

緊張はなくなるが、人気もなくなる。
彼は耐えられるか?
そして入所は2ヶ月である。
人の少ない生活に犬が少しは慣れた頃に、全てがまた戻ってくる。

人間なら、こういった変化について事前に説明を受けて
理解して心構えをするということもできるが。

まあ、よく話しておいてみよう。


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