犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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磔刑

2016年11月16日 | 書の道は
[あらすじ] 毛筆を独習し始めたよ。

なんせ始めたばかりというのは楽しいもので、
毎日書きまくっておる。

墨をおろす。
しばらくすると、香りが立ち上り
同時に水に粘りが出てくる。
液が少し減ったような感じがして、しっかりトロみが付いたら
良い色が出る証拠だ。

というのも、教わったわけではなく、
毎日やってみておぼえた感覚でしかない。
子どもの頃は、どばーと硯に水をためて、色が出るまで墨をする、
その時間が永く永く感じられたものだ。

小筆で、小さい字を半紙にずらずらと詰め込む。
集中力がもたないので、20分も書いたら別のことをする。
そうやって、一日に3枚くらい書く。
慣れてくると、時間が延びてくる。

百枚入りの半紙を買ったのも、もうすぐ無くなる。
毎日、書き始めのところに何日目かを書く。
この頃は、それを篆書で書く。
ハンコに使うあの書体だ。

二十を廿と書き、三十を丗と書くというふうに知っていたが、
念のため五体字類で三十の字を調べてみると、また別の字形があった。
ヒエエ
それはまるで、十字架が三本立っているような、そう、まさに
ゴルゴダの丘の光景・・・。

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