この時期、発芽のことなんていちいち書いたらきりが無い。
けど、どいつもこいつもかわいくてねぇ。
まっつぐで、勢いがある。
清々しい。
これは、食べずに蒔いておいたギンナン。
ちゃんとイチョウの葉。
ギンナンがどんなに割れて芽が出ているのか見たくて、ほじくっちゃった。
案外細く割れた隙間から出ているのね。 . . . 本文を読む
老母を眼科へ連れて行く。
少しの上下斜視と、輻輳ナントカで、早い話が物が一つにまとまって見えないので、
外眼筋の手術を受けることにした。
80歳、まだまだ本が読みたい。
本の世界で生きてきちゃったから、今さら現世で生きられない。
とまあ、母の生き方の話はおいといて…
※
眼科の待合室の壁に、でっかいテレビが有る。
テレビも点いているが、すぐ横のスピーカーからクラシックも薄く流れている。
こうい . . . 本文を読む
写真。
カニが待ち焦がれた瞬間…
と思ったけど、さるかに合戦をおさらいしてみると、あの
「早く芽を出せ柿の種、出さなきゃハサミでほじくるぞ」
というおまじないのおかげで、柿の種はすぐに発芽しみるみる成長した
ってのがオハナシなんですね。
桃栗三年柿八年、と柿は結実が遅めだと言ってるのにこれまた
「早くならぬか柿の実よ、ならなきゃハサミでちょん切るぞ」
というおまじないであっという間に実った
っ . . . 本文を読む
ヤゴの水槽に、餌用に入れていたガマのオタマが
いつの間にやら足が出て手が出て尻尾が消えていた。
そして黒かった体はなんだかよくわからない色のまだらになって。
暑かった昨日、見たら上陸していた。
小さい蝦蟇たちは、水槽のガラス面を登ろうとしていた。
生まれた池から離れて木々の中へ進む。
そうやって代々生きてきたのだろう。
さて、どうしようかな。
この池から蝦蟇が巣立つと、長じてまた子を産みに戻 . . . 本文を読む
除染。
放射能汚染を取り除く。という意味では正しい言葉なのかもしれない。
けれど、放射性セシウムでも半減期約30年、
30年経って半分になる、次の30年でまた半分、次の30年でまた半分…
瞬足のアキレスでさえ亀に追いつけないように、
放射能は消えない。
そんな、無くならない物を取り除くというのは、
単に別のどこかに持って行くことに過ぎない。
それでもとにかく生活している場所からは取り除きたい . . . 本文を読む
新宿駅。
時々利用する、埼京線の3・4番線ホームのことだ。
西口からずーっと潜り抜けて、埼京線の北端から
3・4番線ホームに上がる。
すると、すぐに上からの階段がホームに下りてきている。
残りの幅が狭い。
狭いところを人が行き交っている。
こちらからも列、向こうからも列。
人が途切れることなく通る。
これが、怖い。
なぜかな、行きも帰りも、ホーム端側を通る。
人の流れがそうなっている。
. . . 本文を読む
迷った末に、庭の隅の木を二本、切った。
午前中に切って、午後見たら、切り口から水があふれていた。
これは桜。
シロダモを切った切り口は、こんなになっていなかった。
桜はより多くの水が必要なのかな。 . . . 本文を読む
ネコジャラシとも呼ばれる雑草は、エノコログサと言う。
犬ころ草がなまったのだ。
犬の尻尾のようだからだが、英語でもfoxtail grassと言うそうだ。
犬の尻尾は先端まで自由に動かせて、表情豊かだ。
※
去年の五月、松本で早川義夫さんの歌を聞いた。
早川さんは著書の表紙に、娘さんと愛犬の写真を使っている。
一度だけ飼ったその犬のことが忘れられない、と早川さんは語ってくれた。
http:// . . . 本文を読む
ウチでは「葉菖蒲」と呼んで教えられた。
菖蒲湯に使う菖蒲は、花菖蒲ではない。
よく似ているが、
花菖蒲はアヤメ科で、菖蒲はサトイモ科。
しかも古くはこの菖蒲をあやめと呼んだんだって、ヤヤコシー!
この時期、実は地味に花が咲いている。
なるほど、同じサトイモ科の水芭蕉の花にそっくりだ。
ミズバショウの花の周りの、仏炎苞(ぶつえんほう)は、
花びらではなくて、葉の変形したものだ。
ショウブには、そ . . . 本文を読む
クマザサは、漢字で熊笹と書くようだ。
おかげでか、熊のように大きいから熊笹、と思っている人も多いように思う。
しかし、熊じゃなくて隈。
歌舞伎の顔の塗り方で、表情を際立たせるために描く「くまどり」の隈。
ふちどりの縁の所のことだ。
クマザサの葉は、縁が枯れ葉色になっている。
けれど、若葉の時、今の時期は全体が若草色。
初々しいねぇ。
ところで、熊の出るような奥山に生えるから熊笹、なんて説も . . . 本文を読む
蓮の実は堅い。その上、芽を出すためには削って穴を開けてやらないとならない。小さな実をつまんで、コンクリートの上でガジガジガジガジ20分くらい。指が疲れて、何粒もできない。けれど、今年はディスクグラインダーが有るんだもんねー。去年、玄関ドアの塗装をはがすために買った心強い味方。http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/679d54eb4671397d3462e6c42ac57 . . . 本文を読む
境内は甲州街道に面している。
車の少ない夜と朝の間なら、いるだけでふわりと香る。
今年はやはり例年より早い。
国領神社の千年(ホントかよ?!)の藤。
※米※
旧道沿いにあるたいやき屋。
おじさんに声をかけてみると、もう30年になると言う。
私が十代の頃から有るんだから、そらそうだわな。
「死ぬまでやるからね。
わたしら、死ぬまで働くから。
病気しながら働き続けるから。」
心強い言葉だけど . . . 本文を読む
[あらすじ] 桃の若木にカレハガの幼虫がいたよ。
翌日見たら、
ど真ん中でぐんにゃり折れ曲がり汁が出て蟻にたかられていた。
鳥につつかれたのだろうか。
そうならんように擬態してるのに。
※米※米※米※米※米※米※米※米※米※米※米※米※
不慣れな方にご案内
昨日のは月に一度の法螺です。
毎月一日は嘘ついていい日にしています。
世間様の12倍嘘ついて暮らしています。
腹は下しましたが . . . 本文を読む