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中津川風の栗きんとん

2007年12月28日 12時49分44秒 | 今日は何の日?行事食
みなさま、こんにちは!海風おねいさんです。
今年ももう残りわずかになってきましたね。
例年年末は、やらなきゃいけないことはたくさんあるし、
見たいテレビもたくさんあるし、困っちゃいますね。
昨夜は、「いきなり!黄金伝説」で八丈島が映りました。ご覧になりましたか?

さて、今日のお料理は、「栗きんとん」です。
「栗きんとん」といえば、お子様には一番人気の「おせち」でしょうか?
でも、たいてい栗だけがすっぽりとなくなって、まわりのきんとんが残りませんか?
おねいさんも子どもの頃には栗だけが好きで、まわりのきんとんは嫌いで、
「栗だけにして」と、母によくわがままを言ったものでした。
母は仕方なく、栗の甘露煮だけを別買いして埋めてましたよ。

そんなお行儀の悪いことにならないように、全部食べられるきんとんを考えました。


「中津川風栗きんとん」

和菓子風の栗きんとんです。
おねいさんは、中津川の銘菓「栗きんとん」が大好きなので、
それを真似して、中津川風に作ってみました。

 中津川市  クリック

岐阜県の中津川市は、栗の名産地として有名です。
ここで作られる秋限定の「栗きんとん」は、非常に人気のある高級和菓子です。

 中津川栗きんとんめぐり  クリック

こちらの栗きんとんは、秋に採れたての選りすぐりの栗だけを使い、
熟練した職人さんが腕によりをかけて作るのですから、本物を作るのは無理。
だから、アイディアだけを真似して、お家で作れる作り方で作ります。



おねいさんの作ったのは、栗とサツマイモを混ぜた栗きんとんです。
まわりの芋餡にも栗を混ぜ、半分に割ると、中に栗の甘露煮が入ってます。



材料は、こちら2点と「きび砂糖」だけ。
左は、栗きんとん用に「あさぬま」で販売中の栗の甘露煮です。
この時期、生の栗は手に入りませんから、この栗の甘露煮を使います。

普通の栗きんとんを作るかたは、この材料の他に「くちなしの実」を使います。
鮮やかな栗きんとんの黄色が出ます。
※売り場は、「甘露煮」「くちなしの実」共に缶詰コーナーの脇の特設コーナーです。

おねいさんは、今日はくちなしの実を使いません。
代わりに、サツマイモは、八丈島産の「紅あずま」を使います。
自然な黄色の発色がおいしそうに見える島の甘芋(カンモ)です。



[作り方]
左が栗の甘露煮を開けたところ。
右の画像は、紅あずまの皮をやや厚めにむいて、蒸しているところです。



栗の甘露煮を3つに分け、1/3は、半分に切っておきます。
1/3は、粗みじんに刻んでおきます。
残り1/3をふかし上がったサツマイモと共にフードプロセッサーにかけるか、
栗を潰してサツマイモを裏ごしします。
フープロの場合には、ここできび砂糖も混ぜてしまいます。
裏ごしした場合には、鍋をごく弱火にかけて、きび砂糖と練ります。
粗みじんにした栗もこれに混ぜます。

きれいな布巾(ふきん)を水でしめらせ固く絞ったもので、
出来上がったきんとんを茶巾絞りにしていきます。
※このとき、半分に切った栗の甘露煮をこの中心に入れます。



※きれいな茶巾絞りを作るポイントは、布巾の同じ場所で二度絞らないこと。
表面が滑らかに作れません。少しずつ布巾の場所を移動しながら絞ります。
布巾は、サランラップでも代用できます。

こうすれば、栗だけなくなる心配なし。
おねいさんは「おせち用」としてこの「栗きんとんを」作りましたが、
濃いお茶を入れて、お菓子として召し上がってもおいしいですよ♪

歳末大感謝祭の特売チラシは、こちらです。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
信州小布施の栗鹿の子 (大空翼)
2007-12-29 01:45:33
長野県の北部の小布施も栗だけの栗きんとんの「栗かのこ」が名物です。



信州のお土産と言ったら栗かのこを買ってきています。



やはり餡も栗なので高級なお菓子になってしまってます。



栗の餡なので芋よりも色が黒くて



見た目は綺麗では無いですがとても美味しいです。



栗も大粒のものがごろごろと入っているので



高価なものになってしまうのは仕方ないかな?



と思っています。



お茶菓子として食べますが

これをバニラのアイスクリームにのせて食べると



結構マッチするんですよ。

丸い缶詰のような容器に入って売られています。
返信する
なるほど! (海風おねいさん)
2007-12-29 15:10:54
バニラアイスクリームの上にのせるのは、いいアイディアですね。
この栗きんとんもパフェにのせたらおいしそうだと思いました。
お料理は、どんどん発想が広がるので、楽しいですね♪

大空翼さんのお宅では、なにか郷土色のあるおせちは作られますか?
お母様が埼玉のご出身とのことで、柚子大根なんかはご存知でしょうか?
年末に作ろうと思っていて挫折した埼玉の郷土料理です。
スライスした大根を一日干し、その干し大根で柚子を巻いたものを
干し柿のようにつるしてカラカラになるまで干します。
甘酢に浸して、お正月にいただくお料理です。
返信する
Unknown (meganekozo改めカササギ)
2007-12-29 19:00:51
こんばんわ。
島の巨大カンパチ、とれなかったみたいですね。( ̄ー ̄)ニヤリッ

そして、和菓子大好きなカササギです。

く、く、く、栗きんとん、食いたーい!
返信する
いい名前だね♪ (カササギくんへ 海風おねいさん)
2007-12-29 21:09:25
かわいい名前に変えたね。
八丈島にもカササギはいるのかな?

島の巨大カンパチは、ところどころしか見れなかったから、
とれたかどうかわからなかった。(とれなかったんだ~)

この栗きんとんはとっても簡単だから、おせちに作ってみたらどうでしょう?
裏ごしが面倒なら、潰すだけでもいいよ。
味を見ながらお砂糖を入れて、ラップできゅっとひねればできる。
お砂糖はきび砂糖がいいんだけど、なければ普通のお砂糖でもいいです。

そうそう、今日、カササギくんを見かけました。
お友だちと一緒で、楽しそうに笑っていたね。
返信する
東京風というか福島風というか (大空翼)
2007-12-30 00:48:59
特に埼玉の特徴は無いようですが



昔は鮒の甘露煮を食べていた記憶があります。



かつては近くの川には沢山いたので。



雑煮には東京は鶏肉を入れるのが一般的のようですが

うちでは鶏肉は使わずに大根や里芋やゴボウを入れた

醤油味のけんちん汁にしています。



あと大晦日の夜はうちの本家の福島の影響のようですが



焼いた塩鮭をおかずにして白いご飯を食べるのが



昔からの習わしです。
返信する
興味深いです (大空翼さんへ 海風おねいさん)
2007-12-30 14:42:56
福島には、「お歳夜」といって、
大晦日におせちを食べる風習のある地域もあると聞いています。
塩鮭と白いご飯というのは、はじめて聞きました。
面白いですね~
日本全国のこのような地域的風習はとても興味深いです。
鮒の甘露煮も、時代背景を感じて、懐かしいお料理なんでしょうね。

大空翼さん、
今年は1年間いろいろと各地のお料理を教えていただき、ありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお正月をお迎えくださいね!
返信する
Unknown (ゆか)
2007-12-30 16:26:46
トラバありがとうございます^^v
さっそくお返ししましたよ。

今年は
お節料理はもう抜きにしようかな?って 
お正月実家へ行くし
用意してもあまり子供は食べないし^^;

来年もいろいろ美味しいお料理楽しみしてます。
よろしくお願いします。
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良いお年を♪ (ゆかちゃんへ 海風おねいさん)
2007-12-31 09:40:09
TBありがとうございます。

ゆかちゃん、今年も1年間大変お世話になりました。
コメントやTBのご協力、ありがとうございました。
来年は更にパワーアップして、
いろんなお料理を載せていきたいと思ってます。
来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年をお迎えくださいね!
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