♪ やんちゃ坊主が走ってく
この界隈に夕陽がおちる
赤ん坊抱いた婦人がせわしなく
洗濯物をとりこんで
子供は好きよと云ったきみの
やさしさが揺れています
あー久しぶりのゆうやけがきれいです
先の北海道での最終日、7月28日に小樽港で写したものです。
これまでもフェリーが夜に出航する関係で、小樽港で何度か夕陽を見る機会があったけど、
今回が一番焼けたように思います。小樽は夕焼けがきれいになる条件がそろっているのか?
それともたまたまなのか、ここはよく空が赤く染まるような気がします。山の写真が好きな私としては、
こんなのを本当はニセコあたりで見たいんですけどね。ニセコで撮影してからでも、十分船の時間には
間に合うんですが、そうすると、小樽でゆっくりとお寿司が食べられないんですよ。特にこの日は
土曜日で、さらに「潮まつり」と重なっていたので、道やお店が込み合うのが容易に想像できましたしね。
ほぼ開店と同時にお店に入って、寿司や海の幸を楽しんでから港に戻ります。この日は北海道としてはとても暑くて、
30℃位まで気温が上がり、紫外線も肌に突き刺すくらい降り注いでいました。天気予報的には「晴れ」でしたが、
山沿いでは雲も多く、全般にモヤって、すっきりした晴天ではありません。それでも夕方近くになると、なにやら
雰囲気のある雲が空一面に漂って、もし夕焼けになるとしたら広範囲に焼ける可能性もあったけど、気温の高さに加え、
全般に雲も多過ぎで、可能性は極めて低いと思っていました。
車はすぐ海際に駐車したものの、ほぼ諦めていたので、荷物の整理などしながら、それでも空を見上げては
一応気にかけていると、「突然」といっていいくらい急に様子が変わり、そこでようやく慌てて三脚など機材をそろえて、
撮影スタンバイです。やはり焼けるとなると広範囲なようで、広角ズームに替えて、空一面大きく写し込みました。
なにせそれまであまり焼けそうな気配がなく、いきなり夕焼けが始まったので、他に撮影している人はいません。
しばらくするとターミナルで飲んでいたユースで一緒だった「のん兵衛ライダー」がひょっこりやってきて、コンパクトカメラを出し、
「夕焼けモードで写しときます」と言って、数枚写しただけでまた飲みにすぐ立ち去りました。
それからしばらくして、ようやく写真好きのおじさんがやってきて、大慌てで手持ちで写し始めました。やはり、まさか
ここまで赤くなるとは思わなかったようで、油断して、港から離れていたので慌てて戻ってきたようです。
「せっかく広角レンズも三脚もあるのに、出す間がなかった!」と、あとでボヤいてはりました。
このおじさんも同じ船の乗客だったことがあとでわかりました。他には熱心に写真撮影している人はいなかったようです。
しかし、撮影後周りを見渡したら、いつの間にかギャラリーが多くなっていて驚きました。ほとんどの方がこのあと出航する
舞鶴行きフェリーの乗客、つまり、旅行者だと思われ、旅の最後に見る夕景を存分に楽しんでおられました。
旅の終わりの夕日は、それでなくてもセンチメンタル気分なのに、それがこんなに見事だったなら、写真には残らずとも、
きっとそれぞれの心に深く焼き付けられたことでしょう。
徐々に夕映えの範囲が狭くなり、最後は標準レンズに戻しました。このセッション、ポジフィルムを使って写していたら、
ものすごく発色したのがフィルムに定着していたかもしれません。フィルム時代は、自分の予想外に、想像以上の色が
写り込んでいることがあって、現像後の「意外感」があったけど、デジタルだとそうした意外性がほぼなくて、
どれもだいたい予想した範疇なので、あまりワクワク感がないんですよね。それがいいのか悪いのか?
夕焼けは、空気が澄んで気温の低い秋の方がきれいなイメージがあるけど、夏のこんな気象条件でも、
きれいに焼けることがあるんやね。
♪ きみは僕のものだよと
小さい電球だけにして
決められた日課みたいに
口づけするとまた泣いた
部屋は狭くて暮らしにくいけど
お金をいっぱいためましょうね
あー僕がかんだ腕の傷跡いたくなれ
淋しそうねと僕に云ったあとの
きみの方が淋しそうです
あーほんとに久しぶりのゆうやけがあかあかと
(ゆうやけ/詩:天野滋)
いったん枯れてしまったラッキョウの芽が、再び伸び始めました。
ニンジンが発芽しました。
色味は全然違うけど、へばりつくように張り付いて、葉に擬態する蛾。
小さなトカゲが最近ウロチョロしています。少し前から大きいのも見かけるので、その子供かも。
先日の作業中に、大きなムカデを見た。我が家はこれまでムカデには縁がなかったので、
その点、安心していたんだけど、やだやだ。大きなトカゲが退治してくれるのを願っています。
トカゲがムカデを食べるって聞いたことはないけどね。