NECのオーダーメイ・ドパソコンを慌てて買いに行ったら、ナナオ(EIZO)のモニターと映像出力の端子が
合わずに購入するのをあきらめたという話は、昨年末の「パソコン難民」でお話したとおりです。
これを東京のHさんに相談したところ、紹介されたのが「ドスパラ」っていうパソコン専門店でした。
ここのパソコンだとまだDVI端子で接続できて、モニターをそのまま使えるようですし、
BTO(オーダーメイド)向けの品揃えが豊富で、カスタマイズもかなり細かく注文に応じるようです。
私のようなパソコンの知識に乏しい者には、自作パソコンの専門店みたいなところは敷居が高く、
まったく縁のないお店だと思っていました。さっそく同店のHPを覗いてみると、各ジャンルに向けた
きめ細かい製品がラインナップされていました。その中でも「クリエーター向け」って分野が、
まさにクリエーターの私にピッタリ?ってわけですね。
さらに専門分野が枝分かれしていて、私に一番関係あるのが「RAW現像(写真現像)用」でした。
デジタル写真のデータの中でもRAWは特別サイズが大きくて、これをスムースに扱うには、
それなりに高性能なCPUと大容量のメモリーが必要ということです。もちろん、性能が上がれば
その分お値段も比例して上がるわけで、その落としどころが微妙です。
パソコンは突然不調になるという過去の経験から、あまり高額なものを購入して、あっさりと
壊れるとがっかりしますよねえ。その点からすると、壊れるのを前提に、「安物でいい」というのが
本来私の考え方ながら、一応写真を趣味とする以上、ある程度の性能も追求しなければならないのが
痛し痒しなんですよ。
で、Hさんが具体的に勧めてくれたのが同社の「Raytrek LC K2000」をベースにしたモデル。
これは同じく写真を趣味にする彼が、今買うとするとこれにするって機種で、高性能なパーツが
いいバランス、CPでセットされているんだそうです。さらにカスタマイズでOSを 「7 プロフェショナルに
変更、120GB以上のSSDを追加してこれにCドライブをセットするべし…」と指示されました。
プロフェッショナルに格上げするのは、擬似的に旧OSである「XP環境」を構築させ、フィルムスキャナーを
もう少し延命させたいためなんです。ホームユースでは、XP環境を整えられないんですね。
SSDを導入すると高速で起動するメリットに加え、さらに別枠のハードディスクを大容量のまま温存できる
からということです。
しかしLC K2000はベースがすでにいいお値段で、カスタマイズしてグレードを上げるとずいぶん高額です。
RAW現像をスムースに行いたいのはやまやまながら、私のレベルを考えると、やはりかなりの
オーバースペックではないかという懸念もありました。 私は同社の「V LX」くらいで十分なのではと、
Hさんに逆提案したところ、彼から出た折衷案が「LC」をベースにしたモデルでした。K2000と比べると
メモリが小さくなるので、これを16GBにアップグレードさせて、あとのカスタマイズは同じものを踏襲して
構成したモデルを購入することに気持ちが固まりました。V LXとの一番の違いは、グラフィックアクセラレータが
プロユース仕様のQuadroである点で、現像時の描写性能を考えると、このパーツは外せないんだそうです。
もちろん私には何のことやらさっぱりですが、Hさんの強いお勧めに素直に従うことにしました。
1月18日は旅仲間の新年会が大阪であり、その際なんばにあるドスパラに立ち寄りお店の方と商談、
基本的な構成はHさんのアドバイスどおりで「Raytrek LC OS=7(64ビット)」をベースに
OSを7プロフェッショナルに、インテル(これもHさん指定メーカー)のSSDを追加しこれにCドライブを設定、
メモリを16GBにアップグレード、さらにWARDの類がまったくないのも不便に感じて、それに準ずる
低価格のワープロ&表計算ソフトを加えたものをカスタマイズして、シャア専用MSが完成したのです。
事後報告ではありましたが、旭川の北海洋さんに新システムの購入をお話したところ、完璧!!との
お墨付きをいただきました。私にはこのようなBTOみたいな世界とはまったくの無縁で知識も皆無ながら、
写真好きな趣味人の方々は、当たり前のようにこんな高性能なパソコンを使いこなしているんですね。
もし彼がこの中から選ぶとしたらやはり「LC K2000をベースにしたものになる」とのことで、わかる人には
わかりあえる世界みたいで恐れ入りました。私のようなパソコン難民者がはたして入り込んでいいものかどうか…
(つづく)
昨日は一時雪が舞う厳しい寒さ。今日も同じような天気を覚悟しましたが、
思ったよりも日差しはあって、野菜たちもそれなりに日光浴ができました。
ただ、北寄りの風は冷たくて、気温はそれほど上がりませんでしたよ。
さてこれは、先日眼鏡店でたまたま見つけて購入した「お風呂用メガネ」です。
『EYE・ラブ・入浴』というおしゃれな(ふざけた?)ネーミングのこの商品、
入浴時専用に開発されたメガネで、度数が強弱二種類用意されていまして、
私は度の強い方を選びました。
商品の特徴は、1、軽さ・フィット感を備えたフレーム 2、曇りにくいレンズ
3、熱に強く腐敗しないフレーム というものです。医療用具に使われる
「TR90」という変形しにくい素材を使用、また、金属類は一切使っていないので、
錆びないんだそうです。
うんちくはともかく、値段は3000円とお手ごろなので、試しに使ってみます。
家のお風呂やユニットバスなどの狭い空間では、手探りでどうにかなるものの、
大きな施設の広い風呂場ではカンに頼るしかなくて、怖い思いをすることが
時々あります。特にいわゆる「鄙びた隠れ家的な名湯」では、明かりも仄かに
灯るだけの場合があり、そんな時はほとんどお手上げ、困っていました。せっかくの
露天風呂からの景色もよく見えないですしね。混浴風呂で、ご婦人方から
一方的に見られっぱなしってのも悔しい。
もちろん完全に視力が矯正されるわけではなく、大まかな調整のみです。
部屋で使ってみての印象では、「ないよりはマシかなあ…」程度ではあります。
では、さっそく次の旅には装備品に加えましょう。しかし、混浴ってのは
いつ入ったのが最後かしら? ずいぶん記憶を遡らなくてはいけないぞ。