梅雨に入ってからも比較的晴天が多く、穏やかな日々が続いた和歌山市です。ここまで降水量は、
平年よりもずいぶん少なかったようですよ。しかしいよいよ前線北上、しばらく愚図つくようで、
今日も一日中雲が多く、朝夕に弱い雨が降りました。
キュウリは一日のことであっという間に大きく成長するので、とり遅れないよう注意していて、ほぼ毎朝
チェックしているにもかかわらず、まったく上の写真の二つは見逃していました。比較対象するものがなくて
わかりにくいでしょうが、長さで30センチ以上あって、私の収穫目安の約2倍の大きさです。この二つで
合計17本になりました。
手前の大きく曲がったのは、一番奥の地面に横たわっていました。地上付近は茂った葉が重なり合って
とても見にくい状況で、それ故、こまめに葉をめくって確認していたにもかかわらずこれですわ。もう一本は
ちょうど支柱と並行するようにぶら下がっていて、その上、覆いかぶさるように大きな葉が重なって、
これまたまったく気づきませんでした。
これも保護色ってんでしょうか、実の色が葉と同じ緑色で、とてもわかりづらいんですよね。
ピーマンもまったく同じで、見逃してしまい、予期せぬ大きさで発見されることがしばしばです。
あまり大きくしすぎたり、同時にたくさん実らせると、本体(株)を弱らせてしまうので要注意です。
ゴーヤもしかりで、子ヅル、孫ヅルが伸びて葉が茂り重なったところに同じような色の実がなり、
うっかりすると見逃してしまいます。今育てている苗も、昨年母が見逃し、熟しまっ黄色になって初めて
気づいた実からとった種を蒔いたものです。ゴーヤは発芽率も高いようですし、苗もとても丈夫そうなので、
毎年育てたい方はとり遅れた実を食べられないとあきらめずに、種を取り出し、洗い、乾燥させて、
来年までしっかり保管されたらいいですね。市販の苗はけっこういいお値段しますし。
しかしこの、知性感じる、まるで明確な意思をもったかのような、力強いツル(ヒゲ)の巻き具合は驚きです。
ここはちょうどネットを継ぎ足した分岐点、足場を強固に固定して、90度近くに折れ曲がった
次のネットへと方向、狙いを定め、さらにツルを長く伸ばそうというのです。
ムギワラソウに陣取る子カマキリ。この日は常時風が吹いていて、背丈のあるムギワラソウはゆらゆら揺れて、
ピントを合わせブレずに撮るのは不可能に近かったです。
と、そこへ、小さなアブの仲間がやってきて蜜を吸い始めました。カマキリと撮影者の私との
一直線上に入って、決定的瞬間を撮影できそうな願ってもない好位置なのに、いかんせん、
被写体自体の動きが風で止まらずに、ピントが合いません…
徐々に距離をつめるカマキリ。これなどは奇跡的にカマキリにはピントが合いましたが、なにせ
被写界深度が浅く、手前のアブが黒い塊にしか見えなくて残念です。一度だけ捕獲を試みた
カマキリでしたが、結局逃げられてしまいました。
すぐ近くで別のムギワラソウの蜜を悠々と舐めるアブさん。
写真は前回23日に投稿した三部作の続きです。続編と合わせ、合計五部作となります。
黄色い百日草に陣取るカマキリ。
白いアジサイでたそがれる子カマキリ。27日現在、このアジサイもほぼピークを過ぎて、ここを
ネグラにしていた子達も、そろそろ次の居場所を見つけねばなりません。