旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

初の失業給付金支給される

2015-01-30 17:39:07 | 住所不定無職低収入

もう何回職安(ハローワーク)に通ったことでしょうか? やっとこさ初めての失業給付金(雇用保険金)が
支給されることになりました。しかし給付制限期間が終わったばかりとのことで、初回はわずか
7日間分だけです。苦労した割にはなあ…

この先の認定日や就職活動実績などで、まだまだ職安に何度も訪れなければならないことを考えると
憂鬱ですが、今私が受け取れる唯一のまとまった給金なので、我慢してなんとか喰らい尽きたいと
思います。


*冷たい雨が昼過ぎまで降り続いた和歌山市です。平野部では、雪に変わることはありませんでした。




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山専ボトル

2015-01-30 17:33:12 | ライカはローリングストーン




サーモスのステンレスボトルを新調しました。「山専用」として売り出し中の新製品で、
「軽量」かつ「高い保温性能」が売り物です。雪中、長時間行動することを考慮して、
装備に加えてみました。500ml用で、雪の中でも目立ちそうな一番派手な色を選びました。


          

これまでも山や旅行の装備として、携帯ステンレスボトルを使おうとしたことはありましたが、
いずれも最終的には「かさばる割には使い勝手が悪い」とか「面倒くさい」とかの理由で、
採用を見送ってきた経緯があります。面倒なので、つい「冷たいペットボトルの飲み物で我慢しよう」と
なっていたのです。今回うまく使いこなして定着するでしょうか。


          

左が前回同じ目的で買っていたボトル。買ったのは5年くらい前かな? 結局本来の目的の
山とか旅行用には一度も使われず、その後「熱いお茶入れ」として、職場で使ったりしていました。
新型は旧型と比べるとホンの少しずんぐりむっくりした体型で、数十グラム軽量化に成功しています。
旧型でも十分保温能力は高かったけど、うたい文句通りならさらに改良されているとのことなので、
高性能に期待します。






          


車中泊で迎えた朝なんかもそうなんです。本当は温かい飲み物で、腹の底からあったまりたいのに、
意に反して冷たいペットボトルのコーヒーでは、パンも喉を通りません。夜のうちに湯を沸かしておいて
これにキープ、せめて温かいスープとかコーヒーを味わうひと時がほしいところです。


今回阿蘇の道の駅で、お隣のキャンピングカーから温かいコーヒーの差し入れをいただきました。
キャンピングカーの方と交流するのは初めてじゃあないかな? 私のような「貧宿スタイル」車中泊者
からすると、ランクが数段上って感じの上流階級者で、「さぞかし中はあったかいんだろうなあ」と、煌々と灯る
車内のランプをうらやましく眺めていました。その久留米ナンバーのご夫婦によると、道の駅阿蘇は、
無料で100ボルトの電源供給を受けられる、全国的にも珍しい設備の整った駅なんだそうです。
トイレや洗面所の数がやや少ないことから、最初私の評価は辛口だったのですが、やはり無料の
「水道の蛇口(水汲み場)」が別に設けられるなど、キャンピングカー・スタイルの利用者には
至れり尽くせりの設備が整い、のち私の評価も高まって、結局5連泊するに至り、キャンパーの方とも
少しお近づきになれたのでした。

さらに余談ながら、実は鉄道ファンにもこの道の駅での車中泊はお勧めかもしれません。
鉄道の駅(阿蘇駅)のそぐそばにある道の駅は、すぐ横をレールが走っていて、一時間に一本くらい
列車が行き来するたびに、夜行列車に揺られながら眠っているような不思議な感覚が味わえます。
まさに「レールウエイ・ララバイ」、一度お試しあれ。






   

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読み終えた本

2015-01-30 17:18:17 | 老人のつぶやき




11月の旅で読めなかった『精神分析殺人事件/森村誠一』と『山名耕作の不思議な生活/横溝正史』
の二冊を、今回旅のお供としました。『山名~』は現地で半分程度しか読めず、残りは帰宅後読み終えました。
どちらも購入時(中学~高校生当時)に読んで以来の再読でしたが、95%くらいストーリーなどを忘れ去っていて、
ほぼまったく新しい読み物として楽しめました。


『精神~』は森村さんの短編集ですが、短いストーリーなのに2~4つくらいどんでん返しが用意されていて、
容易には犯人を特定させないところはさすがです。『山名~』は横溝氏の初期(昭和初期あたり)の短編集。
いわゆる本格推理物を書き出す以前の作風で、かなりシュールかつブラックな内容のものも含まれています。
興味深いのは、発表当時「江戸川乱歩」名義の作品だったのがいくつか収められていること。当時「新青年」という
雑誌の編集長をしていた横溝氏は、江戸川氏が作品を仕上げられず穴があきそうなので、仕方なく
自身が「江戸川乱歩」名義で代作、掲載となったようです。おおらかな時代だったんですかね~
のち、横溝氏が推理小説作家として台頭し、江戸川氏に勝るとも劣らない大家となるとは、まさかその時はまだ、
ご本人も思いもよらなかったことでしょう。


   

『山名~』に挿まれていたしおり。時代を感じさせるなあ。『人間の証明』『野生の証明』『青春の証明』の
森村さんの「証明三部作」は一世を風靡しましたねえ。しかし私は『人間~』は未読のままです。
どうも原作を読む前に映画かドラマを見てしまったらしいのです。こういう本こそ図書館で借りるなどして、
今一度原作を読み返してみるのも面白いのかもしれません。そういえば、阿蘇の図書館で読んだ
『白昼の死角/高木彬光』も、ずいぶん前にドラマ化されたのを見た記憶があります。しかし原作の方が
はるかに迫力があって、これは一読する価値のある小説だと思いましたよ。


森村さんはその後も人気作家であり続け、息の長い創作活動を続けておられます。真の実力をお持ちの
作家のお一人なのでしょう。




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