旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

さわやかな朝をむかえるために

2018-09-29 19:35:00 | 老人のつぶやき

すったもんだの末、数日前ようやく屋根瓦の修理を終えることができた。ひとまずホッとした反面、
きちんと修繕してくれたのかどうかを疑う自分もいる。まったく初めて頼んだ業者だったし、
信頼度が未知数なうえ、修理の出来具合を自分の目で確かめようがないからだ。たとえ、
「さあ、確認してくれ」と言われても、素人が二階の屋根の上に登り、現場へたどり着くことは
まず無理だと思う。

しかし、心配せずともいきなり試金石、次の大型台風が接近中で、和歌山市は今度も影響を
免れることはまず不可能な状況みたいだ。これで雨漏りせねば万々歳と言ったところか。ただし、
もしもまた瓦が飛ばされたとしても、単にすべてこの業者のせいにはできないこともあり痛し痒しだ。


以上のような懸念はあるにせよ、一応屋根の修理を終えられたのはまだマシなほうで、付近には
応急処置をしただけでブルーシートが張られた屋根がたくさんあるし、まったく手付かずに見える
お宅も多数見受けられる。元々空家だったり、取り壊す予定で放置されている家もあるなど、
事情は様々だ。我が家の斜め向かいの三階建てのハイツ(マンションに近いような大きな建物)は、
屋上付近の外壁に張られた鉄板(アルミ製?)が剥がれかけたまま何枚もぶら下がっているのが
とても気になっている。この前の台風ではそれらの一部が吹き飛ばされ、我が家へも2枚、大きな
スチール製の板が飛び込んでいた。断定は出来ないが、このハイツからの飛来物の可能性が
極めて高く、こうした物体が屋根瓦やカーポートの屋根に当たったのをきっかけに、破損が
始まったと考えられる。

今回は、壊れたものや、壊れかけのもの、修理途中のものが町中あちこち散在しているので、
前回以上に様々な物体が空を舞いそうで戦々恐々としている。こんなに恐れているのは私だけでは
ないだろう。もちろん逆に、我が家からの飛来物が他家に直撃することも考えなければならず、
これはお互い様なのだがやはり出来る限りの対策を講じ防がなければならないはずだ。
でもやはり、個人の力では限界がある。


地震と違って台風は、来ることが事前にわかっているし、準備期間はそれなりにあるにもかかわらず
対処できないのがとてももどかしい。光子力研究所のようにバリアーで壁を作り、家を丸ごと
保護できたらいいのにと、むなしく空を見上げるだけだ。実際研究が進んでそれに近い設備を
編み出したり、あるいは台風の進路を変更できたり、もしくは台風を消滅させる、そこまでは無理でも、
勢力を衰えさせるような発明や技術は望めないものだろうか。もしもそれに近いものが開発されたなら、
ノーベル賞候補は間違いなかろう。バルンガを人工太陽で誘導して、本来の食べ物「太陽」を
思い出させたように、台風の鼻先にニンジンをぶら下げて、どこか害の及ばない彼方の地域へ
放り出せないものか? それが問題ない行為なら、宇宙へ連れ出してもらえたら…

毎年確実に日本列島に被害を及ぼす台風である。手をこまねいていないで、積極的に防御、
対応する手立てを考えだしていただきたいものだ。今回の24号でも、勢力があまり衰えないまま
予想コースをたどると、広域で甚大な被害が予想される。農産物への影響も避けられず、
米、みかん、柿、ぶどう、りんごなどなどが大被害を受けそうだし、これから見頃が始まる各地の
紅葉の出来にも悪い影響を与えるのは間違いないだろう。本格的な秋の行楽シーズンを前に
観光地も大打撃を受けることになる。


…と、まだ台風が近づく前なので今は少し余裕があるのか、規模の大きなことを考えられるが、
明日の昼以降は、我が家のことで手一杯で、傷跡残さず、一刻も早く台風が通り過ぎるのを
震えながら待つしかない状況となっているに違いない。今夜はまだ音楽を聞いたり、録画した
テレビ番組を見たり、お酒を嗜んだりと、いつもどおりの日々を過ごせる有難味をかみ締め、
願わくば月曜日もいつもと変わりない他愛無い平凡な日常が続いていて、目覚めたら
さわやかな朝をむかえられていることを祈るばかりである。



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雨の中フダンソウとコマツナの間引き作業

2018-09-29 17:31:10 | 案山子と人と烏




雨の中、畑仕事を少し行いました。ほぼ屋根のあるカーポート内での作業ながら、行き来や資材を
用意したりする際にちょっと濡れました。しばらくしたら雨のやみ間があっただけに早まったのかも。
でも基本的には、あとになるほど状況はひどくなりそうだったので、やむを得ずですかね。

コマツナ(小松菜)、それからあとから植えたフダンソウ(うまい菜)の二回目の間引きと追肥です。

写真はいずれも作業後で、これはフダンソウ。一番手前などはとても発芽率が悪く、たった3本しか育たず、
これがすでに最終形態かもしれないですねえ。その割にはいずれの苗も意外にたくましく育っているので
まあ、結果オーライなのかも。


   

こちらがコマツナで、ここまでまずまずかなあ。


   

これは間引き菜。左上はオクラですね。最後カウントしていないけど、たぶん合計70本くらいには
なっていると思います。まだ花が咲いているし、あと数個とれそうだったのに、おそらく今度の台風で
引導を渡されることになりそうです。


   

ラディシュとあとから植えたコマツナに寒冷紗のカバーを掛けておきました。これで少しは暴風雨の
直撃をやわらげられたらと考えました。数日前にいずれも一回目の間引きと追肥を行っています。
生育状況はあまりかんばしくはなく、今日も込み入ったところだけもう一度軽く間引いておきました。



*今朝の朝日新聞の書評で、太宰治が現在に転生する設定の小説が紹介されていました。
 これはちょっと興味をそそられますね。もし読むことになったら、私にとっておそらく「初ライトノベル」
 となりそうです。名前はライトながらお値段1500円くらいするみたいですし、買ってまでは
 読めそうにありません。どこかの図書館で巡りあえたらのお話ですね。


*現在和歌山市の雨は小康状態です。南部では猛烈な雨が降った地域があったようです。




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