ナキウサギの撮影現場で、岩のくぼみに前日までの雨が
溜まっているのに気がついた
鳥が水浴びに来ないかなと思っていると
案の定一羽やってきて
大きな羽音をたてて豪快に飛沫を上げ始めた
岩場の周囲がテリトリーなのか
頻繁に辺りを飛び交っていた
ヒガラという名の野鳥だと思われる
同じような仕草を数回繰り返したうちの
一部を抜粋して掲載
【ヒガラの水浴び~東ヌプカウシヌプリにて 2023.05.17 撮影】
5月3日(金・祝日) 曇り時々晴れ
ついにナキウサギをあきらめ、北海洋さんに引き連れられて、東京のTさんと三人で
山菜採りに出かけることになった。私個人的には、本格的な山菜採りは初めてだ。
急な斜面を登って下って、行者ニンニク(アイヌネギ)がわんさかと生えていた。
採ってもとってもきりがないくらいあり、腰が痛むがそれでも意地になってとり
続けた。北海洋さんによるとこの場所には、行者ニンニクとよく似ていて紛らわしい、
誤食に注意が必要な「イヌサフラン」という有毒植物は生えていないとのことだが、
念には念を入れたい。またこの日道内で、山菜採りの方が急斜面から転げ落ちて
亡くなったと、ラジオのニュースでやっていた。初めて山菜採りの面白さと大変さを
知った私、素人は特に諸々気をつけねばなるまい。
結局、お店で買うと数万円分くらいはあるだろう大量収穫で、妹宅当てに宅配便で
送りつけた。手間暇かけるが湯がいてから無事冷凍保存してくれよ。帰宅後、肉と
一緒に焼いて食べたり、ハンバーグなどの具材で使うのが楽しみだ。関西では
馴染み薄い食材ではあるが、葉物野菜が不足しがちな夏場、滋養強壮を補う意味でも
珍重されるのではないかな。
手元にわずかに(それでも、市販の二束分くらいはあったと思う。500円くらい
するだろう)残しておいた生の行者ニンニクを、手持ちのコッヘルで茹でてお浸しに
して夕食時にいただいた。調味料は、スーパーマーケットでお刺身用に置いてある
醤油をお弁当用に拝借したのを流用した。湯がいてなお、これだけの甘みとうまみが
残るとは、さすがだ。日本酒との相性もよく、グイグイ杯が進んだ。
本当は冷凍せずいただくのが一番おいしいとのことだが、これだけの大量収穫分を一気に
食べるのは到底無理なので、冷凍保存したものを、少しずつ解凍していただくとしよう。
この前山上で、エクセロフトのアウターのズボンを岩場で破ってしまい、バンドエイドで
応急処置して使っている。これが意外としっかりくっついていて、この旅中は持ちこたえ
そうだ。
モンベルで確認したら、2400円で修理してくれるとのこと。帰宅後修理に出して、
もう少しはき続けたいと思っている。