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11月8日(月) 晴れのち時々曇り
朝目が覚めると、すでに周囲は霧に包まれていた。撮影地点は雲海から飛び出ていて、
ここで撮影。
山はきれいに見えていたが、日の出は平凡。せっかくの雲海をうまく撮影と
結び付けられないのがもどかしい。しかもその雲海は時間が経ってもなかなか
晴れず、場所によっては夕方まで盆地に溜まり続ける始末。普通朝霧って、
日の出とともに晴れ始め、8時か9時頃までにはすっかり晴れ渡っている
イメージなのだが、今回はけっこうやっかいで、すぐに晴れないことが多かった。
風が弱かったことがその一因だろう。
雨はよく降ったが弱雨で、風も穏やかだったためか、今シーズンのカラマツの黄葉は
長く持ちこたえ、見頃が長かった。しかし明日は荒れ模様と聞くので、この日までが
ピークだったとしておく。
こうした地面から湯気(水蒸気)が立ち上っているのを何度か見かけ写真にも収めた。
水分含有量が多かったためだと思われる。
このあとも山はかすみがち、雲も増え始め、結局思ったような撮影は出来ずじまい。
こうなると読書がはかどる、これでいいのか悪いのか… 「新装版日本沈没」は
下巻に突入。日本沈没といえば、映画で見たスペクタクルな破壊シーンが強く印象に
残っていて、もちろん原作内にもそれらは執拗に描かれてはいるが、加えて、
心理的な描写や「その日」に向けての日本政府がとるべき手段への葛藤なども
綿密に描かれている。映画ではそのような場面がどこまで精細に再現されていたのか、
もう一度映画版を見直してみたい気もしてきた。今となっては、その内容のほとんどを
忘れちゃってるんだよねえ。