旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

各葉物野菜の間引き作業

2023-01-14 18:35:00 | 案山子と人と烏



昨日夕方から今日昼過ぎにかけての久々の雨で、潤いの戻った和歌山市です。
雨脚はさほど強くはなかったものの、さすがにこれだけ長時間降り続くと、
たっぷり地面に浸み込んだと思われます。

雨が上がったのを見計らい、午後各葉物野菜の間引き作業を行いました。天気が
崩れる前に季節外れの高い気温となったこともあり、一気に生育が進んだようです。
ただし、いまだ全般に生育状況はあまりかんばしいものではありません。

まずはコマツナ(小松菜)の二回目の間引きと追肥。本葉の大きさが顕著になりました。
写真はいずれも作業後のものです。


    

チンゲンサイの一回目の間引き。相変わらず手前の古い種のほうは生育が遅れがちです。


    

そして最後に種まきしたコマツナ、日陰のもやし状態、ヒョロヒョロです。


    

それなりにまとまった量になった間引き菜。


         

ピンク色のカニサボテンが見頃です。

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コイズミの家具調こたつよこんにちは・パート2

2023-01-09 19:00:00 | ライカはローリングストーン



脚(+継脚)×4本を本体に取り付けます。付属のネジを手で締め付けるだけなので
いたって簡単。ドライバーは継脚の装着(脱着)のみに使います。


    

倒立させて使用状態に近づける。

手前の黒いボックスは、夏季不必要な電源コードを仕舞うケース。このプラスチック・
ケースが旧モデルと比べるとおそろしくチャチ、前のには備わっていたフタもなく、
四角い穴が開いているだけのお粗末なものです。身もフタもないとはこのことです。
その他、本体、天板、電源コードなどは、一見すると前モデルとあまり変わり映えしない
出来栄えなのですが、よくよく吟味すると、1~2割方雑なつくりのようです。おそらく
肝心のヒーター・ユニットも貧相なものでしょうから、今回は長期使用はあまり期待
できず、まずは10年を目標に使えればいいほうでしょう。


    

人感センサーを脚のひとつに取り付ける。人(足)の動きがしばらくないと勝手に
電源がオフになるというこの装備、今のところ使うつもりはないのですが、年に何度か
消し忘れることが実際ありましたし、もしかしてうまく活かせれば便利な機能なのかも。

今度のコントローラーには小さいながらLEDランプがついていて、使用中赤いランプが
点灯するので、消し忘れは少なくなるかもしれません。しかし、いかんせんランプが
小さく遠目には確認しづらいので、いちいち近づかなければならないのが難点。


    

昔々、こたつの天板の裏側には当たり前のようにフェルトが貼ってあり、トランプなどを
興じるのに便利でしたよねえ。今時、大勢で集まってトランプゲームを楽しむ習慣も
ほとんどなくなったのかな。


    

天板を載せて完成。ネットの画像で見たときにはもっと明るい木目調の製品に見え、
これまでのサンヨー製とあまり変わらないような印象でしたが、実際にはもっと
暗い基調、ダークブラウンに近い色合いでした。こちらのほうが落ち着く色味ですし、
結果オーライではありました。


    

こたつ布団をセットしていつでも使用オーケー。

旧モデルと比較すると、やや雑なつくりが気にはなりますが、今時としてはまずまず
しっかりした製品ではないでしょうか。18年は無理だとしても、できるだけ長く
愛用できればと考えています。

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コイズミの家具調こたつよこんにちは・パート1

2023-01-09 18:55:00 | ライカはローリングストーン



長年愛用したサンヨー製の家具調こたつの調子が悪くなったので、急きょ後継機種を
探すことになりました。実際に店頭で確認しようかとも考えましたが、結局、ネット通販
を利用し、画面上のデータのみで購入を決めました。

今回買ったのは、コイズミ製のこたつです。コイズミって、たぶんコイズミ学習机の
コイズミだと思うのですが、それもよく確かめないままの購入です。コイズミ違い
ってことはあるのかも。現代社会では、こたつは暖房器具の主流を外れてしまったのか、
大手家電メーカーが新規開発、販売を手掛けることはもはやないようで、家具販売店や
新興家電メーカーが細々と販売を続けているような状況みたいです。


大きな段ボール箱の梱包から、まずは本体を取り出しました。脚などは自分で取り付け
なければなりません。18年前にも同じように組み立てたのでしょうけど、さすがに
その記憶はすでにありません。サンヨーモデルと同じく「メード・イン・マレーシア」製で、
これは勝手な想像だと断ったうえで申しますと、もしかして同じ工場(OEM製造している
ような)で作られたものかもしれません。

中央部にある楕円形のパーツは継脚で、私はこれを年がら年中使用する関係上、まずは
本体からとり省きました。左手に見えているのが取説です。
    

    

脚を取り付けるネジと付属のドライバー。


    

「人感センサー」付き電源コード。


    

段ボール箱から取り出した脚×4本。


    

脚に継脚を装着します。脚にある黒いパーツは人感センサーを取り付けるための部品。

継脚がサンヨー製よりも約2cmほど短いことで、今度のこたつは前モデルよりも
やや高さが低くなってしまいました。私が調べた限り、どこのメーカーでもほぼ
この長さ(高さ)は変わらないようだったのであきらめました。最初からテーブル
として使うことを前提に、極端に脚の長い製品もありましたが、生活スタイルが
変わり、将来床に座るような使用方法に変更する場合もあるかもと、一般的な
高さのモデルを選びました。椅子(ソファー)を使うスタイルのほうが何かと
楽なので、今さら地べたに座る生活に戻ることはおそらくないのでしょうけど。  

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サンヨーの家具調こたつにさようなら

2023-01-08 19:05:00 | ライカはローリングストーン



私の部屋のメイン暖房器具である家具調こたつの調子が本格的に悪くなり、ついに見切りをつけ
買い替えることになりました。長期間苦楽を共にしてきたので、別れに際し、記念撮影して
おきます。


    

2004年のサンヨー(三洋電機)製、丸18年間使ったことになります。区切りよく
20年を目指していたのですが、もうちょっとのところで持ちこたえられませんでした。
でも、7年ほどを目途に買い替えが推奨される今時、異例の長期使用でしたよね。

このこたつを買うまでは、妹のお古のこたつを使っていました。さすがに古くなり、
新品を買い求めようとしましたが、その当時大手電機メーカー(ナショナルや日立製作所
など)はすでに採算の取れないこたつ製造からは撤退していて、唯一販売を続けていた
のがサンヨーだけでした。なので選びようがなかったというか、一択でこの機種に
決めた記憶があります。

この製品、使い始めた当初パワーが強く、最小の「弱」以上にダイヤルを回すことは
滅多にありませんでした。それが3,4年前あたりから3~5(中間程度)にまで
出力を上げないと暖かくなくなり、それが今シーズン、最強にしてもあまり暖かさを
感じなくなっていました。完全に手遅れになる前に買い替えを決意したのです。


    

コントローラー。「切」の部分に重ねられた緑色のシールは、私が当時手元にあった
ありあわせのシールを貼ったもので、よくぞ18年間、はがれずに張り付いていたものだと
感心します。切~強弱を示す段階の数字すべてがオレンジ色で、遠目に電源が切れている
のかどうかがわかりづらく、少しでも可視化できればと貼った目印でした。

切り忘れ防止に少しは効果があったでしょうけど、それでもこたつは使用音が静かなこと
もあり、ひとシーズンに何度かスイッチが入りっぱなしになっていたことがありました。


    

こたつ布団を被せた状態の最後の雄姿。天板は少しキズがある程度で新品同様に近く、
普通のテーブルとしてならまったく差し障りなく使用を続けられるので、処分するのが
ちょっと惜しい気がします。

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年内に次々種まきした葉物野菜の行方

2023-01-08 19:00:30 | 案山子と人と烏



昨日の雨は結局ものの数分で降り止み、もちろん大地を潤すほどでなかったので、
今日改めて庭の水やりを行いました。和歌山市ではもう二週間近くまとまった雨は
降っていないでしょうか。降らない時には降らないもので、空気がカラカラに乾燥
しきっている状況です。

年内に続けざまに葉物野菜の種をまきました。今一年で一番日照時間の少ない我が家
の庭、遅々として生育が進んでおらず、ここらあたりで現況をまとめておきますね。


まずは12月6日(火)に種まきしたコマツナ(小松菜)です。すでに一回目の
間引きを行ってはいますが、生育状況はあまりかんばしくなく、二回目はまだ先に
なりそうです。


    

12月13日(火)に種をまいたのがチンゲンサイですね。手前の列と奥とでは明らかに
発芽、生育状況が異なっていて、これは種の新旧による差です。使用期限の切れた種は
あまり使わないほうがいいという格好の見本で、手前はもうそろそろ一回目の間引きが
できそうなのに、奥との差がありすぎて、躊躇している状況です。

込み入ったところのみ、軽く間引いておきました。


    

そしてこちらが12月20日(火)に種まきしたコマツナです(期せずして、きっちり
一週間ごとに種をまいていたんですね、今知りました)。これですべて古い種を
使い切ったと以前の記事にあり、そうすると6日にまいたのと同じ種を使ったことに
なるのですが、土の状態などによる違いなのか、こちらのほうが発芽率はいいようです。

やはり今日、込み入っているところだけ間引きました。


徐々にではあるものの、そろそろ日照時間が長くなり始めますし、今後の巻き返しに
期待するしかありません。


    

カニサボテンのピンク版。挿し木したところ、根付き、花が咲いたとのことです。

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蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT

2023-01-07 19:18:00 | NHKに捧げる歌



毎年恒例のレンタルビデオ店の会員証更新。更新手数料無料、しかもその際
一枚無料でDVDなどをレンタルできるので、幽霊会員を続けているのです。

今回は何をお借りしようか迷った挙句、蒼穹のファフナーのシリーズ最新劇場版
「蒼穹のファフナー THE BEYOND」に決め出かけたのですが、訪れた店では
この作品は扱っていないようでした。レンタル版がまだ出ていないのか、もしくは
新作コーナーなど別の棚に置かれていた可能性もあり、なにせ普段レンタル店を
利用する習慣がないので、どこに何があるのかがよくわかっていないのです。

それで、今回代わりに借りたのが「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」です。
ファーストシリーズ終了後にテレビで特別版として放映されたという、第1期の
前日譚を描いた作品です。古い作品で画角も4:3ですし、スタッフなども
ほぼオリジナルのメンバーなのでしょう、ファーストの雰囲気などがそのまま
踏襲されています。本放送で早々に消え去ってしまう登場人物たちが、ここで
蘇り、まだ活躍の場を与えられているのが痛々しいですし、RIGHT OF LEFT
そのもののストーリーも哀し過ぎる展開ですよね。このあたりは共通項、
ファフナー・シリーズ全編に漂うヘビーなムードをまとっています。

今月からテレビシリーズ第2期の「蒼穹のファフナー EXODUS」の再放映が
始まりました。第2期は前回の再放映で見ることができたので、私としては
今回の措置に強い思い入れはありませんが、そのあと引き続き THE BEYONDを
放映してくれないかなと期待しているのです。

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レモンの最終収穫です

2023-01-06 19:00:30 | 案山子と人と烏



年末年始にかけて穏やかな日和がずっと続いていた和歌山市です。今日あたりがその
変わり目かもしれませんが、明後日以降、ずらっとまた晴れマークが並んでますねえ。

本日レモンの最終収穫を行いました。手前のほう、低い場所など、比較的とりよい
箇所ばかり残しておいたにしては、それでもけっこう苦労しました。この一か月余りで、
すっかりレモンイエローに変貌です。さて、このカゴにはいくつあるかわかりますか?



    

    

    

サザンカ、さすがにピークは過ぎてはいますが、まだまだつぼみがたくさんあるので、
今月いっぱいは楽しめそうです。今期は、ひとつひとつの花がとても大きいのが特徴です。
少しせん定して全体の枝ぶりをコンパクトにしたのと、夏場に毛虫の大量発生が
なかったことが要因でしょう。

         

菊とのコラボレーション。


今日、植木全般に寒肥を施しました。


    

ピンクラッパが咲き始めました。わずかながら、春の気配を感じる我が家の庭です。


さてレモンの数でしたね(すっかり忘れるところでした)。カゴには43個あります。
昨日5個切りとって妹に持たせたので、48個枝に残していたことになります。
これまで83個先取りしていたのと合わせ、今期は計131個の収穫となりました。

昨年の154個には及ばないものの、大収穫だったと言っていいかと思います。
今期は一個ずつが大きいのと、表皮がきれいなものが多いので見栄えもいいんですよね。

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びっくり箱殺人事件

2023-01-06 18:57:00 | 図書館はどこですか



次の旅先で読むために準備していたのが「びっくり箱殺人事件/横溝正史著」です。
ですが、出発がまだまだ先になりそうで、結局自宅で読み終えてしまいました。


表題作には金田一耕助は登場せず、タッグを組むことの多い等々力警部のみが出演します。
ただし、警部はもうひとつ影が薄く、探偵役は別の登場人物が務めることになるのですが。

当時金田一ものばかり買い求めていた私としては、このびっくり箱~はかなり異例
となる存在で、なぜこんなイレギュラーが発生したかというと、単なる買い間違え
なんですね。当時は今のようにネットを通して膨大な情報を得られるわけではなく、
その横溝作品が金田一ものかどうかは、書店で実際本を手に取り、パラパラッと
ページをめくるなどし、金田一が登場するかどうかを確かめてから購入していました。
同時収録の短編「蜃気楼島の情熱」には金田一が登場するので、たぶんそのページを
見て早とちり、金田一ものだと勘違いして買ってしまったのです。

もしも私が相当な金田一マニアだとすれば、蜃気楼島~を読むためだけにこれを
買ったのだとすると別段何ら問題はないわけでしょうけど、さすがにそこまで
熱心なコレクターではないわけで、その点、購入は失敗だったと認めざるを得ない
でしょう。

ところが近年、このびっくり箱~を見直す気配となり、というのも、中長編である
この作品は、柏書房の「短篇コレクション」には収められず、さりとて「由利三津木」
ものでもなく、人気の金田一作品ではないので復刻など日の目を見ることもなさそうで、
いわば横溝作品としてはどこにも属さない宙ぶらりんな忘れられた日陰の存在、
それがかえって幸いし、もしかしてプレミアがつくかも?と淡い期待を抱いたのです。

しかしそれもつかの間の夢でした。このたびの角川文庫版の復刻販売でびっくり箱~
も再発売され、希少価値的な値打ちはなくなったのでした…


         

気を取り直して中身にも少し触れておくと、これは横溝作品でもかなり異色の作風で、
ギャグ基調とでもいいますか、語り口が他作品とは大きく違っていて、なるほどここに
金田一は馴染めそうになく、登場させられないはずだと納得しました。「獄門島」と
同時期に書かれたものだとはにわかには信じられません。この懐の深さと言いますか、
引き出しの多さが横溝さんなのでしょう。本格推理に属するような巧妙なトリックを
用いた展開にもかかわらず、奇妙奇天烈、相当なクセ球を投げられているのです。
しかし正直、読み進めるのは少々手こずりました。リズムが独特で、他作品のように
テンポよくとはいかず、途切れ途切れに読むことで、どうにか完読できたのでした。


やはりそれよりも圧倒的に親しみやすかったのが蜃気楼島~でした。短編ながら
トリックを工夫し、犯人をすぐには特定させません。それを打ち砕く金田一の
鮮やかな推理が冴え渡る、小品ではありますが完成度の高い逸品です。

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死仮面

2023-01-05 18:30:00 | 図書館はどこですか



復刻販売されている角川文庫版の横溝正史シリーズ、図書館でお借りした
第二弾がこの「死仮面」です。おそらくはこの一冊をもって、いわゆる
「金田一もの」に関しては、ほぼすべての書物を読み終えたことになると
思います(実は現時点で、あと数冊未読のものがあることがわかっているの
ですが、これはまたいずれかの機会に読めるはずなので)。

中学生~高校生当時の私がこの死仮面を手にすることができなかったのは、
昭和24年に計8回雑誌掲載されたうち、1回分(第4回分)が欠けたまま
発見されず、長期に渡りお蔵入り状態、発売が遅れたことが挙げられましょう。
で、結局見つけられないまま、本書の解説も担当されている中島河太郎氏が
その1回分を代筆する形で補填され、発表にこぎ着けたのがこのたびの
角川版の死仮面になるようです。

この話には続きがあって、後年、欠落していた第4回分が発見され、
春陽文庫版に収録されたとのことです。この完全版と読み比べてみたい
ところですが、残念ながら和歌山の図書館には所蔵されていないようで、
いずれどこかの図書館で巡り合えるのを心待ちにしたいと思います。


その死仮面、出だしのおどろおどろしさは最高なんですよね! 八つ墓村と
同時期に書かれたというだけあり、陰惨で、これはすごい事件になりそうだと、
震撼し、戦慄さえ覚えます。しかし途中から学園もの、少女の冒険小説風へと
シフトチェンジしてしまい、興味を削がれ、尻すぼみに終わってしまいます。
金田一耕助はそれなりの活躍を見せるものの、冒頭登場する磯川警部は
途中退場したままだし、舞台が岡山から東京へ移るのも、仕掛けがが華やかに
なりすぎてしまう、その遠因かもしれません。


同時収録されている「上海氏の菟集品(コレクション)」は、逝去直前に
発表された氏最後の作品とされているものの、実際の制作年度はずっと遡る
とのこと。少女の心の奥底に秘められた「悪」と「闇」、森村誠一さんの短編を
読み終えたあとの寂寥感と同じような虚しい余韻漂う秀作です。これは私の
まったくの当てずっぽう、もしかして本当に森村さんの作風に刺激されて
書き上げられた作品ではと勝手に想像し、ひとりでワクワクしています。

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2023年度冬アニメが始まる…その前に

2023-01-04 19:20:30 | NHKに捧げる歌

年末年始のインターバルをはさみ、小休止していたレギュラー番組が再開され、
すぐさま2023年度の冬アニメが怒涛の如く始まりますねえ。個人的には一部の
シリーズもの(「虚構推理2」とか)を除くとまったく未知の作品ばかりなので、
カット&トライを繰り返しながら、自分好みの作品を探し出さなければなりません。

その前に興味を引かれるのは、一足飛び、春アニメとしてNHKで放映予定の
「TIGER&BUNNY2」ですかね。有料チェンネルのみで放映されたこの作品を、
初めて見られるのはとても楽しみなのですが、残念なのは、私はシリーズ1を
見ていないのですよ(ベストアニメ100で放映された3話分を除いて)。
再放送を心待ちにしていたのに、いまだその機会に恵まれていないんですね。

あっと! 話が先に逸れてしまいました。元々は、冬アニメ開始前に2022年の
秋アニメを振り返るはずだったのです。今更感はあるでしょうけど、少し私の
個人的感想をここで述べておきますね。再放映時の参考にでもなれば幸いです。


まず秋アニメ中、新作で一番大化けしたのが「ぼっち・ざ・ろっく!」でしたか。
最初、主人公のぼっちこと後藤ひとりの人見知り、陰キャぶりの度を超す演出に
引いてしまい、1,2話で切ってしまうかと思案していたところ、結束バンドへ
加入、メンバーらと馴染むうちに徐々にではあるものの前向きな思考に変わった
彼女に共感し始めると、それまですべっていたギャグも腑に落ち、笑えるように
なり、一番続きを楽しみにしていたアニメに変貌を遂げました。元が四コマ漫画
だというのにも驚きで、それを全く感じさせない自然なストーリー展開(逆に、
しばしば見られた小気味いい場面転換は、四コマの起承転結のリズムを活かした
のでしょう)など、スタッフの技量の高さにも舌を巻きました。

シリーズものでは、緻密な描写、圧巻の作画、完成度の高さで唸ったのが
「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」でした。テレビアニメでこの
高すぎるクオリティはどうよ?と思ったら、どうやらこの作品、映画(三部作)を
テレビ用に再編成したものだそうで、ならば納得できます。しかし、それにしても
すごい迫力に度肝を抜かれました。私はベルセルクに関しては、これまで数年前に
放映(再放映?)されたシリーズ最新作しか見たことなくて(とても面白かった
のですが、そこに至るまでの長大なストーリー展開がまるでわからなかったので、
かなり苦労して視聴した記憶があります)、その際の、ダークファンタジー的な
要素の強い作品だとの認識は、物語の初っ端はどちらかと言えば単なる戦記ものと
言っていいジャンルだったのだと今回気づきました。それが黄金時代篇での終盤の
エピソード『蝕』あたりで一変するのですね。ともあれ、今回物語の導入部からを
堪能できたのでよかったです。それを踏まえ、最新作をもう一度見返したいところ
ながら、すでに消去、メディアには残していないのが残念です。


…と、二作品を振り返っただけで話が長引いてしまい、他作品を語るスペースが
あまりなくなりました。以下急ぎ足で気になった秋アニメに触れておくと…


ベルセルクと同様、旧シリーズを再編したらしい「ヤマノススメ Next Summit」も、
これまでのあらすじが理解できて良かったです。この作品も最新作しか見たこと
なかったんですよ。ベルセルクほど複雑な構成ではないので、旧作にはそれほど
こだわらなくても楽しめるとは思いますが、人物の相関がよくわかりました。

あと、作画が美しい「後宮の烏」も私的にはお気に入りで、オープニングの女王蜂
『MYSTERIOUS』、エンディング曲krage『夏の雪』もなかなかに決まっていました。
主題歌で気に入ったのは「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」の高橋季依さん
(主演も兼ねる)の『共感されなくてもいいじゃない』の浮遊感のある曲調も
よかったですね。「ゲーム世界に転生」みたいなアニメは基本興味がないのですが、
どうも「悪役令嬢」ものは別のようで、つい見てしまうんですよね。

同じくアキバ+メイド喫茶だけならまったく興味が湧かなかった「アキバ冥途戦争」は、
そこに+任侠路線がスパイスされることで、末恐ろしいバイオレンスな作品へと
昇華していました。登場人物が呆気ないほど次々絶命する中、11~12話(最終話)、
波乱を呼ぶ怒涛の終焉を迎えます。

40年の時を超えて蘇った「うる星やつら」、原作にできるだけ忠実に再アニメ化された
のが災いしたのか、40年の隔たりはやはり重く、今時の作品と比べるとテンポが
あまりにも遅すぎて、ギャグも間延びし、それに笑えない自分に、知らぬ間に現在社会の
慌ただしさがわが身にこびりついていたことに気づき、唖然としました。制作スタッフや
声優の方々は一生懸命にこの作品に取り組まれていることは痛いほど伝わってくるので、
なおさら、今この作品が復活された意義を問い続けています。


つべこべ言ってる間に、今夜からさっそく新番組がスタートするようです。
未知の多数のアニメ作品との苦しくも楽しい格闘の再開です!

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