旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20240918 北海道秋編⑲ 望岳台散策パート12(午前&午後の部) 美瑛町

2024-09-18 09:18:01 | 旅鴉の唄



9月18日(水) 曇り時々晴れ

本日も早朝山上には雲が多め。


   

先日のような大焼けがあるかもと一瞬期待するも、そこまでは焼けずに終わった。

クロちゃん現場、地元のNさん、東京のOさんと三人で陣取る。お立ち台に上がり、
ポーズをとってくれたがそれだけ。活発に動き回ることはなかった。

その後上部へ移動。ここでも一匹写すのでやっとこさ。地元のKさん、岡山のAさん
も加わり、豪勢なメンツで探索しても、出てこないものは出てこない。

今シーズン、地元のベテラン勢が「空振り」に終わることが多いという。たぶん
その理由の一つは、ナキウサギの出方が従来の経験値では図れない不規則なもの
なので、経験者、素人にあまり差が出ず、むしろ、いつ出てくるかもしれないと
期待しながらあきらめず、一心不乱に探し続けている新参者にこそ撮影チャンスが
生まれているのではなかろうか。熟練者ほどそこまで固執せず、鳴き声を発するまで
おしゃべりをしながら待つこともあり、一瞬のタイミングを見過ごすのではないか。
これまでならナキウサギは、巣穴から出てくると、見晴らしのいい近くの岩の上で
ひと鳴きし、周囲をしばらく警戒したのち、手近な草場で採食、岩上に戻りモグモグ
と咀嚼し、それを何度か繰り返す動きが一般的。この一連の動きの間に、経験者は
ナキちゃんの居場所を定め、ある程度動きを予測し、撮影機会を得るのが、今までの
基本パターン(の一つ)であったと思う。今シーズンはあまり鳴き声を発しない上、
鳴いても採食することなくすぐ引っ込んでしまうので、居場所をなかなか特定できず、
しかも本来なら秋に活発に行う貯食行動をほぼせずに、じ~っと巣穴に引きこもった
まま、地表にお出ましになる時間が極端に少ないのだ。

今シーズンは季節を問わず、このような鈍い動きのまま秋を迎え、さすがに冬を
間近にしたこの季節には動き出すだろうと予想したが、結局、私が滞在中には、
モードが切り替わることはなかった。


   

午後再びクロちゃん現場へ。引き続き静まり返り、クロちゃんは岩の隙間に
チラッと姿を見ただけ。あまりに暇なので、私の座布団にとまった赤とんぼを
コンデジで撮影しようとタイミングを計ったいたら、すぐ隣でノーマルのオスが
岩上で鳴き始めた。コンデジを片付け、慌てて撮影体制に入ったが間に合わず、
すぐに引っ込んでしまった。この個体は、人がスマホとかいじくりだしたら
出てくるんだよなあ(それも一瞬だけ)。


   

夕方近くにようやくきれいに晴れ渡り、山も見え始めた。今夜は満月、月見酒と
しゃれこみたいところ、すぐまた雲が多くなり、山は隠れてしまった。紅葉真っ盛り
のタイミングに、山上の天候は不安定になりがちで、山泊での山行を考えていた
方々には、気の毒な方向へシフトしてしまったみたいだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240917 北海道秋編⑱ 望岳台散策パート11 美瑛町

2024-09-17 09:17:01 | 旅鴉の唄



9月17日(火) 雨のち曇り(山沿いは夕方まで一時雨)

元々の予報は曇りのち晴れ。未明からすでに雨で風も強まり、朝の
ナキウサギ観察はあきらめる。この頃から、日々山に雲のかかっている
時間が多くなった。これまでが見えすぎちゃって困ったのだ。

山沿いの雲がなかなか取れない中、午後山に入る。クロちゃん現場~
その上部へ行ってみるも、一枚も写真は撮れなかった。雨上がり以降
ほぼ一日中現場に張り付いていた東京のOさんはどうにか撮影できた
そうだ。とにかく出てくる頻度が極端に少ないので、長時間、できるだけ
機会多く粘るしかない状況だ。

あきらめ下山、駐車場すぐ手前で雨がパラつきだすと、すぐに
まさかの本降りとなり、その後30分くらい降り続けた。この点まだ、
悪運が残っているのだろうか。現場に留まっていた岡山のOさんは、
雨具を持っていたものの、かなり濡れたみたいだったので。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240916 北海道秋編⑰ 望岳台散策パート10 美瑛町

2024-09-16 09:16:01 | 旅鴉の唄



9月16日(月・祝日) 晴れ

夜には星空が広がり、雲のほとんどないすっきりした晴天となった。朝は一けた台
まで冷え込んだものの、日中日差しはまだまだ厳しい。どうやらこの寒さによって、
ようやくセミの声が聞こえなくなったようだ。本日も山がくっきりと見えていた。

一昨日スイッチが入ったようなので期待しつつクロちゃん現場へ。ここでは札幌の
X氏と二人だけ。一つ上のポイントでは、釧路のO、岡山のA,神奈川のSさんらが
陣取ったようで、そこも成果はあまりなく、状況は変わっていないようだ。

クロちゃん二度姿をチラッと見せただけ、写真は一枚も写せなかった。またも
元の木阿弥、いったいどうなってんの??


    

二匹目のご来店。


    

笹一で「赤猫こってりラーメン」をいただかず、「味噌野菜ラーメン+ミニチャーハン
セットを食す。


極力目立ちたくないのに、否が応でも目立ってしまう和歌山ナンバー。本日も
おばさま二人組の「和歌山からわざわざ!?」との声が聞こえたあと、横の
鈴鹿プレート車には、「珍しいナンバーだけど、『すずしか』ってどこだっけ?」
よりはまし?

その後すぐ、車外から「こんにちは!」と声を掛けられ、見知らぬ顔のおじさん
だったので、少々戸惑っていると、「昨日隣に駐車(車中泊)していた者です、
遠くから来られているようだし、今日どこの山に登られたのかと気になっていた
んですわ…」とのことだった。その方の車は、私と同じ車種の最新モデル、それで
余計目についたのだろう。目立っていいこともあるんだなあ。旅先でのほんの
ささやかな、ほっこりしたお話。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅にしあれば(2024.09-1)~北海道秋編①

2024-09-15 23:59:59 | 旅にしあれば



年賀状写真の広角バージョン




さらに、16:9 トリミングバージョン


【ひまわり畑と十勝連峰 2023.09.15 撮影】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240915 北海道秋編⑯ ことさんで煮込みハンバーグ 東川町

2024-09-15 09:15:01 | 旅鴉の唄



9月15日(日) 雨のち曇り(山沿いでは夕方まで雨残る)

夜半から朝にかけて本降りの雨となって、予報ではのち晴れであったが
回復が遅れ山沿いでは夕方近くまで雨が残り、雨に打たれながら下山してくる
登山客が何組もあり、少々気の毒であった。

お昼はごはん屋ことさんへ。レギュラーメニューから「煮込みハンバーグ定食・
900円」をいただいた。ハンバーグは自分でもつくれる数少ない洋食で、
外でわざわざ食べないようにしているが、一度味比べをしてみたくなった。

こちらのハンバーグは、ほぼ豚ミンチのみ使用で、単純に味だけだったら
7割方牛ミンチを使う私家製のほうに軍配が上がろう。しかし驚きなのが
分量で、中サイズのハンバーグが3個、スパゲッティ・サラダ、ひき肉
納豆などのサイドメニューもてんこ盛り、満腹を通り越してしまった。

このところ続けざまに訪れている私に気遣い、大盛りにしてくれたのか、
それとも常からこんななのか? 食の細い方なら食べ切れまい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240914 北海道秋編⑮ 望岳台散策パート9 美瑛町

2024-09-14 09:14:01 | 旅鴉の唄




9月14日(土) 晴れのち時々曇り

久々の凄まじい朝焼けだった。出発準備と重なったのでロケーションを選べず、
望岳台駐車場での撮影となったのが少々惜しかった。繰り返しになるが、変わらず
山が良く見える日が多いこの秋だ。周期的に前線が通過し天気が崩れても、回復後
は何事もなかったかのようにすぐ山が見え始める。ただし山泊まりに方は、晴天が
あまり長続きせず、目まぐるしく変わるのでやっかいだろう。


   

三連休の初日で晴天、人気の撮影ポイントは人が多そうだといったん敬遠しかけたが、
まあギャラリーがたくさんいたら場所移動すればいいかと、今日もまたクロちゃん現場
へ行ってみた。意外にも、滞在中撮影者は、私一人きりの貸し切り状態だった。

今朝はこの秋一番の冷え込みで、それが功を奏し、クロちゃんスイッチが
切り替わったのか、貯食行動が活発で、これまでで一番のサービスとなった。
しかし、これより下の撮影ポイントでは変化が見られず、ほとんど音なしで、
撮影者も一番下に二人組がいただけだった。皆さん、紅葉が見頃を迎えつつある
大雪山方面へ行ってしまったのかもなあ。

でも、駐車場へ戻ると車両がこれでもかというくらいびっしり。ここでこれだと、
層雲峡はさぞすごいことになっているんだろうな。 
   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240913 北海道秋編⑭ 望岳台散策パート8 美瑛町

2024-09-13 09:13:01 | 旅鴉の唄



9月13日(金) 曇り時々雨(ところによりにわか雨)

お~い、しかのこ、日野動物園から逃げ出してきたんかい??

「ぬん!」


    

当初の予報よりは雲が多め、不安定な天候で、場所によって一時にわか雨も降った。

本日は、大雪山銀泉台へマイカーで入れる交通規制前最終日で、行くか行くまいか
迷った末、結局やめてしまった。タイヤの不安、紅葉の状態、天気等々見極めた結果だ。
大雪山上にも真っ黒い雲が掛かっていた時もあり、最悪雨に打たれていたり、
行っても撮影できず撃沈だった可能性濃厚なので、判断は正しかったかもしれない。
しかし以前の私なら、ダメ元で、あるいは下見がてら、少なくとも一度は銀泉台まで
車を走らせていたはずだ。

クロちゃん現場、本日は私一人の貸し切りで、のんびり構えられるのはいいとして、
クロちゃんの活動は変わらず不活発で、貯食活動せず、単発で二度顔を見せてくれた
だけだった。一番下のポイントには、団体さん?7,8名いた。まったく出ていない
みたいだった。


    

    

登山道のすぐ脇でジージー鳴いていたエゾゼミ。君が鳴き止まない限り、真の秋は
やってこないのかもなあ。
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年拾遺集~北海道秋編⑫

2024-09-12 23:59:59 | 展覧会の絵



かみつく




かみきる




ひっぱる




ゲット!




欲張ったかな、長くて運びづらいや


【十勝岳山麓のナキウサギ 2023.09 撮影】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20240912 北海道秋編⑬ 望岳台散策パート7(午前&午後の部) 美瑛町

2024-09-12 09:12:01 | 旅鴉の唄



9月12日(木) 曇り時々晴れ

昨日のリベンジとばかり、またまたクロちゃん現場へ出かけるも、ノーマルのオスが
チョロチョロと走り回ったのと、クロちゃんは顔を覗かせた程度、結局写真は一枚も
撮れなかった。撮影者は、地元のNさんと岡山のAさんとの三人のみ。


    

なにせここまでまずまずの天候続きで、山も見えている時間が多く、せっかく
山に入れる下地はできているのに、ナキちゃんの出が極端に悪く、登る気を
萎えさせる。好天の下、静かな山歩きを楽しめるだけでも幸せなことだと
気持ちを立て直し、午後再び山に入る。しかしクロちゃんまったく出てこず、
一日に二度の撃沈、さすがに帰路足取りは重い。

あきらめて下山途中、一番下のポイントで二匹の鳴き声がして、一匹はたぶん
子供のようだ。今回ここで初めて鳴き声を聞いて、自身で生存を確認でできた。
やはり、いることはいるのだ。それがほとんど鳴かなかったり、巣穴から
出てこないのが解せず、まったく原因がわからない。初雪まで、あと一か月
あるかどうかなのに…
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年拾遺集~北海道秋編⑪

2024-09-11 23:59:59 | 展覧会の絵



職人技




潜り込む




ゲット!




運ぶ




運ぶ




一息入れる




チィ!




背後の緑は貯蓄場に運び終えた草木


この個体は何度も貯食行動を繰り返した

この子の熱心な仕事ぶりを続けてご覧いただく


【十勝岳山麓のナキウサギ 2023.09 撮影】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする