旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

恒例のクリスマス-ー高田エージ、首藤潤ライブコンサート

2008-12-27 16:07:45 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 このところ年末恒例のライブ参加となった息子(首藤潤)と高田エージさんのクリスマスコンサートに今年も行ってきた。23日、吉祥寺曼荼羅。
 ワイフと娘と三人でイタリア料理を食べワインを飲み、いい気持ちで曼荼羅にかけつけ、楽しく聞いた。底抜けに明るい高田エージさんの歌声に、贔屓目か年毎に上手くなったように思える息子のギターが良くマッチして、すっかり楽しみ、暗い世相を忘れさせてもらった。

 驚いたのはエージさんの最初の挨拶で、いつもの調子で「俺は誰だ」と叫ぶのに「高田エージだ」と叫び返すと、「・・・私は今年結婚しました。首藤潤君は大学2年生になりました・・・」と言われたことだ。潤が2年生になったのは息子のことだから知っているが、エージさんが結婚したとは驚いた(別に驚くことはないが)。
 エージさんは確か46か47歳くらいだろう。潤は42歳のはずだ。「結婚しましたとか大学2年生になりました」とか聞けば、20才代の若者たちの話に思えるが、どちらも立派な四十男だ。そこが面白く、これまた時代を反映しているのかもしれない。

 聞けばエージさんは16年間付き合った人と結婚したのだそうな。それが私には、なんとも心地よく聞こえた。おそらくエージさんは16年間付き合ったその女性を、「そのままでいいよ そのままのお前が一番いい」と思い、その女性といるのが「永遠だったらいいなあ」と思ったのだろう。
 40歳になって一念発起して大学に挑んだ潤も、よく勉強しているようだ。なんといっても、高校・・・受験・・・大学・・・とトコロテン式に行ったのでなく、「必要を感じ」、「勉強したくて」行ったようであるので、一生懸命勉強しているのであろう。通信簿を見ると成績はかなりいい。
 オランダや北欧の本を読むと、高校を出てそのまま大学に行くのは30%くらいで、相当数は先ず就職して、数年して「必要に応じて」「目標を定めて」大学に行くらしい。息子のように40歳ではなくても、大学入学平均年齢は23,24歳で日本の卒業年齢ぐらいのようだ。
 本当の勉強とは、そのようなものかもしれない。
                            


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