慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「北方領土交渉」「伊勢湾G7サミット」

2023年04月02日 | 官僚
🌸戦後外交の総決算2

安倍晋三北方領土交渉を語る
 ☆ロシアのソチで日露首脳会談が行われ、平和条約交渉
 *「新たな発想に基づくアプローチで交渉を精力的に進める」ことで
 *プーチン露大統領と合意した安倍政権
 ☆積極的に北方領土交渉に取り組む起点となる会談だった
 *領土の帰属問題を優先させず、経済活動で協力する
 ☆領土問題解決の機運を醸成していく判断基準
 ☆日露の領土交渉では、昔から入り口論と出口論があった
 ☆入り口論は
 *4島の日本帰属を確認してから、平和条約を締結する
 ☆出口論は
 *日露関係を改善することで、領土問題の着地点を探る考え方
 ☆日本は、根底では入り口論強硬な姿勢にこだわってきた
 *私は入り口論にこだわるべきではないと考えた
 *原理原則にこだわれば、永久に返還されない
  ☆日本がロシアに経済協力などを行っても、領土が返ってくる保証はない
 *落としどころは色丹島、歯舞群島の2島返還と考えていた
 ☆1956年の日ソ共同宣言には
 *平和条約の締結交渉を行い
 *条約締結後に歯舞群島、色丹島を引き渡すとしか書いていない
 *当時の鳩山一郎政権で歯舞、色丹の2島返還は実現できると踏んだ
 *2島が返還され、抑留者も帰ってくる
 ☆米国務長官のダレスに2島返還を受諾してはならない
 *「待った」をかけられた「ダレスの個喝」
 *米ソ冷戦時代ですから、日ソが関係を大幅に改善するなんて
 *米国は全く望んでなかった
 *祖父の岸も日米関係の重要性を考慮し、2島ではダメだとなった
 ☆その後、日本は、領土返還は不可能だろうと考えるようになった
 ☆だから、日ソ共同宣言を棚上げして
 *目いっばい4島返還を要求していく
 ☆外交の縣案、脅威を抱える中
 *対露関係を大きく改善する必要があると思った
 *北方領上の返還を現実問題としてとらえ、俎上に乗せようとした
 ☆4島には今、 ロシアの住民が住んでいる
 *日本はいいね、と思ってもらわなければ
 *領土交渉への理解が得られるはずがない
 * ロンアの国民全体にも、極東地域の開発などを通じて
 *日本との関係を強化した方がいいと思わせる必要があった
 ☆その後合意する4島での共同経済活動も
 *島民や極東地域の人々に、日本に対する理解を深めてもらうため
 *伝統的なロシア外交の専門家からは批判された
 ☆オホーツク海はロシア軍の重要な航路
 *中国の海洋での力が強まることは、ロシアにとっても懸念材料
 *中露の分断を考えながら、領土交渉をしようとした
 ☆私は中国の問題を相当時間を割いてプーチンに話した
 *だが、プーチンの真意は見えませんでした
 *彼は米国の批判はするけれども、中国についての物言いは慎重でした
 ☆ロシアの外交当局は基本的に中国と仲が良い
 *私が「中国は不良ですよ」と言ってもロシアも不良だからと
 *不良仲間は大切にするという感覚なのかなと思った

安倍晋三日露の接近の米国の反応語る
 ☆オバマ米大統領には、私がソチに行くことに反対された
 *訪米した時の首脳会談で、ソチでプーチンに会うことを伝えると
 *オバマは「私があなたの立場だったら行かない」と言う
 ☆ウクライナのクリミア併合以来
 *日本は欧米とともに対露制裁を行っていました
 *その足並みが乱れることを警戒したのでしょう
 ☆私は日本はロシアと平和条約を結んでいない
 *この状況を変えなければいけないから
 *行くことを決めさせてもらうと言ったら雰囲気が悪くなった
 ☆オバマは怒ったらしく、米国の外交当局からも反対された
 *ソチ訪問は、米国の意向を振り切る形で行った
 ☆オバマの任期切れは近かった
 *次期米大統領が選ばれるまでの間隙を狙って
 *日露を前に進めようと考えていた
 ☆トランプ米大統領は、日露交渉に反対しなかった
 *私が近くプーチンと会う予定だと伝えると
 *トランプは「プーチンが何と言っていたか、後で教えてくれ」と
 *よく言っていた
 ☆トランプからプーチンヘのメッセージも預かった
 *プーチンに伝えるがプーチンはクールだった
 *トランプがいくら協調姿勢を見せても
 *米国務省や国防総省は甘くない、とプーチンは分かっていた
 ☆実際、トランプ政権
 *米大統領選へのサイバー攻撃などを理由に
 *ロシアに経済制裁を科しました

安倍晋三G7伊勢志摩サミットを語る
 ☆新興国の経済の停滞が世界的な危機につながるのを防ぐため
 *機動的な財政出動を協調して行うことで合意した
 *実際に各国の経済に関する危機意識は高かった
 ☆サミット前に世界の景気に対する認識を一致させようと
 *ゴールデンウィークに英独仏などを訪問した
 ☆サミット本番を含めて
 *財政出動に真っ向から反対する首脳はいなかったけれど
 *キャメロン英首相やメルケル独首相は、渋っていた
 *そこまでの危機なのか、ということも言っていた
 ☆大切なのは、議長国の日本の方針に反対されないこと
 *財政出動に反対しないという点で合意を取り付けた
 ☆この当時、アベノミクスに懐疑的な見方が出始めていた
 *世界経済が危機的だと強調することで
 *経済政策の失敗を糊塗しているとの見方もありました
 ☆アベノミクスは失敗だ、と言いたがる人もいる
 *では、機動的な財政出動や異次元の金融緩和を行わずに
 *円高や株安で低迷していた経済をどう立て直すかです
 *経済状況は100点満点ではなかったかもしれない
 *だが、60点や70点だとしたら、それを失敗と言うのか
 ☆伊勢志摩サミットでは経済に焦点が当たりましたが
 *私は、中国の問題を結構取り上げた
 *中国が南シナ海に法的根拠のない境界線を設定して権利を主張し
 *南シナ海を勝手に埋め立てていることを説明しました
 *こうした一方的な現状変更は国際法に反していて許されないことを
 *国際社会に理解してもらおうとした
 ☆私は中国との貿易が重要なのは分かるが
 *片目をつぶるのはいい、両目をつぶるのはダメだ
 *しっかり結束して中国をあるべき姿に導かなければいけないと
 ☆欧州も米国も、当時はまだ中国の台頭について敏感ではなかった
 *正直、足並は揃わなかった
 ☆サミット初日、オバマ氏は遅刻しオバマ氏は機嫌が悪かった
 *サミット前日の日米首脳会談の影響でしょう
 *米軍属の男が沖縄県うるま市で女性を殺害した事件があった
 *この事件を、私が日米首脳会談で取り上げ、抗議した
 ☆記者会見では軍属の事件について聞かれたので、
 *私は「大統領に断固抗議した、厳正な対応を求める」と述べた
 *オバマも深い遺憾を表明したのだけれど、彼は機嫌を損ねてしまった
 ☆翌日、オバマは宇治橋を歩いている間
 *軍属の事件に関する私の言い方に不満を述べていた
 *私が安倍さんの立場だったら、ああいう表現は使わなかった
 *我々米国人は、「非常に傷っいた」と言う
 *逮捕された軍属が黒人だったので
 *特別厳しく対応しているんじゃないかと
 *「黒人かどうかは関係ない、全くの誤解だ」と言った
 *オバマはなかなかこの話をやめようとしない
 ☆オバマは報道陣の前では何事もなかったように笑顔を見せていた
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『安倍晋三回顧録』






 「北方領土交渉」「伊勢湾G7サミット」
(ネットより画像引用)
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大喝(リーダーの「覚悟」と「決断」)

2023年04月02日 | 政治
🌸岸田氏と(ユン)氏の「覚悟・決断」は無責任な言説を超えた

 ☆二つの難題で示したリーダーの「覚悟」と「決断」

岸田文雄内閣の支持率が上昇してきた
 ☆新聞やテレビの世論調査は、巧妙な設問の回答が左右される
 *したがって一喜一憂することはない
 *支持率低落を意図的に煽るメディアがあるのは事実だ

 ☆岸田首相は、まず日韓関係正常化への行動が評価された
 *尹 韓国大統領の徴用工問題での決断に日本は最初冷淡だった
 *現大統領が決断しても、被害者を名乗る一団や次の政権
 *両国の合意を白紙に戻すケースが相次いたから
 ☆朴桂恵大統領時代に合意した慰安婦問題
 *次の文在寅政権によって否定、反故にされたのが好例だ
 ☆一部メディアや韓国通の評論家から
 *「日本はまた編される」などの反対が相次いだ
 ☆尹 大統領の決断の背後に
 *ミサイルを連射する北朝鮮の脅威や
 *米国の日韓関係正常化への要請もあったろう
 ☆尹氏は
 *「日本はもう十分に謝罪した」ともいい切っている
 ☆韓国国民の約半数の反対の中で決断した大統領を信じるのも必要だ

リーダーたるもの
 ☆事に応じて決断しなければならない
 ☆「英知をしぼれ」「ねばり強い交渉を」「前のめりだ」等
 ☆空疎な言葉遊びをした後の
 *「成り行きが注目される」と結ぶような
 *メディアに翻弄される愚を犯してはならない

岸田首相のウクライナ訪問→ゼレンスキー大統領との会談
 ☆先進7か国のリーダーはすでに実行している
 ☆日本はまだだなどと批判の声もあった
 ☆国会も事前承認うんぬん、警護に自衛隊は動かせない日本
 *メディアに秘密を守らせるのも容易でない
 ☆そんな中での電撃的訪問
 ☆ロシアのクリミア半島占領と今回の侵攻
 *北方領土を奪われた日本にとり許せない暴挙だ
 ☆岸田首相は防衛問題では特に”安倍応援団”から批判され
 ☆旧統一教会問題では野党の攻撃などで迷走もした
 ☆支持率は首相就任時より低落したままだった
 ☆日韓関係でもウクライナ訪問
 *一部勢力の無責任な反対がある

 ☆今回、二つの難題で示した
 *リーダーの「覚悟」と「決断」は評価したい
                      (敬称略)
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⛳出典、『THEMIS4月号』





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『THEMIS4月号』、ネットより画像引用)
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おわりに「未来の年表」

2023年04月02日 | 生活
🌸おわりに

 ☆人口減少対策とは「夏休みの宿題」のようなもの
 *ついつい後回しにしがち
 *その変化は日々の暮らしの中では目に見えないほど軽微だ
 ☆「目の前の課題をこなすことが先だ」と言い訳しながら時だけが過ぎる
 *それでは日本社会は遠からずタイムオーバーとなる
 *取り掛かろうと思ったとき社会が老いていて手遅れ
 ☆日本はいま取り組まなければ永久にチャンスを失う

筆者は2017年『未来の年表日本の 人口減少』を世に問うた
 ☆いまだに日本社会は拡大路線から脱しきれていない
 *地域の将来人口を無視したかのような巨大商業施設が誕生し
 *多くの企業は売上高を伸ばすことに腐心している
 *一方で、廃墟と化したビルや老朽化した社会インフラが目立ち
 *東京ですら街から”勢い”が失われてきた
 *終電時間は繰り上がり、「24時間営業」の見直しが広まっている
 *地域密着型の食品スーパーマーケットも次々と姿を消している
 ☆人口減少に伴う軋みがあらゆる場面で生じてきている
 ☆日本は人口減少社会に突入した
 *しかし日本はまだ多くの分野で世界をリードしている
 *そうした″武器”を簡単に手放してはならない
 ☆筆者は日本人の底力を信じている

本書を書くきっかけ
 ☆『未来の年表』シリーズの読者からの熱心なリクエストであった
 ☆こうしたお言葉ほど著者として嬉しいものはない
 ☆多くの方々にお支えいただいていることを改めて痛感した
 ☆今回は、日本が瀬戸際にあることを端的にお伝えしたいとの思いから
 *ビジネスを切り口にした
 ☆未来を可視化する作業というのは難しい
 *データが集まらず断念したテーマもある
 *これらについては次の機会に恵まれれば、紹介していきたい
 ☆若い世代の視点も取り込んだ本書
 *幅広い世代に愛されることを願っている
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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