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『副反応軽減ワクチン』『ユニバーサル中和抗体』『レプリコンワクチン』

2024年12月19日 | 医療
🌸新型コロナウイルスの次世代ワクチンとは

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載されています
 *又、挿入の画像非常に分かりやすいです
 ☆理想薬を述べている点もあり、ある程度難解です

⛳もっと効果の高いワクチンは作れるのか
 ☆ⅿRNAワクチンは、主要成分ⅿRNAが壊れやすい
 *脂質ナノ粒子(LNP)の中に封入されている
 *ナノ粒子の外側の脂質成分には自然免疫を活性化して
 *炎症性サイトカインを作らせる性質がある
 ☆炎症性サイトカインは
 *獲得免疫に働いて円滑な免疫反応を起こすためにきわめて有用だが
 *作られすぎると、局所に炎症を起こす
 *発熱や赤み、腫れ、痛みなどをもたらす
 *特に自然免疫の働きのいい若い人にはこのような副反応が強く出る
 *ⅿRNAワクチンでは接種を嫌がる人がしばしば出てくる
 ☆問題を克服するには、現在使われている脂質成分の改良が必要
 *LNPを使わない形のワクチン開発も進められている
 
⛳mRNAワクチンの変異株に対する改良
 ☆新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を抗原として使っている
 *この部分は非常に変異が速いために
 *変異株の出現とともにワクチンの効き目が下がる傾向がある
 ☆スパイクタンパク質には、変異がほとんど入らない部分も存在し
 *その中にはウイルスの細胞内侵入に関わる部分が含まれていれば
 *そのような部分の機能を中和する抗体を作ることができれば
 *理屈からすると、その抗体はどの変異株にも結合して
 *ウイルスの感染性を中和できる可能性がある
 *「ユニバーサル中和抗体」が得られる可能性がある
 ☆感染者、感染回復者から広く反応する中和抗体を作る
 *B細胞を単離し試験管内でモノクローナル抗体をつくり
 *その抗体を医薬化して大量生産すれば、どの変異株に対しても
 *感染予防薬かつ重症化予防薬としても、大きな効果を発揮する
 *このような抗体は、通常は感染者の体内では簡単には見つからない
 *普通の感染では少量しかできていないはず
 ☆この抗体が認識している部分を抗原として
 *ワクチンを作っても、この部分の抗原性があまり高くないために
 *いい抗体があまりできないことが予想される
 *有効なワクチンとならない可能性もある
 ☆感染者の体内で増殖しているB細胞の中には
 *少数ながらこのようなユニバーサル中和抗体を作る
 *クローンが存在しているはず
 *個々のB細胞を単離して試験管内で増やせば
 *その中にはユニバーサル中和抗体を作るクローンが見つかるのでは
 *このような細胞が得られれば
 * ユニバーサルな中和能を持つモノクローナル抗体が得られる
 ☆ユニバーサル抗体
 *新型コロナウイルスのみならず
 *似た同族のコロナウイルスの有効な感染予防薬、重症化予防薬として
 *有用であり、非常に高い医学的な価値がある

レプリコンワクチン
 ☆新型コロナmRNAワクチンのひとつの問題は
 *できた中和抗体が半年ぐらいの間に大きく減ってきてしまうこと
 *ワクチン成分として使っているmRNA
 *からだの中で壊されて、一定期間しか働かない
 *体内で一定期間しか抗原となるスパイクタンパク質も作られない
 ☆レプリコンワクチンの開発
 *ワクチン抗原を体内で長く持続させる試みが行われていている
 *レプリコンとは、自己再生できるけれども
 *ウイルス粒子は作ることができないウイルスゲノム
 *レプリコンは感染性のウイルス粒子を作ることができません
 *しかし、自己再生はできることから
 *細胞内に導入されるとウイルスゲノムが増幅されその産物も作られる
 ☆この技術をmRNAワクチンに応用したものが
 *新型コロナウイルスのレプリコンワクチン
 *現在、新型コロナワクチンの定期接種に含まれている
 ☆新型コロナウイルス以外の別のウイルスを使って
 *あらかじめ自己増幅可能なレプリコンを作っておき
 *この中に新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の
 *設計図であるmRNAを封入し、体内に投与する
 *自己増殖型のワクチンである
 *これまでのワクチンよりも少量の投与で済むので
 *副反応が少ない可能性まある
 *しかもより長い免疫持続が期待できるかもしれないというものです
 ☆心配なのは、投与したRNAの自己増殖可能期間
 *目的とするmRNAが体内で長期に作られて
 *その産物が過剰にできてしまわないかというのが懸念される
 *臨床試験の結果では、レプリコンワクチンの安全性や有効性には
 *特に問題が見られていません
 *今後さらにデータが出てくるものと思われます

⛳レプリコンワクチンの筆者の懸念
 ☆筆者個人としては
 *新型コロナワクチンが長い免疫を付与できない原因は
 *病原体自体の性質によるものであると考えている
 *ワクチンに少々の改良を加えたとしても
 *長い免疫を付与できるものは容易にはできてこないのでは
 ☆レプリコンワクチンがmRNAワクチンとなるかについての判断
 *もう少し時間が必要です

レプリコンワクチンの使用、はなから反対している人たちがいる
 ☆レプリコンワクチンを接種すると
 *RNAを含むエクソソームとよばれる小胞ができて
 *呼気、母乳、唾液、精液、汗などから体外に排出されうる
 *しかしながら、レプリコンがヒトに感染して広がることはない
 ☆RNAを含むエクソソームという小胞は
 *細胞から放出されることはあるのですが
 *ワクチン由来のmRNAがワクチン接種者のからだから
 *放出されるようなことは起こららない
 ☆百歩譲ってそのようなことが起きたとしても
 *RNAが他人の体内に入り込んで増える現象は
 *科学的には起こり得えない
 ☆筆者から見ると
 *レプリコンやmRNAワクチンの原理や働き方
 *正しく理解していないコメント、意見がある
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』











『副反応軽減ワクチン』『ユニバーサル中和抗体』『レプリコンワクチン』
(ネットより画像引用)

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