慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
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賽銭540円盗んだ男への判決

2023年08月23日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教(5)



お地蔵きまからお金を失敬した男の裁判
 ☆男は、お地蔵にお供えされた金銭540円の窃盗容疑で起訴されている
 ☆その男の弁解
 *お地蔵さんが、地蔵さんが助けてくれると思ったから
 ☆検察官は、聞き返した
 *そんな自分勝手な考え、ありますか?
 ☆男は答えた
 *勝手なのかもしれませんけど、困っていたので
 *お供え物のお下がりは、誰でも食べていいと思ってますし

検察官の正論が心に深く刺さる
 ☆男は、職を失い、仕事に対する意欲を持てなくなっていた
 *つぎの勤め先を真剣に探す気力も湧いてこなかったのでしょう
 ☆家の中でも居場所を失うようになった男
 *窃盗事件を起こすまでの約2年間をホームレスとして過ごしていた
 *男は、生き延びる為の、その日暮らしをつづけていた
 ☆この男、若い頃には「未来は明るい」と信じていたはず
 *時が経てば経つほど、失うものばかりが増えていく
 *歳を重ねるごとに、関わりのある人や物が、少しずつ離れていき
 *気づけば、自分の身ひとつしかなくなってしまった
 ☆土下座してでも、ふたたび家に入れてもらえばよかった
 *味方がいない家より、ひとりを選んでしまった
 ☆役所に助けを求めればよかったのもわかっている
 *だけど、税金で養つてもらうのには抵抗があった
 ☆壇上の広円秀夫裁判官は、優しい口調で問いかけます
 *「これから、どうしていきますか?」
 ☆男は、人生をゼロから出発させたいと、更生への決意を述べた
 *10年以上も無職で、住まいもなく、家族から見放されているのも事実
 *裁判が終わった後、ホームレスに戻つてしまうのでは
 *「やり直したい」という男の宣言が、軽い言葉でないことを
 *広田裁判官は何度も確認した

裁判官はなぜ実刑判決を言い渡した
 ☆広田裁判官は、実刑懲役8か月の実刑判決を言い渡した
 *窃盗の被害額は540円と少なく
 *他人の財布などから盗み取るよりも悪質さが低い犯行
 *執行猶予がついてもおかしくない
 *裁判官は男に刑務所で服役させる決断をした
 *実刑判決に秘められた真の意味は、最後の最後で明らかとなる
 ☆吹田裁判官は男に対して語りかけた
 *これから寒くなるので、冬の間は服役し
 *よい気候となる来年の春に再出発してください
 ☆普通の人々にとって、刑務所いきの実刑判決
 *築き上げてきたものの多くが崩れ去ってしまう、恐ろしい刑罰
 *ホームレスの男にとり、刑務所は厳しい寒さをしのぐ「避難所」
 ☆その冬の間、男は今後の身の振り方について
 *刑務所の中でじっくりと考え、弁護士や刑務官らと相談しながら
 *すこしずつ準備を進めたことでしょう
 ☆この裁判の担当が広田裁判官でなければ
 *パターンどおりに執行猶予を言い渡し、男を寒空のもとへ出し
 *ホームレスという立場を同定させてしまったかもしれません
                   (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』

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