🌸社会の神話4
☆在外邦人は「上から目線」で日本を語る理由
⛳「欧米を見習え」という思考の転換点
☆日本は明治時代以降、資本主義と民主主義を欧米から見習う
*背中を追いかけ「とにかく欧米を見習え」というスローガンが
*多くの場面で成立してきた
☆21世紀、欧米という文明が転換点の理由
①中国の台頭
➁多文化主義の限界
③新型コロナ禍での欧米の体たらく
☆①「中国の台頭」は欧米の文明に転換点を突き付けている
*中国は強権国家であり、自由な民主主義国ではない
*圧倒的な経済大国でもある
*欧米が近代にやってきたことの根幹が揺らいでしまう
⛳欧米の極右化、コロナ禍失策でも欧米は素晴らしいのか
☆➁「多文化主義の限界」
*さまざまな人種や民族が、それぞれのアイデンテイテイを保ち
*たがいに容認して共存して生きていこうという姿勢
☆20世紀の旧植民地から移民を受け入れてきたヨーロツパ
*多文化主義は大きな壁にぶつかる
(イスラム教が政治と宗教を分離していない考え方)
☆③「新型コロナ禍」で、欧米の自由と人権で欧米で自由に行動した結果
*コロナ感染者が激増
*日本は、ロックダウンのような私権制限は行わなかった
☆イギリス在住のライターがコロナ禍真っ最中
*マスクをしない人が多かった英国を
*「自分で責任を取る成熟したイギリス社会」と賞賛した
*当時のイギリスでは、毎日4万人もの感染者が出て
*死者はその時点で累計で14万人を超えていた
☆欧米を引き合いにして比較するのは「無理筋」が多すぎる
*日本では、なぜこれほどまでに「欧米では」と言い
*日本を批判する在外邦人があとを絶たない
⛳アングロサクソン白人と、それ以外の白人と黒人
☆アメリカで流行したミンストレルショーという娯楽があった
*顔を黒塗うにした白人が、ステージの上で歌や踊りやコントを披露する
*障がいのある黒人の動きを真似て、全身の動きを誇張した歌とダンス
☆ミンストレルショーのストーリーは単純
*黒人奴隷たちはみな純粋無垢で、白人の主人のもとで幸せに暮らす
*奴隷制度廃止を訴える連中は、卑劣な偽善者や臆病者だ
☆白人には、ミンストレルショーの価値観
*出演していたニセの黒人、「黒塗り白人」
*アイルランド系やユダヤ系、 ロシア系などの移民が多かった
☆イギリスから人植してきたアングロサクソン系
*アメリカ社会の中心として君臨したのに対し
*アイルランド系やイタリア系、 ユダヤ系、 ロシア系などは
*「新参者」であり、アメリカ白人社会の中でも差別される側だった
☆当時のアメリカ社会は「白人と黒人」という差別の構図だけでなく
*「アングロサクソン白人と、それ以外の白人と黒人」という
*三段階の差別があった
⛳「自分たちは白人」と思っている在外邦人
☆ミンストンルショーを見る白人の聴衆たちも、演じる芸人の白人たちも
*顔を黒塗うにしているのは「黒人ではない」との否定によって
*「われわれは白人なんだ」という概念を浮かび上がらせる
*外部の被差別者に扮することで、差別する側に変化できる
☆差別の構図
*アングロサクソン系>アイルランド系>黒人
*アイルランド系は顔を黒く塗り、黒人に扮することによって
*自分の視点を黒人の側に移動させ、視点を「最下」に移す
*黒人という最も「下」から見る「上」は、まるで違って見えてくる
*アングロサクソンもアイルランド系も、みな同じように「上」にいる
*「上」にいる人たちは「みんな白人」なのだ
☆ミンストレルシヨーの構図は、在外邦人にも当てはまる
*欧米人>欧米に住む在外邦人>日本に住む土着日本人
*欧米に住む在外邦人は、欧米人からは差別されているけれども
*自分たちは土着の日本人ようも上だと思っている
☆「在外邦人は土着日本人より上」という構図を確定するには
*土着日本人に「在外邦人を羨ましい」と思ってもらうのが必要
☆だから在外邦人の書く記事には
*在外邦人である自分たちの存在が見事に欠落している
☆つねに欧米人と土着日本人を対比させ
*「土着日本人から見れば、欧米人は素晴らしい」論調にあふれている
*在外邦人が欧米人から差別されていることが書かれることは滅多にない
☆在外邦人たちは「黒塗り白人」なのである
(敬称略)
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⛳出典、『「神話」解体』
「ミンストレルショー」「在外邦人(上から目線)」・黒塗り白人?」
(ネットより画像引用)