タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

剣山を歩く

2008年08月08日 | 山歩きから
天蓋の花に会いに、、、、、、、

 宮尾登美子さんの小説「天蓋の花」ですっかり有名になった剣山のキレンゲショウマは、数ある山の花のうちでもすっかりスターになった感じがします。タカ長たちもそのスターに遭いに行ってきました。



 その花は西日本第二の高峰剣山(1955m)の北側の急峻な斜面に咲いています。この写真はタカ長お気に入りの一枚なのですが、足場が悪くてカメラアングルが選べないのでバックの木漏れ日の処理がうまく出来なかったのが残念です。



 前回は山に行くのが早すぎたので、今回は8月6日に行きました。花の時期としてはまぁまぁ、本当はもう何日か(おそらく一週間くらい??)遅く行くと良かったようです。



 花は山の北斜面の、あまり強い直射日光の当たらないところに密生して咲いています。当然のことですが、山の花を撮ることが許されるのは登山道からだけ、そうした条件の中で、鹿の食害から花を守るために設置されているネットなどの人工物を画面に入れないように撮影するのは、かなり苦労を要する作業でした。



 天蓋の花に会いに行くのですから徒歩で行くのが当然なのでしょうが、、、、今回はご覧の通りです。昔は山登りでリフトなどを使う人を心のどこかで軽蔑していたものですが、よる歳には勝てないタカ長は、その軽蔑される人種になったようです。

 

 花を見た後ゆっくりと歩いて、植生保護のために設置されている木道を通って頂上へ立ちました。リフトを利用したので時間的にはのんびりとした山歩きですが、今年の山の天気はスカッとした夏山のそれではなかったようです。



 向こうに見えているジローギュウ(1929m)を往復しましたが、道中はいつもご覧の通りです。鳥を見つけると双眼鏡を向けるのですが、今回は特記するような鳥に遭うことは出来ませんでした。

 2泊3日の山行きの間に2日雨が降りました。しかし、一番大切な天蓋の花に遭う日だけは雨知らず、やはりタカ長たちは平素の行いが良いのでしょうか?
  (それを言ってはおしまいよ?)