タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

アリランの国の鳥情報~002

2008年08月24日 | 韓国情報
群山と言えば何と言ってもトモエガモの群舞です

 8月22日のブログで群山のユブドのミヤコドリを紹介しました。確かにユブドは優れた探鳥地ですが、群山と言えば何と言ってもトモエガモの群舞です。

 韓国三大河川の一つクンガン(錦江)の河口部には堰が設けられ、その上流部は人口湖のような状態になっています。その人工湖に2月20日頃韓国各地から多くのトモエガモが集結してきます。その数30万とか60万とか耳にしますが、本当のところはタカ長には分かりません。



 午後の早い時間に現地に行くとほとんどのトモエガモは河の中央で休んでおり、時々その一部が飛び上がるだけですから「トモエガモの群舞」と言える状態にはなりません。

 

 陽が傾いてきて、あの太陽をバックに飛んでくれることを誰もが望んでいるのですが、トモエガモは私たちの期待どうりにはなかなか飛んでくれません。あの橋の下に横に線のように見えているのがトモエガモの群ですが、この日はほとんど陽が沈むまで飛んでくれませんでした。



 キム・ソンヒョン君の写真ですが、あの太陽をバックにこのような群で飛んで欲しいのですが、そのチャンスをつかまえるのは韓国の人でも難しいのでしょう。



 これもキム・ソンヒョン君の写真です。彼も同じような思いでカメラを構えていたのでしょうが、太陽の状態はバッチリですがほとんどのトモエガモはまだ水上に浮かんだまま動こうとしていないようですね。

 事前に頭に描いたような写真は撮れなくても、また、トモエガモが自分たちの近くに飛んできてくれなくても、ン十万羽と言う群を見ることは、ただそれだけで感動モノです。



 これもキム・ソンヒョン君の撮影ですが、彼もまたこれ以上の写真を撮りたいはずです。幸いなことに彼は今年の2月に群山に近い大田(テジョン)の研究所に職場を変えています。タカ長の勝手な推察ですが、いままでよりはトモエガモの群舞を撮るチャンスは増えるはずですから、これらの作品以上のものを期待しているのです。

 もちろん傑作が撮れたらこのブログで紹介させていただきます。