タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

夏山2011から~その2

2011年08月04日 | 山歩きから
花と花~花期が違うと、、、、

 山の花でも里の花でもその花が一番きれいなときに見るのは易しいようで難しいものです。

 今回の夏山。時期遅れの花の代表はこのオサバグサ。

          

 見えますか?何の写真か分かりませんね。わざわざ分かりにくい写真を出したのですから無理もありません。

                 

 これでは如何ですか?画面中央の上に何やら白い花のようなものが見えますね。これがオサバグサの咲き残りです。

 オサバグサは本中中部以北に分布する一属一種の日本固有種。花期は6月上旬~7月上旬ですから、7月の下旬に行った私たちが見えないのは何の不思議も無いのですが、しかし、何の花にも1本や2本とぼけたものがいて、この時期にでも咲いていることはあるはずです。

 今年は梅雨明けが例年より早くて、夏の花が一斉に咲いてしまって、私たちが行ったときは花を見るにはチョッと遅かったようなのです。これは小屋番の人の話です。

          
                    画像はネットより借用

 オサバグサはこのようにスズランに似た可憐な花を咲かせるようです。本当のところタカ長も今回初めて教えられた花なのですが、シダを思わせるいかつい感じの葉と可憐な花のアンバランスが面白くてすぐに覚えられたわけです。

 でも、時期がずれていては面白くありませんね。

          

 今回の登山中あちらこちらで見たバイケイソウの花です。

 これまでタカ長はバイケイソウやコバイケイソウをきれいな花だと思って見た記憶がありません。ずたいばかりが大きくて、独活の大木を連想してよい印象を持っていなかったのです。

 しかし、この印象は今回の山行きで塗り替えられました。その時期に見ればバイケイソウもきれいな花なのです。これまでタカ長が見てきたのは、時期が微妙にずれていた花だったのでしょう。

          

 バラの花には棘がある。きれいな花には毒がある????

 今回初めてその美しさを認識したバイケイソウは有毒植物。しかし、見るだけなら何の問題もありませんから、雨にぬれたみずみずしいバイケイソウをお楽しみ下さい。