タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ジャワ島の旅から~6

2015年08月13日 | 旅行のことなど
Bali Myna(カンムリシロムク)

そろそろ鳥の話をしましょうか。

今回のエコツアー、鳥の面で言えばカンムリシロムクとジャワクマタカが両横綱だと思っています。

その両横綱ですが、ここは地理的な面を重視してカンムリシロムクを東の横綱ということにしておきます。

    

8月3日に関空からバリ島のデンバサールに飛び、その次の日がカンムリシロムクに会いに行く日でした。その日の軌跡です。

右下のデンバサールからマイクロバスで出発して北西方向に走り、バリ島の西北部からフェリーでバリ海峡を渡り、ジャワ島最東部のホテルに泊まるのがこの日の予定でした。

カンムリシロムクを見ることができるのはこの軌跡の左上、バリ西部国立公園の中です。

    

仲間が整理してくれたその部分です。

バリ海峡を渡る少し前、その国立公園の中でカンムリシロムクを見ることが出来ました。

    

    

    

    

いかがですか?こんなに近くで見ることが出来て、、、、、、超ラッキーだった、、、、と言ってよいのかどうか?

このカンムリシロムクは上の黄色のところをクリックしてウィキペディアを見ていただくとお分かりのように超、超、、、、と何個か超の字をつけたいくらいの希少種なのです。

ネットをみるとその数が一桁にまでになったときもあったようです。今はその数字がいくらかは良くなっているようです。しかし、本当の意味の野生のカンムリシロムクを見ることは、広大な砂漠に落とした1円硬貨を探すくらい難しいことなのです。少なくとも私たちのような短期旅行者には、、、、。

    

そのため本家本元のバリではもちろんのことですが、日本の動物園で繁殖させたカンムリシロムクをふるさとに送り返すなど、国境を越えてこの超希少種を守る努力がすすめられているのです。

目ざとい人は気づかれたかも分かりませんが、これらのカンムリシロムクには足環がとり付けられています。

    

    

この写真を見るとよく分かりますね。

しかし、これらはカンムリシロムクの数を増やす努力をされているバリ西部国立公園の中を飛びまわっているカンムリシロムクを撮ったものです。本当の意味の、野生のカンムリシロムクではないかも分かりませんが、完全なかごの鳥でもありません。かごの外で生活している鳥です。

日本のイメージで言えば佐渡島にトキを見に行ったり、豊岡でコウノトリを見ているようなものかも分かりません。



今回のエコツアーについてはまったくと言ってよいくらい事前学習をしていませんでした。

しかし、カンムリシロムクがバリ島の固有種で超希少種であることくらいは知っていました。

そのためたとえかご中の鳥でも良いからカンムリシロムクは見たいと考えていました。

そのカンムリシロムクを実質的な旅行初日に見ることが出来たのですから大満足でした。