今日は団地の防災講習会でした。
広島市消防局から5名の隊員が来られての講習会です。
最初はDVDを見ながらの座学、その後が心肺蘇生法の訓練です。
座学で語られたのは、災害が大きくなればなるほど消防などの「公助」が弱くなる、と言うことです。
大きな災害になると、救急車や消防車が現場に行くことさえできなくなります。
そのことは災害のたびに報道される情報を見るまでもなく理解できます。
公助が来るまでに必要なのが「自助」と「共助」です。
そしてその「共助」を確かなものにするのは平素からの近所づきあいです。
阪神淡路大震災を経験されたボランティアガイドの人が、、、、
何はさておき、近所の人との日常の挨拶だけはしておきなさい、と話されるのを神戸でお聞きしたことがあります。
自身の経験に基づいたお話には説得力がありました。
救急救命法の訓練は定番になっています。
タカ長もこれだけは体験しました。100回やったら疲れました。
もしもの時はこの経験を生かすことが出来るかもわかりませんが、でも、これを、一人で救急車が来るまで続けるのはまず不可能です。
多くの人がこの訓練を経験して、いざという時には複数の人で対応することが必要ですね。
その後屋外に出て、平素は見ることができない工作車の中を見せてもらいました。
こちらのほうは男性参加者に人気があったようです。
火事の現場に駆けつける服装なども手に取って見せてもらいました。
「夏でもこの服装ですか?」「火事装束に夏服も冬服もありません」
「そりゃぁそうだろう、夏にこの服装では暑いので消火に行けません、何て言えないだろう、、、、」
素人が勝手なことを言いながら見せてもらいました。間近に話を聞くと消防の仕事は大変です。
そしていつも思うのは、、、、
命をかけて人の命を助けるために働いている人はもっともっと尊敬されてもいいし、待遇面でも優遇されてもいい、と言うことです。
講習会ではアルファー米の試食もありました。
湯を注ぐだけでご飯になるものですが、、、、タカ長が若いころ登山で使っていたものは本当にまずいものでした。
アルファー米の話になると今でもタカカノから「まずいものを食べさされた」と言われます。
しかし、最近のものは美味しくて、温かいうちに食べれば問題ナシ、と思いました。
限られた時間内の防災講習でしたが、今日はとても充実していたように感じました。
訓練をして、、訓練したことを実行する「本番」がないのが一番ですが、、、、
いつ何が起こるか分からない時代ですから、このような講習会に参加することは大切ですね。