タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

思わぬいい山~2

2020年06月01日 | 山歩きから
    

金曜日の毛無山登山、山頂から南下して、周回コースを下りることにしました。

タカ長には初めてのコースです。そのため、ブナの森をルンルン気分で歩きながらも、半面では緊張していました。

ここでもしタカカノが足を痛めたら、、、、、、

もちろん、背負って下山することは出来ません。ザックの荷物はタカ長が引き受けるとしても、自分の体は自分で下ろさないといけません。

そのようなことは当たり前のことで、毛無山登山だけのことではありません。いつの登山でも同じことですが、、、、、

今は登山も自粛モード、それをおしての登山なので、いつも以上の緊張感があった、と言うことなのです。

    

毛無山の場合、山頂から高度を下げながら南下することになります。そこで事故を起こすと、、、、

未知のルート下りることは出来ません。だから、ひき返すことになります。

ひき返すときは高度を上げながら帰ることになるので、南下すればするほど、高度を下げれば下げるほど、もしもの時のひき返しが困難になります。

だから、いつも以上に緊張していたのです。

    

そのため林道に出会ったときはホッとしました。

それはいいのですが、キビタキなどに夢中になり、林道に深入りしたのはタカ長のチョットした失敗でした。

林道を離れて心もたないルートに入ったときは、何かあってもそのまま下山することを決断していました。

ほとんど人が歩いていないようなルートでしたが、タカ長の目には大まかなラインが見えていたので、そのラインにそって、スキーのスラロームをする感じで、足場の悪いところを避けながら下山しました。

小さな山ですがいつも以上に緊張して、真剣に歩きました。

いつの登山でも事故を起こしてはいけませんが、万が一ここで事故を起こし、助けを呼ぶとしても、自分の現在地を説明することが困難だと感じたのも、真剣に歩いた理由の一つです。

    

そのなことがあって、チョッと軽めの登山が、とても充実した登山になりました。

無事に山を下り、見慣れた風景を目にした時はホッとしました。

    

車に帰る道でコケイランを見つけました。

本当のことを言うと、現場ではどこかで見たことのある花としか分からず、帰宅して友だちに確認してもらいました。

そのような山歩きをしながらも、鳥の声を聞いたり、足もとの花にも注目しているのですよ。

鳥の声と言えば、ハッキリしないルートを下りているとき、久しぶりにトラツグミの声を聞きました。

毛無山は小さな山ですが、タカ長たちポンコツ登山隊には丁度いい山になったようです。