金曜日の毛無山登山、山頂から南下して、周回コースを下りることにしました。
タカ長には初めてのコースです。そのため、ブナの森をルンルン気分で歩きながらも、半面では緊張していました。
ここでもしタカカノが足を痛めたら、、、、、、
もちろん、背負って下山することは出来ません。ザックの荷物はタカ長が引き受けるとしても、自分の体は自分で下ろさないといけません。
そのようなことは当たり前のことで、毛無山登山だけのことではありません。いつの登山でも同じことですが、、、、、
今は登山も自粛モード、それをおしての登山なので、いつも以上の緊張感があった、と言うことなのです。
毛無山の場合、山頂から高度を下げながら南下することになります。そこで事故を起こすと、、、、
未知のルート下りることは出来ません。だから、ひき返すことになります。
ひき返すときは高度を上げながら帰ることになるので、南下すればするほど、高度を下げれば下げるほど、もしもの時のひき返しが困難になります。
だから、いつも以上に緊張していたのです。
そのため林道に出会ったときはホッとしました。
それはいいのですが、キビタキなどに夢中になり、林道に深入りしたのはタカ長のチョットした失敗でした。
林道を離れて心もたないルートに入ったときは、何かあってもそのまま下山することを決断していました。
ほとんど人が歩いていないようなルートでしたが、タカ長の目には大まかなラインが見えていたので、そのラインにそって、スキーのスラロームをする感じで、足場の悪いところを避けながら下山しました。
小さな山ですがいつも以上に緊張して、真剣に歩きました。
いつの登山でも事故を起こしてはいけませんが、万が一ここで事故を起こし、助けを呼ぶとしても、自分の現在地を説明することが困難だと感じたのも、真剣に歩いた理由の一つです。
そのなことがあって、チョッと軽めの登山が、とても充実した登山になりました。
無事に山を下り、見慣れた風景を目にした時はホッとしました。
車に帰る道でコケイランを見つけました。
本当のことを言うと、現場ではどこかで見たことのある花としか分からず、帰宅して友だちに確認してもらいました。
そのような山歩きをしながらも、鳥の声を聞いたり、足もとの花にも注目しているのですよ。
鳥の声と言えば、ハッキリしないルートを下りているとき、久しぶりにトラツグミの声を聞きました。
毛無山は小さな山ですが、タカ長たちポンコツ登山隊には丁度いい山になったようです。