タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今のうちに行きましょう

2020年09月05日 | 山歩きから
鳥の先生から情報が入りました。その話題です。

広島県の北西部の山に発電用の風車出来ることは記事にしたことがあります。そのプロジェクトが動き出すようです。

と言っても、山を削ったり道を作ったりと言う、目に見える工事ではありません。

このようなプロジェクトで最初に行われるのが環境への影響を調べる調査で、9月には東京からプロの調査員が現地に入るようです。

タカ長たちの目に見える工事が始まるのはまだ先のことですが、、、、、、

そのような話を聞いたタカ長としては、該当地区の山には今のうちに登っておこう、と言う気持ちになります。

    

その一つが市間山・立岩山のラインです。
このラインに12基の風車が立つようです。その風車も日本最大級のものです。

大きさでいえばリーガロイヤルホテルが12棟建つようなもの、と言えば広島の人には大きさが想像してもらえますが、全高150メートルになるようです。

    

市間山・立岩山の尾根です。この尾根に幅6メートルの道が出来ます。どこからこの尾根に上るのかタカ長は知りませんが、その道がどこかの谷すじを上ることになります。

    

    

この山にはサルメンエビネなどの花が咲きます。タカ長的には花の山です。

タカ長の知っているサルメンエビネは尾根すじに咲いています。と言うことは、6メートルの道路が出来るとこれらの花は絶滅するのでしょうか?

他には湯来冠山のラインなどに合計36基の風車が立つ予定です。その陰で消えて行く命を思うと胸が痛みます。

    

計画に反対することは簡単ですが、原発だけは無くしてほしいと思っているタカ長としては、その代替えエネルギーになる風車を無視できません。何とも悩ましい問題です。

広島の山屋としては、いまのうちのあのあたりの山を歩いておかないといけない、と思います。

    

特に市間山・立岩山の尾根歩き、2時間も3時間も落葉樹の尾根を歩くことが出来る尾根は近郊にありません。タカ長の好きなのは落葉期の尾根歩きです。今秋仲間を誘って行くつもりです。

広島の山屋さん、今のうちのあのあたりの山を歩きましょう。落葉樹の尾根歩きが出来るのは今のうち、みたいですよ。