タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の荒谷林道

2009年12月03日 | タカの渡り観察
赤い鳥を求めて歩きましたが、、、、、、

 未明に雨が降ったのでしょうか?タカ長団地の道路は濡れていました。

 あまり良い天気ではありませんでしたが、本日の野暮用の前に荒谷林道を歩いて見ました。お目当ては赤い鳥でしたが、、、、、



 久しぶりの荒谷林道、タカ長としては遠来のバーダーを呼ぶほどの探鳥地ではないけど、用事の合間にちょっとのぞくには手ごろなところだと認識しているのです。



 前にもこのブログで紹介しましたが、この荒谷林道一帯は99年の豪雨で甚大な被害を受けました。現在は砂防ダムなどの防災工事は終わっていますが、沢どこは荒れたままで草ぼうぼうの状態になっています。

 私たち人間にとっては好ましい状態ではないでしょうが、野鳥たち野生の生き物にとっては好ましい環境になっているように思われます。その沢どこを林道から見下ろすことになるので、そこに鳥がいてくれれば順光で見ることが出来るのです。



 林道のそばもススキが伸び、荒れてきています。



 のり面も荒れ放題の状態で、赤い鳥にとっては最高の舞台だと思えるのですが、今日はその姿を見ることが出来ませんでした。赤い鳥ばかりではありません。青い鳥も黄色の鳥も確認できませんでした。



 姿をはっきりと見ることが出来たのはこのジョウビタキとホオジロだけでした。他にも鳥の存在は感じることが出来たのですが、タカ長の衰えた視力と、それよりもまだ怪しい耳ではまったく野鳥を特定できませんでした。

 いや、ひとつだけ自信を持って特定できたのはウグイス。まぁ、これだけは鳥をする人は誰でも分かる地鳴きですが、、、、、。

 と言うようなわけで赤い鳥は確認できませんでした。ベニマシコでもオオマシコでも良いのですが、一度くらい赤い鳥を見たいものです。

 どなたか行って探して頂けませんか?

 荒谷林道は何となく鳥がいそうな状態になっていることだけは間違いありませんから、、、、。




タカの渡り報告会に向けて

2009年12月02日 | タカの渡り観察
タカの渡り報告会の準備をしています

 今日は快晴。山歩きには絶好の天気ですが、タカ長は今週末行われる「タカの渡り報告会」の準備に追われています。

 この集会は愛媛の鳥友たちが準備されていますが、チラリチラリと洩れ来る情報によると参加者は40名を超えるようです。予想外、と言ったら準備に奔走されている人に失礼かも分かりませんが、本当に予想した以上に多くの参加者があるようです。



 どこからどのような人が集まるのか、タカ長としては意識して聞かないことにしています。その日会場に行ってのお楽しみにしたいのです。東は長野から西は大分あたりからの参加者があるようです。としたらこれまでの「全国集会のミニ版」みたいですね。



 洩れ来る情報を耳にするにつけ、ますます楽しみになってきました。タカ長を含めタカの話をする機会を多くの人が求めていたのでしょう。11月29日のブログにも書きましたが、今回の報告会を機にこのようなタカの話をする場が継続されていくことを願ってやみません。

 今度タカ長たちが世話をすることになったら会場は○○ホテルで、、、、、と今からそのホテルのホームページを見ながら、心の中で準備作業を始めています。



 タカ長も若干の時間を頂いてこのようなタイトルで話をさせて頂きます。

 このタイトルを見ると高尚な話が出てきそうですが、実際は今春の韓国での調査の調査地や韓国の若い研究者を紹介だけの簡単なものです。



 韓国での調査は春のハチクマだけでなくサシバやアカハラダカ、ハイタカなどの調査テーマがあります。現状では韓国人の調査者が非常に少ないので、実質的には私たち日本人が韓国に出かけて行って調査をすることになります。

 韓国は近い国ですが、近いといっても外国なので国内での調査にはない苦労もあります。しかし、その反面国内の調査では感じられない面白さもあります。タカ長としてはその明るい部分に目を向けて、出来るだけ長期間継続的な調査をしてゆきたいと考えています。



 そのときの私たちの目線は日韓両国、広い範囲を頭において調査をしたいと思っています。秋西日本の観察者が白樺峠の観察速報に注目するように、春は韓国からの渡り速報に注目して頂けるような仕組みが出来ることを願っています。



樅の木は残った

2009年12月01日 | 山歩きから
裏山が歩きやすい季節になりました

 師走初日。ほとんど快晴で無風。暖かくて歩きやすい季節になりました。夏の暑さも、邪魔になる虫もいません。



 水苔池(牛池)から見る紅葉。写真では見難いでしょうが中央に樅の木があります。巨木とは言いがたいものですが、近寄ってみるとかなり大きな木です。



 中に入ってみると人が歩いた痕跡がありました。テープも巻いてあります。さっそくその道を利用させて頂いて、私たちの「新道」とさせて頂きました。もちろんその樅の木のそばを通ります。



 この裏山にはかなりの樅の木があったはずです。山頂近くの名刹の近くには巨木が林立しています。その昔から原始の森だったはずです。

 この山も昔からの木が切り払われて杉や檜が多く植えられています。「もし」とか「たら」とか言っても仕方ないのですが、もしこの山に斧を入れていなかったらものすごい原始林が残っていたはずです。市街地の近くにこれだけの原始林がる所は日本広しと言っても多くはないので、少しオーバーに言えば全国から登山者が呼べる山になっていたはずです。

 この樅の木から尾根一つ隔てた谷筋には大きな木が何本もありました。何となく南アルプスや北八ヶ岳の雰囲気があるところでタカ長は好きだったのですが、近年の豪雨や台風の被害で多くの木が倒れその頃の面影はなくなりました。

 しかし、この樅の木は倒れることもなく枝を伸ばしています。近くにはもう一本の樅の木もあります。人知れず立っている樅の木、と言って良いのでしょうか?



 そのトレイルの入口に案内プレートを設置しました。小さなものですが、このプレート一つでこのコースを歩く人が増えるはずです。



 この裏山にはところどころに板切れを使った案内票みたいなものがありますが、ほとんど読めないくらい汚れています。それらを一掃して自分たちでプレートを取り付けることにしています。それが私たちのこの冬のシーズンの仕事(?)です。

 私たちには目を閉じていても歩くことが出来る裏山ですが、初めてこの裏山に足を踏み入れる人もおられるはずです。そのような人の目になって必要最小限のプレートとテープを取り付けるつもりです。