秋葉原、血の惨劇。
昨日、罪も無く殺された人達の葬式がそれぞれあった。
加藤智大。
家庭内トラブル、北海道大学・工学系を目指していたが挫折、自動車整備士にもなれなかった整備士養成短大卒、1年毎に仕事を変えた製造派遣、女友達もいない、ナイナイ尽くし。
だが、どうやって彼を救うことができたのか。
同情か、憐れみか、叱咤激励か、百時間愚痴を聞いても、何も変わりはしない。彼を救うことはできない。
なぜなら、逆説的に言えば、彼は幸福であったからだ。
彼は死に至る病いであったのか? (病院では、抗癌剤の激痛に耐え、頭が丸くはげた子供がベッドで一縷の希望をつないで苦しんでいる)。
彼は五体不満足であったのか? (乙武さんは生まれながらにして両手両足が無いが、今、小学校の教諭として頑張っている)。
彼には両親は無く、実家もない浮浪児であったのか?
何が無かったのだ?
自ら作り上げた、「わがまま」と「甘え」の人生に他者を巻き込む身勝手さは許されない。
「汝、殺すなかれ」の禁を破った者は、地獄の業火に、千年火あぶりにされる。
★
小泉純一郎。
おととい(6・11)横浜で講演をした。元気そうだったが、やはり旬が終わった人は茶飲み話だ。
問責決議が通っても意味がないと強調していたが、そういう言い方は自ら自分の首を絞めることだ。参院決議を無視するならば、参議院をなくせばいいのだ。そういう議論をしないで、一日3億円もコストがかかる参院を指して、「何の意味もありませんから」と聴衆に笑いかけたが、顔は引きつっていた。
姥捨て山医療制度は自らが総理の時に、自ら出席した委員会で怒号の強行採決を行って成立させたが、開けてみたら「年寄りは早く死んでくれ」と言う制度であるから、今、総選挙をやれば自民の自爆テロで吹っ飛んでしまう。
この人が生命をかけたと言われる、郵政民営化は実は全く民営化になっていない。株式上場はない。根幹法である郵便貯金法は一時廃止されたのだが、民営化されたと言われる昨年の10月1日付けでゾンビのように秘かに同法を復活させていた郵政(総務省)官僚。この法律は、郵政は民営化させないぞというものだ。
そして日本郵政株式会社の上には、郵政機構という官僚機構(郵政省)が厳然と存在し、郵政株式会社と各郵便局を支配している。
その意味は、法的には、ビジネスの実態は郵政株式会社ではなく、郵政機構にあることになっており、郵政株式会社は単に機構から委託を受けて仕事をしている「アルバイト会社」のようなものなのだ。つまり郵政民営化というより郵政官僚支配化といってもいい。
さて、民主の前原は「問責は早すぎる」として小沢に反対したが、そういう射程の取り方はいいものを持っている前原さん。
民主も伝家の宝刀を抜いてみたら竹光だったとは、センスが悪い。
★
橋下知事。
「知事を人として尊敬できない」 と課長級職員が面罵したらしいが、こういう傲慢さが公務員の姿だ。
それに対して橋下は、「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」 とやり返したが、当然だ。
朝礼で、男性職員は非公開で行われた会合で 職場の士気が下がっていることを言い、給料カットや庁舎での全面禁煙が理由だと述べたという。
まず禁煙は当然だ。なぜなら煙草は本来麻薬であり、吸わない人に多大な迷惑をかける。 煙草に対する今までの常識が間違っていたのだ。改めるべし。
そして、役人の給料は高すぎる。大阪府の平均職員給与は700万円だ。これは民間の500万円より40%高い。また公務員の平均退職金は2~3千万円だ。(役人トップの事務次官は約8千万円)
民間は、平均を出すのも意味がないほど格差がありすぎる。 働く人の99%を占める中小企業で優良企業は1500万円、そうでなければ500万円からよくて1千万円だが、上下の差が大き過ぎる。 (大企業は2千万円だが、大手商社、大銀行、大手保険は3千万円が相場)。
まあ、それが羨ましかったら、皆、役人になるか大企業に入ればいいのだが、そういう仕組みにはなっていないのが現実だ。5兆8千億円の大借金を大阪は抱えているのだから、税金で禄を貰っている役人も少しは考えてもいいのではないか。
橋下は大阪の救世主だ。彼がいなかったら大阪は間違いなく破産自治体になり、否応無く、職員の半数は削減される。
昨日、罪も無く殺された人達の葬式がそれぞれあった。
加藤智大。
家庭内トラブル、北海道大学・工学系を目指していたが挫折、自動車整備士にもなれなかった整備士養成短大卒、1年毎に仕事を変えた製造派遣、女友達もいない、ナイナイ尽くし。
だが、どうやって彼を救うことができたのか。
同情か、憐れみか、叱咤激励か、百時間愚痴を聞いても、何も変わりはしない。彼を救うことはできない。
なぜなら、逆説的に言えば、彼は幸福であったからだ。
彼は死に至る病いであったのか? (病院では、抗癌剤の激痛に耐え、頭が丸くはげた子供がベッドで一縷の希望をつないで苦しんでいる)。
彼は五体不満足であったのか? (乙武さんは生まれながらにして両手両足が無いが、今、小学校の教諭として頑張っている)。
彼には両親は無く、実家もない浮浪児であったのか?
何が無かったのだ?
自ら作り上げた、「わがまま」と「甘え」の人生に他者を巻き込む身勝手さは許されない。
「汝、殺すなかれ」の禁を破った者は、地獄の業火に、千年火あぶりにされる。
★
小泉純一郎。
おととい(6・11)横浜で講演をした。元気そうだったが、やはり旬が終わった人は茶飲み話だ。
問責決議が通っても意味がないと強調していたが、そういう言い方は自ら自分の首を絞めることだ。参院決議を無視するならば、参議院をなくせばいいのだ。そういう議論をしないで、一日3億円もコストがかかる参院を指して、「何の意味もありませんから」と聴衆に笑いかけたが、顔は引きつっていた。
姥捨て山医療制度は自らが総理の時に、自ら出席した委員会で怒号の強行採決を行って成立させたが、開けてみたら「年寄りは早く死んでくれ」と言う制度であるから、今、総選挙をやれば自民の自爆テロで吹っ飛んでしまう。
この人が生命をかけたと言われる、郵政民営化は実は全く民営化になっていない。株式上場はない。根幹法である郵便貯金法は一時廃止されたのだが、民営化されたと言われる昨年の10月1日付けでゾンビのように秘かに同法を復活させていた郵政(総務省)官僚。この法律は、郵政は民営化させないぞというものだ。
そして日本郵政株式会社の上には、郵政機構という官僚機構(郵政省)が厳然と存在し、郵政株式会社と各郵便局を支配している。
その意味は、法的には、ビジネスの実態は郵政株式会社ではなく、郵政機構にあることになっており、郵政株式会社は単に機構から委託を受けて仕事をしている「アルバイト会社」のようなものなのだ。つまり郵政民営化というより郵政官僚支配化といってもいい。
さて、民主の前原は「問責は早すぎる」として小沢に反対したが、そういう射程の取り方はいいものを持っている前原さん。
民主も伝家の宝刀を抜いてみたら竹光だったとは、センスが悪い。
★
橋下知事。
「知事を人として尊敬できない」 と課長級職員が面罵したらしいが、こういう傲慢さが公務員の姿だ。
それに対して橋下は、「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」 とやり返したが、当然だ。
朝礼で、男性職員は非公開で行われた会合で 職場の士気が下がっていることを言い、給料カットや庁舎での全面禁煙が理由だと述べたという。
まず禁煙は当然だ。なぜなら煙草は本来麻薬であり、吸わない人に多大な迷惑をかける。 煙草に対する今までの常識が間違っていたのだ。改めるべし。
そして、役人の給料は高すぎる。大阪府の平均職員給与は700万円だ。これは民間の500万円より40%高い。また公務員の平均退職金は2~3千万円だ。(役人トップの事務次官は約8千万円)
民間は、平均を出すのも意味がないほど格差がありすぎる。 働く人の99%を占める中小企業で優良企業は1500万円、そうでなければ500万円からよくて1千万円だが、上下の差が大き過ぎる。 (大企業は2千万円だが、大手商社、大銀行、大手保険は3千万円が相場)。
まあ、それが羨ましかったら、皆、役人になるか大企業に入ればいいのだが、そういう仕組みにはなっていないのが現実だ。5兆8千億円の大借金を大阪は抱えているのだから、税金で禄を貰っている役人も少しは考えてもいいのではないか。
橋下は大阪の救世主だ。彼がいなかったら大阪は間違いなく破産自治体になり、否応無く、職員の半数は削減される。