武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

秋の夜長の独白

2013年09月13日 | 国際外交の真実

★9・11 ニューヨーク アタックテロ事件。

秋の夜長の独白。
かつて「巨悪は眠らせない」と誰かが言ったが、その巨悪はスヤスヤと心地良い眠りについている。
やわらかい陽射しの中、瀟洒な飾りつけの寝室、シルクに包まれたフランス製のフカフカの羽根布団の中で目を覚ます、ベッドから起きて、緑の芝生が綺麗に刈り取られた薔薇のガーデンを見ながら、ダブルポーチド・エッグ、フレッシュオレンジジュース、そしてデンマークから取り寄せた濃厚なバターをたっぷり付けたベーコン・トーストを胃の中にゆっくりと詰め込む、そんなありふれたブレックファーストを楽しむニューヨーク州ウエストチェスターのとある超高級住宅街の一角。

そして9月11日がやってくると、いつも思い出す。
あのワールドトレードセンターが美しく崩れ去った瞬間、緻密な計算通りのシナリオは芸術と言っても過言ではない。ハリウッドのスペクタル映画など、俺のシナリオに比べれば、まるで子供だましのようではないか。
老朽化した高層ビルは、美しく消え去る運命にある、そして破壊から創造へ、そうやって人類は歴史を作ってきたのだ。

3000人の犠牲?それがどうした、ちっぽけな数字ではないか、4000人の同胞は救った、イラクとアフガンは徹底的に破壊した、石油は手にいれた、しかも巨額の保険金はキャッシュとして手に入れた訳だし、それでジャップの保険会社の一つや二つ潰れたところで、あの戦争に対する報いだと考えれば合理性が存在する。
それにカミカゼは参考になった。250キロ爆弾を抱えて体当たりをしなければ、カミカゼ・アタックは何の意味もなかったからだ。エルサレムから運んだリトルボーイは思った以上の活躍をしてくれた。その為には少しの苦労と多額のカネがかかった訳だが。
しかしだ、我々が欧州で舐めた地獄の恐怖と辛酸に比べれば、まだ足りないというものだ。息も苦しいほど詰め込まれた窓の無い貨車の中で、名前も知らぬ男女が性行為を始めたとしても、誰が関心を持ったのか、そして羞恥心を持ったのか、心の中の洞穴に吹きこむ風の、空虚な放心の理由は、その列車のデスティネーションはアウシュビッツであったのだから。

iPhoneのメロディー音が遠慮がちに鳴り始めた。
さて、シリアはどうなった、アサドが受け入れただと? オーボーイ!
ふん、プーチンが気づいているのか、この前のロシアでマイ・ニガーがプーチンと極秘会談を持ったそうだが、分からないとでも思っているのか。まあ、いい。ファイナルゴールはテヘランだ。時間はたっぷりある。お楽しみはこれからだ、な。

(じゅうめい、鋭く斬る)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする