★安倍晋三の弾丸ツアー。
安倍晋三は昨日、羽田から2泊6日の弾丸ツアーに飛び立った。
弾丸ツアーと言っても、日の丸ジャンボ専用機だから中にちゃんとしたベッドもある訳だし、IOCが開催されるブエノスアイレスで東京オリンピックを決め、そして日本へ凱旋帰国する、そういうシナリオでうまく行けば、日本にとって大きな収穫だ。
なにしろ今回のオリンピック招致には数百億円の我々の血税が使われている訳だから、何が何でも2020東京オリンピックを決めなければ安倍と猪瀬の政治責任になる。特に安倍にとっては今後の政治生命を占う剣が峰になることは間違いない。
がんばれニッポン。
さて、G20ではプーチンと首脳会談を行なう。そしてオバマとの会談はやる、やらないで二転三転したが、結局、やるという。
オバマにとってシリア攻撃では日本の支持声明が欲しい訳だし、そしてさらにはシリアの反政府組織を支援する為の日本のカネが必要になってくる。
世界はカネで回っている。
さて一方、中国と韓国との首脳会談は実現できず、と日本のメディアは騒ぐが、ゴロツキ中国とチンピラ韓国など相手にせんでいい。
★山本太郎。
参院選の投票前、本ページは山本太郎と思想は異なっても彼を支持すると述べた。なぜなら彼の演説には、私心を捨てた非常に純な物を感じ取ったからだ。
山本は訴えた、「日本の法律(原子力基本法)では年間の被曝線量が1ミリシーベルト以下と決まっているんですよ、皆さん」、暑い中、真剣なまなざしで、額に汗して街頭で必死になって訴えていたものだった。
しかし国会議員になって、まだ一月余りだというのに山本は、「原発ゼロは不可能なんです皆さん。そして被曝線量を年間1ミリ基準ということでやってきたが、これが無理なら3ミリで戦うのか5ミリで戦うのか。今まで通りの進め方ではダメだということに気づいたんです」とな。
おいおい、話が違うんじゃないか、山本太郎君。
君に票を入れた支持者は、君が国会で力を持って政策を実行できるなんて誰も考えていないし、そういう既成の政治的期待度は全くゼロなんだな。
君に期待したのは、どこまでも一途に反原発を叫ぶ、脱被曝を叫ぶ、原発なんていらないと叫ぶ、そういう普通の人たちの代弁者というか、隣のお兄ちゃんの頑張りであって欲しかったのだ。
しかし、山本太郎はあっと言う間に変節してしまった、「原発企業の力がものすごく強くて原発ゼロは政治的には無理、不可能なんです。1ミリを5ミリに広げる戦いもあっていい」、おいおい、そういう妥協とか駆け引きを君に期待した訳じゃない。
胆中の肝でブレるようでは先が暗いというか、票を入れた人々への裏切りなんだな。
この太郎と対照的に小泉さんは「今、原発ゼロしかない」と発言した。自民党のカリスマである小泉さんが「原発ゼロ、やるなら今でしょ」とは、さすがだ。
★山本太郎の隠し子。
子供が産まれたことについて、「一方では不安もありました。この事を公表すれば子どもが狙われ、脅しのネタにされる可能性があるかもしれない」とな。
おいおい、お前はどこかのVIPか。
またしても週刊誌に隠し子をスッパ抜かれて、下半身のイケイケドンドンを暴露されてしまった。非婚の子供を作ったから、単に隠したかっただけではないのか。だからいやらしく、隠し子と言われる。
私人であるならそれはプライバシーの問題だが、参院議員となった今、ちょっと違うな。詳しいことを公表する必要はないが、身辺をきれいにしておかないと、信用されないぞ。
★山本太郎とジャーナリストの増山麗奈。
増山麗奈が山本太郎に街頭インタビューしていたユーチューブ(8・20公開)を見たが、山本太郎に良い印象は持たなかった。いや、正直言って、全くガッカリだね。
その中で太郎は、「原発ゼロは政治的には無理、不可能」と強調していたのは、ホントに落胆した。
そして山本太郎から出ていたオーラは選挙期間中と全く違っていた。選挙期間中は赤い情熱のオーラだったが、今は色褪せたグレイに変わったし、しかも山本の目は泳いでいた。思想が異なっても山本太郎を支持すると述べたのは間違いだったなあ。
原発ハンタイ、原発ゼロ、即時ハイロ、山本太郎を次回落とせ。
(じゅうめい、鋭く斬る)