★紀州ドンファン殺人事件。
モデルで美人の奥さんの実家は札幌市にあり、親が住んでいるという。
そして今年のゴールデンウィーク、札幌の実家に帰省したのだが、その際、母親に結婚したことを一言も言わなかったという。母親は娘が結婚していたことを新聞テレビで初めて知ったそうな。
正式には、ドンファンこと野崎幸助(77)と22歳美人妻は、2月8日に入籍していたのだ。
いくら55歳の年の差があるといっても、正式に入籍したからには結婚であり、その結婚という大事な話を実家に帰ったというのに、一言も親に話をしなかったというのは、珍しいというより、異常である。
なぜ結婚を隠したのか。
殺人を計画していた場合、その後のトラブルを考えると、何も教えない方がいいと考えるのは当然である。
いつか他の男と結婚することになっても、相手の男には「私、バツ一なの」、あるいは「死に別れよ」と、さらりと言っておけばいいし、親には黙っていればバレないと思ったのだろう。
さて、和歌山県警は「野崎氏の死因は急性覚せい剤中毒死」と断定した。
これが殺人計画であったとすれば、その誤算は、死体解剖に回されたことだろう。
(死体解剖を回避する方法はあるが、悪用される恐れがあるので、ここでは書かない)
警察は規則にのっとって、死因不明として行政解剖に回した。
行政解剖といっても実際には解剖しない。
全身の殴打痕や刺し傷などの物理的外傷のチェックと、念の為、血液検査をするくらいである。ところが血液検査で覚せい剤反応が出てしまった。
スワッ、一大事と司法解剖に切り替えられたことが事件の始まり。
司法解剖とは、殺人を視野に死体を解剖することである。そして野崎さんの胃の中の内容物チェックと各臓器の一部を採取して薬物中毒の検査に入った。
どのようにして野崎さんの体内に覚せい剤が入ったのか。
致死量の覚せい剤は飲み物か食べ物に入れられ、体内に入ったと警察は見ている。
そして体内に入ってから麻薬が利いて、幻覚や異常感覚を覚えるまで30分から1時間、そして死亡に至るのが1時間後、司法解剖では死亡推定時刻は午後9時とされているから、致死量の覚せい剤を飲まされたのは午後7~8時頃と見られる。
その時間には妻とお手伝いさんしかいなかった。
午後8時過ぎに野崎さんのいる寝室から異様な物音がしたと1階の居間にいた妻とお手伝いさんが証言している。しかし、なぜその時、二階に行って旦那の様子を見なかったのか。
結果的には、午後10時半に奥さんが二階で倒れている旦那を見つけて警察に通報した。その際、お手伝いさんは倒れていた野崎さんに心臓マッサージを施したが、既にカチンカチンに身体が硬直していて、どうにもならなかったと証言する。
普通、心臓マッサージは奥さんがやると思うけど、お手伝いさんに救急車を呼んでもらって。
さて、いくら綿密に計画した殺人でも、必ずミスはあるものだ。
★ワシントンの連邦議事堂。
こういうのは日本がやっても迫力はないが、英国がやるとインパクトが違う。
韓国系団体が6月7日に慰安婦像の特別展示を連邦議事堂で実施するという。
これに反応したのがベトナム戦争における韓国軍兵士による性的暴行問題を追及する英国の民間団体。
この英国団体「ライダイハンのための正義」(ピーター・キャロル会長)は、その展示会場で韓国の責任糾明を訴え、性暴行を象徴する「ライダイハン像」を展示会場に持ち込むという。
英国の市民活動家はアピールする、「ベトナムで韓国軍兵士の性的暴行に遭った女性たちが苛酷な人生を送っていることを世界の人たちに知ってほしい」
昨年9月の団体設立式典で、英国人彫刻家、レベッカ・ホーキンスが制作した約40センチのライダイハン像が披露された。
ライダイハンとは、ベトナム語で「ライ」は混血、「ダイハン」は「大韓」を意味し、韓国軍兵士がベトナム人女性を強姦した果てに生まれた子供を指す。
ベトナム戦争当時に韓国兵士がベトナム人女性数万人を強姦し、その結果生まれたライダイハンが約1万人いる。そしてベトナム村民を標的にして韓国軍の射撃訓練で虐殺されたベトナム人も多数。
韓国政府はそれらの事実関係を認めず、謝罪も賠償も行っていない。
(じゅうめい)