★人気ユーチューバー、下半身麻痺の車椅子女性
まだ20代の下半身麻痺の車椅子女性で、人気ユーチューバーの「現代のもののけ姫」が、「永田町事件」なるタイトルの動画をアップした。
その動画を見た。
何カ月か前の1本目と最近アップしたその後書き的な2本目。
その顛末を端的に述べると、ある早朝、友人と日本の政治の中心地、永田町に行った時の、彼女いわく「事件」について。
永田町に行くのに地下鉄永田町駅を使った、なぜなら永田町駅の上にあるレストランで、モーニングを食べるのが目的だった。
ところが永田町駅に着いたはいいが、エレベーターがなかった。
そこで駅員さんに助けを求めたところ、エスカレーターはあったが、前に車椅子の事故があって、車椅子は使用禁止だという。
代わりに階段に装備されている車いす用の昇降機を使うことになった。
最初の長い階段は昇降機で登った。ところが次にまた4段の短い階段があった。
その位なら、私の連れ(男)と駅員さん2人で車椅子を持ち上げて欲しかったが、駅員さんはダメだという。
結果、その4段の階段を登るためにまた別の昇降機を使うことになった。
ところが駅員さんは不慣れな為に運転に時間がかかり、イラッとしたという話。
だったら男2人で車椅子を持ち上げてくれれば良かったのに、そのレストランに1時間も遅れた、と不満タラタラ。
(じゅうめいコメント)
まず、駅員さんは会社のマニュアルで、車椅子を持ち上げて階段を登ることは禁止です。
例えたった4段の階段でも、理由は危険だから。
もし事故が起きれば会社はもちろん、駅員さんも法的に損害賠償の責めを負います。
ですからそこにクレームをつけるのは的外れであり、非常識です。
また同行の友人が撮った動画を見ると、駅員さんは不慣れな中でも一生懸命、介助しようとする姿が映っていました。
しかし「現代のもののけ姫は」呆れたように笑ってましたね。
そのことについて彼女は、「駅員さん、あたふたと何をやってるやら。消防士が消火であたふたとやっていたら仕事にならない。駅員さんも仕事ならちゃんと昇降機を動かしてよ」と切れてましたが、消火は消防士のメインな仕事であっても、昇降機の運転は駅員さんのメインではないし、運転する機会も少ないでしょう、それに動画では不慣れな中でも駅員さんの一生懸命な姿が伝わってきました。
次に、これを言ったら、「私がどこに行こうが私の勝手」と言うでしょうが、地下鉄を使って車椅子で永田町駅のレストランになど行きませんよ、行くなら車です。
狭い空間の地下鉄構内ではエレベーターが不備な駅が多いということです。
ただその時、永田町駅はエレベーターの工事中だったそうです。
また、この「現代のもののけ姫」
自分のことを、「私」とか「自分」じゃなく、「おい」と言うのですから、驚きましたね。
「おいはこう思った・・・・」
今まで、自分を「おい」と言う女性を見たことがありません。
PS,
車椅子を常に扱っている介護士さんによると、「車椅子を人間の手で持ち上げることはタブーです。ましてや階段を登ることなどあり得ません」
(じゅうめい)