光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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蒸機とレイアウト

2008-03-26 22:28:49 | 鉄道模型 

 今回は年越し運転で感じた事を。
 当レイアウトの主力は電車が中心で蒸気機関車類はC62と58が1両づつ在籍するのみとなっています。
 (趣味を中断する前はC11もありましたが)その中でC58は個人的に思い入れがあった機関車でもあって昨年近所のショップの店頭で見かけた時に思わず買ってしまった物です。

 買った当初は気にづきませんでしたが、家に帰ってレールの上にC58を載せてみた時
 ・・・思わず失望しました。
 上回りの細かさは流石に良い物でしたが、足回り、特にフランジのでかさと車輪自体の分厚さは如何ともしがたい物がありました。この部分だけ取ってみると上回りとのギャップが大きく、とても飾って楽しむ気になれなかったのは確かでした。
 大真面目にその時はNゲージでSLを買うのはやめようと思った物です。

 その後、同じKATOからC62がリリースされこちらはC58で抱かれていた悪印象が一気に払拭される出来でした。
 大晦日に衝動買いしてその日の年越し運転に参加させる事とし、その際に仕舞いこんでいたC58も引っ張り出しました。
 その時まではこれほどの出来のC62と並べるとC58の方は見劣りして仕方ない気持ちでした。

 ところが、年越し運転を始めC62と共にC58にも客車を繋ぎレイアウト上を走らせて見ると、どうした事かそれまでの悪印象が嘘の様に拭い去られました。疾走するC58の姿はすれ違うKATOの力作のC62と比べて全く見劣りしないばかりか場面によってはC62よりも魅力的に見えたのです。
 これを見て改めて感じた事はやはり「機関車の模型は走らせてこそ華」という事でした。それも1両だけでなく客車なり貨車なりを牽かせ、できるだけ似合う風景の中を走った時に初めて100%魅力を発揮しうると感じた次第です。

 元々フランジがでかいのも車輪が厚いのもきちんとした走行性能を発揮する為の仕様だった訳ですからそこだけを取って製品の優劣を語るべきでない。それは知識として知ってはいても実際に走らせて見ないと実感できない部分でした。

 色々と考えさせられた年越し運転でした。