光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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SONYのED75から・その2

2017-03-19 05:30:33 | 車両・電気機関車

 さて、このSONY製ED75、やはり気になるのはその走りっぷりです。

 購入時に自走できる事は確認していたのでその点では関水金属のC50よりは幾分気楽ではあります。
 このモデルは動力に特徴があり4軸の内中央の2軸が固定された動力車輪。外側の各1軸は台車マウントで首を振る設計です。

 これは以前に紹介した50年前のアーノルドラピードのDLのそれに酷似した設計なので走りっぷりもそれに準じる事は容易に想像できます。
 念のためにギアにグリスアップして車輪も清掃。
 メインレイアウトのエンドレス上でこれまたSONY製のスハ43を3両を繋いで試走。
(この「スハ43が3両」というのも驚くべきポイントです。通常のセットではスハは2両しかありません。一体、前のユーザーは一体どういう条件でこのモデルを入手していたのか非常に気になるのですがこれは余談)

 パワーパックのスロットルを徐々に開くと案外するすると走ります。
 但し「50年前のモデルとしては」という条件が付きますが。
 加減速に対する反応性はがさつの一語。スロットルを開くとかなりの勢いで流れる様に走る辺りはアーノルドよりもスムーズなくらいです。
 ただ、走行中に台車から盛大に火花が散る所もアーノルドと同じ。
 これも例によってROCOを集電部に軽く塗布するとかなり改善して走行も安定しました。
 こういう時はROCOは絶大な威力を発揮します。
 (さすがに最近のモデルにこれを使うのは躊躇しますが)

 このED75はブランドこそSONYですが実際に作っているのは「マイクロトレイン」というブランドの町工場だったそうです。
 ここがどれだけ模型に対する造詣があったのかよくわからないですが、とりあえず走らせる模型としての基本は押さえていた事は分りました。

 ・・・そういえばこのED75「日本初のアゴ割れスカートモデル」の栄誉もになっていたりします(爆笑)

 カプラーはこれまで見てきたどのモデルとも異なる金属製の引っかけカプラー。
 とはいえ左右に振れても復元できる様に線バネを組み込んでいるのが興味を引きます。

 さて、このED75ですが実は前ユーザーが手を加えたポイントがもうひとつありますがそれについては次回に。