光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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こんなところでテツドウモケイが売られていたはなし(笑)

2020-08-29 05:28:26 | 思いつくままに・考察
昨年初め、NewDays限定の鉄コレが「駅の売店で買えるテツドウモケイ」という事で(わたし的に)結構なインパクトを受けたはなしを書いたことがあります。

 私がこの趣味に入った頃は「鉄道模型は模型店、あるいは模型コーナーで買うもの」と思っていたのですが、以来40年を経てみるとこれまでにも「まさかこんなところで鉄道模型を売っているとは!」と驚かされた経験も少ないながらあったりします。
 今回はその辺の思い出話でも。

 昭和の終わり頃(私にとっては趣味の中断期間中だったのですが)ある夏の日、知り合いに会いに池袋に出かけた折のこと
 東口の駅前広場の露店を覗きながら歩いているとなんだかどこかで見たような箱が並んだ路上販売がありました。
 ふと興味を持ってのぞき込んでみるとそれらの箱は「マイクロエースの『趣味のカラー』の車両セットだったのです。

 補足しておきますと「趣味のカラー」とは当時のマイクロエースの既存モデルだったEF71,EF64と10系客車をアムトラックやらTGVやらイタリア国鉄などの外車のカラーリングに塗り直したセットもののNゲージモデルです。
 まあ、当時でも鉄道模型としては変わり種商品ではあったのですがよもや「露店のバナナの叩き売り並みの感覚で鉄道模型が売られている」というのは当時も(今も)結構なインパクトでした。

 流石にその時は手を出せなかったのですが今では「趣味のカラー」自体がそれなりにレアものですからあの時買っておけばよかったかなとか思い出すことがありますwww

 それから10年位経った頃でしょうか、家族に会いに岐阜まで出かけた帰りがけ、中央自動車道の諏訪湖上り線のサービスエリアの売店を覗いていた折、
 そこのショールームにマイクロエース(またかい)のお召列車のセットが並んでいてこれまた仰天しました。
 当時KATOやTOMIXよりも安価だったとはいえ鉄道模型のセットなどサービスエリアで買うには結構な高額商品だったのは間違いありません。
 (第一、上り線のサービスエリアという事は長野の観光の帰りにでも寄る場合が多いと思うのですが観光地で散財した後にこんな場所でわざわざセットものの鉄道模型を買ってゆく客がどれくらいいるものなのか未だに謎です)

 確か他のセットものもいくつかあったと思いますがお召列車セットだけが私の中に鮮烈な印象を残します。

 更に10年くらいして岩手に帰省の折「SL銀河」に乗った折には車内の売店で「天賞堂の16番蒸機」が陳列されているのを目撃しています。
 「走行中のSL列車の中で16番モデルを注文し、その場で梱包してもらって持ち帰る客」というのも想像を絶しますがある意味「思い出に残る買い物」という点ではインパクトだけはありそうです。

 まあ、私なんかは何よりまずお財布がそれを承知してくれないですが。

 さすがに八百屋とか魚屋さんで鉄道模型なんてのはありませんが、この20年くらいの間に鉄道模型は模型屋さんでという感覚が徐々に変わってきている気がするのも確かではあります。
 第一(中古とはいえ)ブックオフという古本屋さんで普通に鉄道模型が買える時代(それも私の現住地とか故郷の様な絵に描いたような田舎のロケーションの店で、です)など20年前くらいでは想像すらできなかったですし。
 尤も、その一方でかつては模型屋さんに並ぶ鉄道模型を売る店だったデパートやスーパー(当時のニチイ系など)というのは少なくとも地方では絶滅していますが。