光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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ノスタルジック鉄道コレクション 第3弾

2022-10-13 05:13:28 | 車輌・電車
 先日、ようやく入荷した「ノスタルジック鉄道コレクション」の第3弾を引き取ってきました。
 前回の第2弾が主に小型の気動車とディーゼル機関車をモチーフにしていたのに対して今回は電化した小私鉄の車両たちと言った趣です。

 その陣容は電気機関車・蓄電池機関車が4タイプ、小型電車3タイプとその付随車(又は客車化したもの)が3タイプ。
 箱買いしてそれなりの動力を充てがうと小私鉄がひとつ開業できそうなレベルです(笑)

 これまでのノス鉄のラインナップを俯瞰して感じるのですが、第1弾のEB10とか第2弾の富井電鉄DB20などはどうにかフルスケールのレイアウトでも入替機などで対応できそうなデザインと設定にはなってはいます。
 が、それ以外の客車、気動車などはフルスケールのレイアウトで使うというよりも独立した小レイアウトで使った方が似合うような印象を受けます。

 大昔のHOのレイアウトではこの種の小型車両に対応したレイアウトの作例が多かったですが、車両のフル編成、フルスケール嗜好の高まりとともに徐々に廃れてしまった(或いはナローに移行した)印象があります。
 ノス鉄のラインナップを見ているとその頃のHOモデルの小型車両への回帰の様なものも何となく感じたりはします。

 或いはレイアウトのインテリア志向に対応してBトレとかZショーティみたいな「トランクに収まるレイアウト」「ギターケースの中のレイアウト」と言った様な「オサレ・カワイイ系のレイアウト」が似合いそうな気がします。
 (但し上記のふたつに比べると少しだけリアル志向なので「大人でも楽しめるホビー」のノリを残してはいる感じもしますが)

 今回の電車系ラインナップもその線には忠実にデザインされてはいますが、メルヘンを語るには聊か可愛げに欠けますし、もっとリアルな方向を語るには逆に愛想に欠ける印象も感じたりします。
 尤も、最初は同じ印象を持った「猫屋線」のナロー車両も後になるほど愛想が出てくるデザインのモデルに変わっていった経緯がありますから、ノス鉄も今後に期待という処でしょうか。

 わたしがノス鉄の車両を増備しているのは専らミニSLレイアウト「棚幡線」での運用を念頭に置いているからです。

 それと照らし合わせると「週刊鉄道模型・少年時代」とか「週刊SL鉄道模型」のレイアウトを持っているかそれに準拠した様なミニカーブ主体のレイアウトを作っている人にはお勧めできるアイテムですし、今後そういうレイアウトを作ってみようかと思っている人にも魅力的なシリーズかもしれません。
 これだと畳1枚の8分の1程度のスペースでも「列車の走るレイアウト」が持てるでしょうから。

 個々のアイテムについては次回以降に。