光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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「Nゲージモデルで知る小型機関車」

2022-10-23 05:09:13 | 書籍
 先日閉店迫る某大型書店で久しぶりに衝動買いした鉄道模型本から
 「Nゲージモデルで知る小型機関車」(イカロス出版)

 ノス鉄の登場でここ最近ラインナップの充実が加速傾向な「Nゲージの小型機関車」を題材にしたバイヤーズガイド(ただし生産終了品も掲載されています)です。

 以前から「併用軌道メインのミニレイアウト」や「週刊SL鉄道模型」のレイアウトなんかを作ってきた身からすれば最近の小型機の充実には目を見張るものがあります。
 従来、外国製品に比べて一歩も二歩も劣る印象だった走行性についてもチビロコ用のコアレスユニットやノス鉄の動力ユニットなどの登場でようやく「ミニカーブを安心して走らせられる小型機関車」が揃いつつありますから本書の出版はまさに時宜を得たものと言えます。

 本書ではDD16より小さいくらいを基準サイズとしたスケール機を中心に取り上げています。まあ、実車準拠の話が進めやすいですし、実際にスケール機の充実は著しいものがあります。
 ただ、これらの小型機の大半は運用地域が限られるローカル私鉄の車両が多いので実車準拠の編成だとどうしてもバリエーションが限られてしまう弱みがあります(更に同じ理由で形状に一癖ある様なプロトタイプも多く、やや一般性に欠ける印象を与えてしまうきらいもあります)

 できるなら改造の種ぐるまとして使えるかもしれないフリーのモデルにももう少し光を当てても良かったのではないかという気も少しだけしていますw

 が、この手のジャンル本の製品ガイドとしてはイカロス出版のこのシリーズはユーザーには心強いものであることは間違いありません。