独立したエンドレスがいくつもある関係でパワーパックもそれに合わせて増えています。年越し運転のとき等は電源コードとフィーダー線が見苦しい位に這い回りました。きちんとしたボードを作りたいと思うのですがいつになるのやら。
さて、その中でTOMIXの場合、普通のタイプと中古で買ったトラコンタイプの二つのパワーパックを使っています。性能的にはこの二つは殆ど違いがないのですが、左の方はレオスタットを回して直接速度を調整するタイプ、右の方はマスコンとブレーキレバーを操作して速度でなく加速の度合いを調整するタイプです。
運転していてリアルな感じがするのは無論右の方なのですが、一人で列車の走行写真を撮ろうとする時等には逆に厄介な事があります。シャッターチャンスを探っている間もどんどん列車が加速(又は減速)し続けるのでその都度速度を調整しなければならず結構煩雑になります。又、常に列車を視認しながらの運転になるのでトンネルが長かったり陰に隠れている時などは見えない列車の加減速を調整し続ける事になります。
(気を抜いているとトンネルからかなりの勢いで列車が飛び出して来て驚く事があります。電気街レイアウトなどは本線の線路の半分が隠れているので単純なエンドレスでも見えない間に結構加速します)
こういう場合は単純なタイプの方はレオスタットを止めた位置で速度が固定するので割合気楽に操作でき、又、運転しながら他の操作も行う時には楽なようです。
ただ、このタイプのパワーパックは線路配置が単純だったり、レイアウトが小さい時には却って退屈しやすいのも事実です。
あくまでも個人的に感じた事ですが、トラコンタイプの運転台型パワーパックは単純な線路配置の小レイアウトで小型車輌や短編成の列車を走らせるのに向いている様に思いました。単純な小エンドレスでもその中で微妙に加減速や惰行を操作していると案外退屈しませんし、レイアウトの全体が把握しやすいのでその中で加速や減速のタイミングを計り易いと思いました。
こうしてみると容量やスペックとは別な所で目的に応じたパワーパックの選び方というのがありそうですが、昔はそれでも実物並みの操作ができるパワーパックがゲージを問わず殆ど存在していなかったのですからいい時代になった物だと思います。