今回も、宅建110番パーフェクト テキストの第19講です。
まだ、請負が残っていました。
これは、大工さんに家を建ててもらう契約ですね。
請負と売買と違いを、まず押さえましょう。
通常、請負は、契約の前には何もないということです。これから完成させるんですから。
売買では、できている物を売るということですね。
ですから、請負は、製造過程にまで口を挟むことができるんです。注文者はね。
そうすると、引渡の前に、必ず仕事の完成という行為が入ります。
契約成立から仕事完成までと、完成してから物の引渡までと、こう分析できるでしょう。
きちんと分析できることも、法的センスがでてきた証拠ですからね。
で、製造過程に介入できますから、いやなら注文者はいつでも請負人をクビにできるんです。これが大切。
完成したら、理由のない解除はできませんから。ですよね。
で、完成したら、あとは瑕疵担保責任で調整します。
売主と違って、修補能力がありますので、なおせと言えますね。
後は、損害賠償、解除はとくに例外だから、目的不到達のとき、それでも工作物は解除もできない、となっていますね。
昨年の本試験問題を思い出されます。
この担保責任は、売買の場合なら、知ってから1年でしたが、ここは引渡から、何年ですね。それは、製造過程をチェックできますから、使えばすぐにわかるだろうということです。
そういう、違いを大切にして、覚えましょうね。
それができれば、大丈夫です。
では、また。
☆ 宅建110番シリーズのご紹介。
各1講1ページ(板書+解説型)の完結型です。
必要な知識をこの本を読んで、インパクトのある記憶に残る書き方をしました。
理解が伴い、勉強しやすい最適なテキストとなっています。
下記テキストをよろしくお願いします。
宅建110番 パーフェクト2013
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