今年の権利の問題で、これはという問題は、問8でした。
得点できましたか。チェックしてみてください。
合格できなかった人は、これができないような学習をしてきたということで、見直さないとマズイです。
権利がとれた人は、この問題がきっととれていたはずです。
できていない人は、肢4などで揺さぶられて、ミスをしています。
そういう意味で、合否とまではいきませんが、でもターニングポイントとなった問題でしょうか。
私自身は、連帯債務は今年は出ると言い続けていました。これか保証か。
予想問題でも作ったのですが、ご存じのように出なくて、それは残念でした。当たっていたいたのに。
以下の問題(問8)です。
・・・・・・・・・・・・・・
A、B、Cの3人がDに対して900万円の連帯債務を負っている場合に関する次の記述のうち、
民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。なお、A、B、Cの負担部分は等しいものとする。
1 DがAに対して履行の請求をした場合、B及びCがそのことを知らなければ、B及びCについては、その効力が生じない。
2 Aが、Dに対する債務と、Dに対して有する200万円の債権を対当額で相殺する旨の意思表示をDにした場合、B及びCのDに対する連帯債務も200万円が消滅する。
3 Bのために時効が完成した場合、A及びCのDに対する連帯債務も時効によって全部消滅する。
4 CがDに対して100万円を弁済した場合は、Cの負担部分の範囲内であるから、Cは、A及びBに対して求償することはできない。
・・・・・・・・・・・・・・
正解は、肢2ですね。
簡単に解説します。肢1は、履行の請求で絶対効がありますね。超、重要論点です。
肢2は、自分で相殺ですから、弁済と同じですね。当然、絶対効です。
これが正解とすぐに分かりますね。そんなに難しい問題ではありませんが、正答率はよくありません(?)。
肢3は、負担部分のみ絶対効がある「そう、めん、じ」の「じ」ですから、「全部」の点が違いますね。
で、肢4ですが、これは判例で難しいのです。肢4のように考えることもおかしくないからです。
これは予想問題で仮に解いていると、非常に安心だったでしょう。
が、これが出たと言うことと、今年は不法行為がでていないので、おもしろい判例が来年は出そうだなということになります。
講師の感です。
これは、来年の予想問題で披露しますね。
ここは、肢3,4までいくことなく、肢2で決着を付けないといけない問題ですよ。
では、また。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※いろいろご迷惑をおかけしております。何かありましたら、お問い合わせは、下記にお願いします。よろしくお願いします。
オフィス高橋 タクト研究所 高橋克典
アドレス:taktsoccer@yahoo.co.jp
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そういう意味で、合否とまではいきませんが、でもターニングポイントとなった問題でしょうか。
私自身は、連帯債務は今年は出ると言い続けていました。これか保証か。
予想問題でも作ったのですが、ご存じのように出なくて、それは残念でした。当たっていたいたのに。
以下の問題(問8)です。
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A、B、Cの3人がDに対して900万円の連帯債務を負っている場合に関する次の記述のうち、
民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。なお、A、B、Cの負担部分は等しいものとする。
1 DがAに対して履行の請求をした場合、B及びCがそのことを知らなければ、B及びCについては、その効力が生じない。
2 Aが、Dに対する債務と、Dに対して有する200万円の債権を対当額で相殺する旨の意思表示をDにした場合、B及びCのDに対する連帯債務も200万円が消滅する。
3 Bのために時効が完成した場合、A及びCのDに対する連帯債務も時効によって全部消滅する。
4 CがDに対して100万円を弁済した場合は、Cの負担部分の範囲内であるから、Cは、A及びBに対して求償することはできない。
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正解は、肢2ですね。
簡単に解説します。肢1は、履行の請求で絶対効がありますね。超、重要論点です。
肢2は、自分で相殺ですから、弁済と同じですね。当然、絶対効です。
これが正解とすぐに分かりますね。そんなに難しい問題ではありませんが、正答率はよくありません(?)。
肢3は、負担部分のみ絶対効がある「そう、めん、じ」の「じ」ですから、「全部」の点が違いますね。
で、肢4ですが、これは判例で難しいのです。肢4のように考えることもおかしくないからです。
これは予想問題で仮に解いていると、非常に安心だったでしょう。
が、これが出たと言うことと、今年は不法行為がでていないので、おもしろい判例が来年は出そうだなということになります。
講師の感です。
これは、来年の予想問題で披露しますね。
ここは、肢3,4までいくことなく、肢2で決着を付けないといけない問題ですよ。
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