高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”・・・・・ まずは“宅建資格”から

法律系資格を取得しようとする場合、まず民法の勉強はかかせませんね。さらに、好きになって得点源にぜひしたいものです。

R01本試験「問40肢1」に一言・・・。

2020-06-02 10:37:39 | ひとりごと・・・宅建関係
勉強進んでいますか。

昨年の本試験の解説をこれまでしていませんでしたので、徐々に書いていこうと思います。

今回は、宅建業法の問40の肢1を取り上げてみたいと思います。

宅建業法の中でもっとも正答率が良くなかった問題です。
講師目線でいくと、これよりも最初に解説した問題44の方が難しいとおもうのですが・・・。

・・・・・・
次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 宅地建物取引業者の従業者は、取引の関係者の請求があったときは、従業者証明書を提示しなければならないが、宅地建物取引士は、重要事項の説明をするときは、請求がなくても説明の相手方に対し、宅地建物取引士証を提示しなければならない。
・・・・・・
落ち着いて、前半と後半の分析判断をします。

まず、前半は、従業者は、取引の関係者の請求があったときのみ、従業者証明書を提示しないといけません。ちゃんとした従業者かどうかのチェックですね。

次に、後半です。
宅地建物取引士は、重要事項の説明をするときは、たとえ請求がなくても、説明の相手方に対し、宅地建物取引士証を提示しなければいけません。

後半での知識はこれだけに終わらずに、思い出せましたか。

まず、それ以外には従業者証明書と同じ請求があれば提示ですね。

さらに、罰則はどうですか。重説の時だけ罰則の適用がありました。
いくらですか。

10万円以下の過料ですね。

あとは、提示は説明の前にするのですね。書面の交付前でなくてもいいのです。

通常は、交付してすぐに説明を始めますが、IT説明の場合には、事前に送付しますから、交付→自ら提示→説明、の順となります。

この問題を解いたとき、このような付随論点もしっかり出てきて、過去問が解けた、ということになるのでしたね。

この肢だけなら、2,3回解けば、○と覚えてしまいますからね。

そうではなく、何回もしっかり解きたいと思うわけです。

では、また。 



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高橋克典
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高橋克典
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