ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

「こんな夜更けにバナナかよ」

2018年12月05日 15時58分07秒 | 映画
渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ : 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』は、2003年に北海道新聞社から出されたもの。
はじめて、この書名を聞いたのは、ニューヨークでだった。障害者権利条約の特別委員会の傍聴にいっていた時のことである。ちょうど、日本NGOの事務局をやっていたDPIの方がつぶやいたのが最初。だから、2004年か2005年頃だったかな。自立生活の支援をしていた人たちの間で話題になっていたものだろう。
その時、下品なぼくは、『こんな夜更けにバナナかよ』という書名は、「こんな夜更けにウ○コかよ」の意味だとばっかりおもっていたことを白状しておく。トイレ介助が頭に浮かび、バナナを比喩だと思いこんでいたのだった。
権利条約特別委員会が終わって、帰国してから本を買った。それが映画になった。深夜、「バナナ食べたい」との一言に・・・こんな夜更けにバナナを買いに走らされる場面が。映画のチラシは以下のとおり
 

「ブランゲ文庫」の中の「手をつなぐ子等」(承前)

2018年12月05日 12時30分36秒 | 田村一二

ブランゲ文庫の中には、二つの『手をつなぐ子等』があることは先に示した。第6版と第7版である。削除修正についての点検は今後の課題となるが、その表紙だけ示しておきたい。なお、伊丹万作脚本・稲垣浩監督の映画『手をつなぐ子等』の公開は、1948年の3月30日が初日だった。それ以後、この映画と共に第6版、第7版が刷り増しされていったものと思われる。なお、映画のGHQによる検閲の内容や再版されたものの修正との関係も検討の課題となろう。

第6版は、昭和23年6月1日の発行となっている。表紙をスキャンしたものは以下のものであり、ナンバーと6月7日の日付が書かれている。

第7版は、昭和24年3月1日の発行である。こちらは、1949年の3月14日の日付のようによめる。