昨日、電車の往復の中で読んでいたら、とまらず家に帰っても読んでしまった。あいかわらず、咳が止まらない。
小杉健治『父からの手紙』もともとは、NHK出版から出されたもの。内容は以下のように紹介されている。
家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。