信州から帰ったとたん、山本さんから「マツタケ出たよ!」のメール。で今日、とるものもとりあえず山本山に見に行ってきた。
今日現在、27本が確認されている。昨年が31本だったそうなので昨年を上回る勢いだ。京都では夏の高温と初秋の雨不足で大凶作らしいから、山本山では整備の成果が現れてきていると言えそうだ。
クロカワも7本出ていた。
クロカワは人によってはマツタケより珍重される。表面は黒褐色で、ぬめりがなくさらっとしていて、かさの裏は白い網状、少しかたいと感じるほど身はしっかりしている。足が短く地面にへばりつくように生えるため、その色とあいまって見つけにくいキノコだ。
醤油つけ焼きにして食べてみた。
苦いと言われているが、食べてみるとほのかに苦味を感じる程度で決して強くはない。むしろ淡白な味だ。食感が独特で、うまい例えを思いつかない。あえて例えれば、エリンギとコンニャクと落雁をたして3で割ったような、少し粉っぽくシャキシャキ・プリプリした感じ。この他にない独特の食感が、好き者にはこたえられないのかもしれない。正直、私にはまつたけよりうまいとは感じられなかった。